
DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「清須会議」と言う、三谷幸喜の同名小説(2012年)を原作にした邦画。
天正10年の清須会議(清州会議とも表記)の史実を基にしたコメディ映画。
2013年に劇場公開されました。
イントロダクション:関連サイトより キネノート
「ラヂオの時間」「ステキな金縛り」の三谷幸喜監督が、自身による同名小説を原作に映画化。日本史上、初めて“会議の席上で歴史が動いた”といわれる清須会議での人間模様を描く。出演は「わが母の記」の役所広司、「探偵はBARにいる」の大泉洋、「アウトレイジ ビヨンド」の小日向文世、「ザ・マジックアワー」の佐藤浩市、「悪人」の妻夫木聡。
ストーリー:関連サイトより
天正10年(1582年)。本能寺の変で、一代の英雄・織田信長(篠井英介)が明智光秀(浅野和之)に討たれた。跡を継ぐのは誰か……。後見に名乗りをあげたのは、筆頭家老・柴田勝家(役所広司)と後の豊臣秀吉・羽柴秀吉(大泉洋)であった。勝家は、武勇に秀で聡明で勇敢な信長の三男・信孝(坂東巳之助)を、秀吉は、信長の次男で大うつけ者と噂される信雄(妻夫木聡)を、それぞれ信長の後継者として推す。勝家、秀吉がともに思いを寄せる信長の妹・お市様(鈴木京香)は、最愛の息子を死なせた秀吉への恨みから勝家に肩入れ。一方、秀吉は、軍師・黒田官兵衛(寺島進)の策で、信長の弟・三十郎信包(伊勢谷友介)を味方に付け、秀吉の妻・寧(中谷美紀)の内助の功もあり、家臣たちの心を掴んでいくのだった。そんな中、織田家の跡継ぎ問題と領地配分を議題に“清須会議”が開かれる。会議に出席したのは、勝家、秀吉に加え、勝家の盟友で参謀的存在の丹波長秀(小日向文世)、立場を曖昧にして強い方に付こうと画策する池田恒興(佐藤浩市)の4人。様々な駆け引きの中で繰り広げられる一進一退の頭脳戦。騙し騙され、取り巻く全ての人々の思惑が猛烈に絡み合っていく……。
私見:
三谷幸喜の作品ですから、史実で明らかにされている部分は正確なのでしょうが、明らかにされていない部分は相当にフィクションを織り交ぜてコメディ化させていると思います。
しかし、そのお陰で面白い作品に仕上がっています。
戦国ものと言うと男臭い内容を想像するかも知れませんが、何気に女性がキーパーソンとして描かれていました。
例えば、織田信長(篠井英介)の妹のお市(鈴木京香)は、嫁ぎ先の浅井長政と息子の万福丸を信長の命で殺した羽柴秀吉(大泉洋)に恨みを持っています。
その恨みを晴らす為に好きでもない柴田勝家(役所広司)を懐柔し、色々と画策しますが、ことごとく失敗。
最後は、秀吉に好かれている事を知りながら、勝家と結婚すると宣言し、秀吉に吠え面をかかせました。
清須会議の行われる清洲城で秀吉が家臣に宴を設けますが、秀吉の妻の寧(中谷美紀)は、その際に給仕し、踊りも披露して場を盛り上げ、内助の功を表していました。
明智光秀の謀反で討ち死にした織田信忠。
その妻の松姫(剛力彩芽)は武田信玄の娘で政略結婚でした。
松姫は織田家と武田家の血筋を絶やさぬ為、画策して息子の三法師(津島美羽)を秀吉に引き合わせる程の策士。
歴史は女性の頑張りがあって作られて来たとも言えるのでしょうね。
Posted at 2023/10/03 10:00:04 | |
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