
DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「orange -オレンジ-」と言う、高野苺の漫画「orange 」を原作に実写化した邦画。
2015年に劇場公開されました。
イントロダクション:関連サイトより
高野苺の同名コミックを「BUNGO 日本文学シネマ 富美子の足」の橋本光二郎監督が実写映画化。未来の自分から手紙を受け取った女子高生が、大切な人を救い、自らの運命を変えようと奮闘する姿を映し出す。出演は『まれ』の土屋太鳳、「L・DK」の山崎賢人、『獣電戦隊キョウリュウジャー』の竜星涼、「神さまの言うとおり」の山崎紘菜。音楽は『あまちゃん』の大友良英。
ストーリー:
高校始業式の直前に高宮菜穂(土屋太鳳)の許へ、差出人が10年後の自分から一通の手紙が届きます。
その手紙は、これから転校して来る成瀬翔(山崎賢人)を救って欲しいとの内容でした。
始業式の日に手紙に書かれていた通りに翔が転校して来ました。
菜穂達仲良し5人組は始業式後の学校帰りに翔を誘い、楽しい時を過ごします。
ところが翌日から2週間の間、翔は学校を休みました。
始業式の日に翔が皆と遊んでいた時、精神的に病んでいた翔の母親(森口瑤子)が自殺していたのです。
しかし、翔はその事を誰にも話さず、母の自殺の原因は自分だと強く責任を感じていました。
菜穂は落ち込んでいる翔を元気付け様と積極的に話し掛けます。
その後、高2の上田莉緒(真野恵里菜)先輩に告白された翔は付き合い始めた為に、菜穂と翔の間に距離が出来てしまいます。
菜穂は翔の事が好きである事に気付きます。
翔もまた、菜穂の事が好きである事に気付き上田先輩と別れます。
菜穂に届いた未来からの手紙には10年後に翔は居ないと記されていました。
菜穂は手紙から、翔は母親を死なせた事を悔やんで母親に詫びる為に自殺してしまう事を知ります。
菜穂と翔は学校で中野先生(鶴見辰吾)からパラレルワールドの授業を受けました。
並行世界では、未来の出来事が微妙に違う世界が多数存在すると云います。
未来からの手紙は菜穂の仲良しである須和弘人(竜星涼)にも届いており、10年後には菜穂と結婚していました。
未来の菜穂と須和は翔を救う為に、10年前の自分達にそれぞれ手紙を出す事にしたのです。
翔は母親のケータイに残された動画メッセージを見て、母親に対する自責の念に駆られ自殺しようと自転車で家を飛び出しました。
菜穂達仲良し5人組は翔が心配で夜の街を探し廻ります。
大型トラックに自転車で突っ込もうとしますが、翔は菜穂達の事が頭を過ぎり自殺する事が出来ませんでした。
翔を探し出した菜穂達は翔を抱き締め、号泣するのでした。
10年後の手紙の世界とは違うパラレルワールドが生まれた瞬間でした。
私見:
主人公の高宮菜穂(土屋太鳳)と成瀬翔(山崎賢人)の青春ラブストーリーですが、私にはその2人と須和弘人(竜星涼)、萩田朔(桜田通)、茅野貴子(山﨑紘菜)、村坂あずさ(清水くるみ)達の友情、それに翔と母親の成瀬美由紀(森口瑤子)の親子愛も涙を誘う感動物語だった思います。
個人的な感想ですが、パラレルワールドの10年後の手紙の世界(10年先の世界)の成瀬翔は心が如何に弱くても、高宮菜穂の事が好きだったのならば彼女の為に生きようと、思わなかったのか?と思いました。
自死を思い留まれなかったと言う事は高宮菜穂の事を、それ程に思っていなかったと言う事では…!?
映画タイトルが何故「orange -オレンジ-」なのだろう?と思いました。
主人公の高宮菜穂がブリックパックのオレンジジュースを飲んでいたり、体育祭のクラス対抗リレーで成瀬翔達のチームがオレンジ色の鉢巻きをしている演出はありましたが、明確な説明はなかった様です。
青春期(思春期と言い換えても良いかも)の頃には、柑橘系のオレンジの様な甘く、酸っぱい体験をすると言う事なのかな?と勝手に解釈しました。
Posted at 2023/10/08 08:20:34 | |
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