
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「母性」と言う、湊かなえの同名ミステリー小説を原作に映像化した邦画。
2022年に劇場公開されました
イントロダクション:公式サイトより
戸田恵梨香x永野芽郁x「告白」湊かなえ 衝撃作映画化!
映画興行収入38.5億円を記録した超ヒット作「告白」の原作者・湊かなえが作家を辞す覚悟で執筆し、累計発行部数100万部を突破した衝撃的問題作『母性』(新潮文庫刊)がついに映画化。
ある未解決事件の語り手となる母娘を演じるのは、戸田恵梨香と永野芽郁。
事件はなぜ起きたのか?真相を紐解くキーワードは「母性」。
母と娘の食い違う証言に、観客=あなたは大いに揺さぶられる事でしょう。
ストーリー:公式サイトより(キャストを加筆)
女子高生が遺体で発見された。その真相は不明。事件はなぜ起きたのか?
普通に見えた日常に、静かに刻み込まれた傷跡。愛せない母(戸田恵梨香)と、愛されたい娘(永野芽郁)。
同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、ふたりの話は次第に食い違っていく……
母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」―
2つの告白で事件は180度逆転し、やがて衝撃の結末へ。
母性に狂わされたのは母か?娘か?
物語は、すべてを目撃する観客=【あなたの証言】で完成する。
母の証言
「私は愛能う限り、娘を大切に育ててきました。」
「私は娘を強く抱きしめて言ったのです。愛してると。……しかしその思いは娘には伝わりませんでした。いいえ、伝わったからこそ、自分が私から奪ったものの大きさに気付いたのかもしれません。そして私の中には、あの忌まわしい記憶が……」
「私は強く、娘を抱きしめました。」
娘の証言
「何をすれば、母はわたしを必要としてくれるのだろうか。何をすれば、母は愛してくれるのだろうか。」
「わたしは一瞬、抱きしめられるのかもしれないと思った。母が一人で抱えてきた悲しみを、これからは二人で共有していくことになるのだと、喜びに似た感情が湧き上がったと同時に、首に強い圧力を感じ、母になら殺されてもいい― だけど それじゃダメだ……」
「母は強く、私の首を締めました」
ストーリー補足&私見:
本編の序盤で、田所ルミ子(戸田恵梨香)は、幼い娘の清佳よりも実母の露木華恵(大地真央)を敬愛しています。
ルミ子は娘に愛されるよりも、華恵に愛情を注がれる為に生きていました。
しかし、住居が雷火災になり、華恵は倒れたタンスの下敷きになり亡くなってしまいます。
火災時にルミ子は母の華恵から「私の代わりに娘を愛しなさい」と言われ、清佳と難を逃れます。
後に大人になった清佳(永野芽郁)は「女性は、母と娘の2種類が存在する」と言い“母性を持つ母”と“母を慕う娘”に大別されると言います。
主人公の田所ルミ子は母性が欠落しているのか? 清佳の母親となってからも実母の露木華恵に自分が愛されたいと言うある種の承認欲求が強く、いつ迄も娘の気持ちを持ち続けていました。
その娘のルミ子も、自分を心から愛してくれない母ルミ子に、いつかは愛されたいと願っています。
その様な清佳はクライマックスで、妊娠してお腹の中に女の子を宿している事が判ります。
本編は、そこでThe Endですが、清佳は母性のある母親になれるのでしょうか?
Posted at 2023/08/24 10:01:01 | |
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