
DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「陽だまりの彼女」と言う、越谷オサムの同名恋愛小説を原作にした邦画。
2013年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
それは、10年ぶりの再会から始まった。一生に一度だけの≪初恋≫が起こす、かつてない≪奇跡≫
驚きと嬉しさに涙があふれる、永遠のファンタジック・ラブストーリー
“女子が男子に読んでほしい恋愛小説№1”待望の映画化!
累計発行部数100万部を超える越谷オサムの大ベストセラー小説『陽だまりの彼女』(新潮文庫刊)。初めて誰かを好きになる素敵な瞬間と、胸のときめき。それと同じくらいの切なさも、すべてつまった完全無欠の恋愛小説―-男女を問わず熱狂的支持を受けるこの原作を、大ヒット作『ソラニン』『僕等がいた(前篇・後篇)』を手掛けた恋愛青春映画の名手・三木孝浩監督が、主役に『花より男子ファイナル』以来5年ぶりの映画出演となる松本潤、ヒロインに『のだめカンタービレ 最終楽章 前・後編』以来3年ぶりの映画出演となる上野樹里を迎え、待望の映画化を果たしました。
中学時代に出会い、初恋に落ちた浩介と真緒。その後二人ははなればなれになってしまうが、ある日、仕事先で10年ぶりに再会する。真緒はかつてイジメられっ子だったが、今は美しくて仕事のできる素敵な女性になっていた。そんな彼女に浩介は再び恋をするが、彼女には誰にも知られてはいけない“不思議な秘密”があった……。
愛されるより愛することを選んだ、最初で最後の恋(うそ)。
彼女の秘密を知ったとき、二人の一途さと絆の強さが起こす、奇跡のハッピーエンドとは――?
初恋を経験したことのあるすべての人の心を打つ、永遠のファンタジック・ラブストーリーが誕生しました。
浩介と真緒の不思議な恋のゆくえは――?
恋愛映画史に残る最高のラストシーン!
永遠の愛を誓い合い、結婚する浩介と真緒。しかし幸せの絶頂のさなか、真緒の身体が急に弱っていく。理由を告げず、その事実を隠そうと真緒。彼女の異変に気づきながらも、戸惑うだけの浩介。そしてある事件を境に、真緒は浩介の前から姿を消してしまう。しかもなぜか、周囲の人々の記憶からも真緒の“存在”が消えていき……。
真緒の“不思議な秘密”は、二人から大切な時間を奪っていく。残されたわずかな時間に、二人は運命を変えることができるのか――?
彼女の不思議な秘密は、物語に“今までのラブストーリーにはない”ファンタジックでスリリングな展開を加え、かつてない素敵な≪奇跡≫へと導いてゆきます。そしてエンディングには、驚きと嬉しさで涙があふれる≪恋愛映画史に残る最高のラストシーン≫が待っています。
~イントロダクションの続きの部分は割愛しました~
ストーリー:公式サイトより(キャストを加筆)
新人営業マンの浩介(松本潤)は、すこし内気な鈍感男子。カノジョなしのさえない毎日を送っていたが、ある日仕事先で、美しくてステキな女性と出会う。その瞬間、浩介の記憶がよみがえる…。彼女は、中学時代の同級生・真緒(上野樹里)だった。当時イジメられっ子だった真緒(少女期:葵わかな)を、浩介(少年期:北村匠海)が助けたことがキッカケで、ふたりは生まれて初めての恋をした。
浩介の転校から10年ぶりの再会。太陽のようにあかるい真緒に、浩介はふたたび恋に落ちる。真緒も、「離れてからもずっと浩介を忘れなかった」と告白する。浩介にとっては偶然の再会でも、真緒にとっては自分の想いが呼んだ必然の再会だった。
永遠の愛を誓い合ったふたりは結婚し、幸せな新婚生活を送る。しかしなぜか、真緒の身体は急に弱っていく。実は彼女には、誰にも知られてはいけない“不思議な秘密”があった――。
真緒の異変に気づきながら、戸惑うだけの浩介。自分の知らない真緒がいる。本当の彼女は? ある事件を境に、真緒は浩介の前から突然姿を消してしまう。そして、なぜか周囲の人々の記憶からも…。運命で結ばれたふたりに、残された時間はあとわずか。
「もういちどだけ、真緒に会いたい」強い想いを胸に、浩介はふたりの思い出の地・江の島へと向かった――
なぜ彼女は、消えてしまったのか――
その秘密は、≪涙≫と≪驚き≫のラストへ
ストーリー補足&私見:
本編の前半は青春恋愛物語と言った体ですが、後半ではファンタジー物の要素が加味されて“1粒で2度おいしいキャラメル”の様な恋愛映画でした。
13歳の中学生だった奥田浩介(北村匠海)は海辺の岩場の穴に落ちた仔猫を助けました。
浩介は弱った仔猫の面倒をみようとしますが、逃げて行ってしまいます。
仔猫は猫屋敷の不思議な老女の大下(夏木マリ)に頼んで人間にして貰います。
人間になった少女(葵わかな)は人間としての記憶がない為に記憶喪失者として、刑事の渡来幸三(塩見三省)、真由子(木内みどり)夫妻に引き取られます。
少女は渡来真緒と名付けられて中学校に入学し、浩介とクラスメイトになりました。
浩介は真緒を女子生徒のイジメから、事在る毎に助けます。
暫くして、浩介は転校して行ってしまいました。
それから10年後、浩介(松本潤)と真緒(上野樹里)は偶然に仕事で再会しました。
その後、相思相愛の2人は結婚しました。
暫くは、幸せな日々を送っていましたが、真緒の体調に変化が現れます。
指輪が抜ける程に指は痩せ、ベッドで横になっている時間が増え、枕には抜けた髪の毛が…。
真緒は老女の大下に会い「人間になって12年だから、もう限界だ。関わった人間からは真緒の記憶が消える」と言われてしまいます。
老女の大下は西洋のことわざの「猫に九生あり」の事を言っていた様です。
真緒の仔猫の時が第1の生で、真緒として人間で生きたのが第2の生で、その第2の命が尽きようとしていました。
その後、真緒は浩介の許から姿を消しました。
浩介は真緒の行きそうな場所や知り合いを訪ねますが、真緒の名前すら聞いた事がないと誰もが答えます。
その内に、浩介の記憶からも真緒の思い出がなくなりました。
とある店でビーチボーイズの「素敵じゃないか」(:真緒の好きだった曲)がBGMで流れて来ました。
浩介は訳もなく涙が止まらなくなりました。
ある日、浩介が公園を散歩していると仔猫が寄って来ました。
しゃがみ込んで仔猫を撫でていると「猫、お好きなんですか?」と声を掛けて来た女性は真緒で…。
真緒が仔猫から人間になった事は本編の中盤で明かされますが、前半部分でも人間の真緒が猫の特徴を持っている事を暗示していました。
奈緒が浩介と旅行に行くなら寒い所は苦手なので南の島が好いとか、浩介が平気で飲めるカップのホットコーヒーを真緒は猫舌で熱くて飲めなかったり、浩介の飼っていた沢山の金魚の内の1匹ブライアンがいなくなったり(真緒が食べてしまった様です)、マンションの隣の子供がベランダから落ちてしまった時に真緒は咄嗟に飛び降りて助けたりしていました。
発想が貧困で申し訳ない例えですが、差し入れされた弁当が“のり弁”と言われて、ちくわの磯辺揚げくらいのトッピングかなと思っていたら、唐揚げもあり、海苔の下には明太子も敷き詰めてあって、チョット嬉しいみたいな感覚になった映画でした。
