
DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「ナイトメア・アリー」と言う、作家ウィリアム・リンゼイ・グレシャムの小説「ナイトメア・アリー 悪夢小路」を原作にした映画。
米国で製作されたネオノワールのサイコスリラー物。
日本では、2022年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
のぞいてごらん、美しい悪夢を。大恐慌時代のアメリカ、ショービジネスでの成功を夢見る、野心溢れる青年スタンがたどり着いたのは、人間か獣か正体不明な生き物を出し物にする怪しげなカーニバルの一座だった。そこで読心術の技を身につけたスタンは、人を惹きつける才能と天性のカリスマ性を武器にトップの興行師となるが、その先には想像もつかない闇が待ち受けていた…。
ストーリー:ウィキペディアより(キャストを加筆)
1939年。浮浪者のスタン・カーライル(ブラッドリー・クーパー)は流れ着いた見世物小屋で、「獣人(ギーク)」と呼ばれる男が生きた鶏を貪り食う見世物を見物する。その後、スタンは見世物小屋で日雇いの仕事を見つけるが、その日の夜に獣人の逃亡事件が発生し、スタンは獣人を捕獲したことでオーナーのクレム(ウィレム・デフォー)の目に留まり、そのまま見世物小屋の一員として雇われ、透視の手品をするジーナ(トニ・コレット)と夫ピート(デヴィッド・ストラザーン)の助手を務める。アルコール依存症のピートはコールド・リーディングの手品を得意としていたが、手品を悪用して正常な判断力を失ってしまう危険性を理解して人前で披露することを止めていた。スタンはピートから手品を教わるが、彼から「コールド・リーディングを決して死者との対話に悪用しないように」と釘を刺される。また、スタンはクレムから、行き場を失った浮浪者を洗脳して獣人に仕立て上げる方法を聞き出していた。同じころ、スタンは「電気人間」の手品をするモリー(ルーニー・マーラ)と恋仲になり、一緒に見世物小屋から独立することを提案するが、彼女に拒否されてしまう。ある日の夜、スタンはピートに頼まれて酒を調達するが、その酒を飲んだピートが発作を起こして死んでしまい、スタンは罪悪感にとらわれる。それから間もなく、保安官のジェデディア・ジャッド(ジム・ビーヴァー)が現れて見世物小屋を閉鎖させようとするが、スタンはコールド・リーディングを駆使してジャッドを丸め込み、見世物小屋の閉鎖を回避する。それを見たモリーはスタンと独立することを決意し、スタンはジーナから、ピートが保管していたコールド・リーディングの手法が書かれたメモ帳を受け取り、見世物小屋を後にする。
2年後。スタンとモリーはバッファローで富裕層を相手にしたショーでサイキック・アクトの手品を披露して成功を収めていた。ある日の公演中、心理学者のリリス・リッター博士(ケイト・ブランシェット)が手品の種を明かして手品を妨害するが、スタンはコールド・リーディングを使い、逆にリッター博士を言い負かし、さらに同席していたキンブル判事(ピーター・マクニール)にもコールド・リーディングを使い「霊媒者」としての名声を得る。ショーの終了後、スタンはリッター博士からキンブル判事を紹介され、「自分と妻のために、死んだ息子と話をさせて欲しい」と相談され、多額の謝礼を提示される。モリーは依頼を断るように説得するが、スタンは依頼を受け入れてしまう。後日、リッター博士はスタンを自分のオフィスに呼び出し、彼に「自分の正体を明かせば、キンブル判事の情報を提供する」と協力を申し出る。申し出を受け入れたスタンはリッター博士から情報を受け取り、キンブル判事の息子との対話を行い、判事夫妻の信用を得ることに成功する。スタンはリッター博士と報酬を山分けしようとするが、リッター博士「お金には興味がない」と断り、代わりにモリーに知られないように報酬をオフィスの金庫に預かることを提案し、スタンは提案を受け入れた。
スタンはキンブル判事から、バッファローの大物資産家であるエズラ・グリンドル(リチャード・ジェンキンス)を紹介される。グリンドルはリッター博士の治療を受けていたことから、スタンはリッター博士に情報提供を依頼し、彼がドリーという女性に妊娠中絶を強要し、その後に死別していることを聞かされる。グリンドルはスタンに対し、「ドリーと対話させて欲しい」と依頼し、スタンはグリンドルの元に通うようになる。しかし、グリンドルは相談料を受け取るだけでドリーと対話させてくれないスタンに苛立ちを募らせ、スタンは信用を維持するため、モリーにドリーの変装をさせてグリンドルに会わせようと計画する。同じころ、キンブル夫人(メアリー・スティーンバージェン)が息子との再会を望んで夫のキンブル判事を射殺する無理心中事件を起こす。その日の夜、スタンに説得されたモリーは変装してグリンドルの前に現れるが、グリンドルに偽物であることを見抜かれてしまう。激怒したグリンドルはモリーを殴り倒してスタンへの報復を叫ぶが、スタンはグリンドルを撲殺して自動車で逃亡し、その際に追ってきたボディーガードのアンダーソン(ホルト・マッキャラニー)を轢き殺してしまう。スタンは逃亡に成功するが、モリーは完全にスタンを見放して彼の元を去っていく。
スタンは逃亡資金を得るためにリッター博士のオフィスに向かうが、彼女にこれまで預けていた金を奪われた挙句、警察に売られそうになる。スタンはリッター博士を殺そうとするが、警備員が駆け付けたためオフィスを出て、そのままバッファローを脱出する。全てを失ったスタンは浮浪者に落ちぶれ、さらにアルコール依存症になってしまう。スタンはカーニー・ボス(ティム・ブレイク・ネルソン)の見世物小屋に辿り着き、彼に透視の手品を売り込むが断られてしまう。ボスは代わりに「獣人の仕事がある」と提案してスタンを洗脳しようとする。自分の運命を悟ったスタンは、「自分はこのために生まれてきたんだ」と語り、獣人になることを受け入れる。
私見:
ネオノワールのサイコスリラー物ですから、全体的に暗いです。
それは物語の内容もですが、映像自体も、観ていて陰鬱ささえ感じてしまいました。
2021年に、この様な古典的な映画が製作されたと言う事が、映画界って凄いなぁ~!って思いました。
Posted at 2023/01/13 09:57:11 | |
トラックバック(0) |
映画 | 音楽/映画/テレビ