
DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「ハウ」と言う、脚本家の斉藤ひろしの同名小説を原作に映像化した邦画。
俳優犬ベックが演じる大型犬ハウと飼い主達との関りが感動的なヒューマンドラマ。
2022年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
『眉山-びざん-』、『ゼロの焦点』、『のぼうの城』などで日本アカデミー賞を受賞した名匠・犬童一心監督。これまでも『いぬのえいが』(「ポチは待っていた」)、『グーグーだって猫である』シリーズ、『猫は抱くもの』など動物をテーマにした作品を数多く発表してきた動物映画のレジェンドが、1匹の心優しい犬と、心に傷を負った1人の青年の絆を描き、新たな感動作を生み出した。脚本と原作は『黄泉がえり』、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞し、『キセキーあの日のソビトー』も手がけた斉藤ひろし。かつて自身の愛犬と過ごした優しい時間をエッセンスに、長年構想をあたためてきた本企画で、ついに犬童監督と初タッグ。日本アカデミー賞コンビが贈る“観るものすべての背中を、そっと押してくれる物語”が始動した。
心優しい犬・ハウに寄り添うもう1人の主人公・民夫を演じるのは、『そして、バトンは渡された』、『あなたの番です 劇場版』など、話題作への出演が続く田中圭。コメディからシリアスまで硬軟自在に演じ分ける人気実力派俳優が、随所で天才的な演技力を見せつけるハウと本気で心を通わせ合い、ミラクルで愛おしい瞬間をスクリーンに焼き付ける。嘘が一切通じないハウの澄みきった瞳と、どんな目に遭っても人間を信じ続ける愛らしさとチャーミングさは、犬好きはもちろんそうでない者の心にも、温かな光を灯してくれるだろう。
田中はもちろんキャスト陣も犬好きかつ、実力派が揃った。生きることに不器用な民夫をそっと支える同僚の足立桃子に池田エライザ。他にも、野間口徹、渡辺真起子、モトーラ世理奈、深川麻衣、長澤樹、田中要次、利重剛、伊勢志摩、市川実和子、田畑智子、石橋蓮司、宮本信子―といった世代を超えた豪華な顔ぶれ。神様からのギフトのようなハウとの出会いが、彼らの人生に何をもたらすのか。すべての芝居を自力でやり切った、ハウの熱演にも注目したい。
全編のナレーションを務めるのは愛犬家・愛猫家として有名な、女優・石田ゆり子。動物への慈愛に満ちた優しいナレーションが、映画の感動をより一層深めてくれる。
ストーリー:公式サイトより(キャストを加筆)
「もう一度、君に会いたい!」
心から愛してくれた君に、僕の“声”が届きますように――
ワン!と鳴けない犬と、ちょっぴり気弱な青年。
運命的に出会った2人は、最高に幸せな時間を過ごしていたのだが――。
婚約者(深川麻衣)にあっさりフラれ、人生最悪な時を迎えていた市役所職員・赤西民夫(田中圭)。
横浜で一人空虚な日々を送る彼は、上司(野間口徹)からの勧めで、飼い主に捨てられて保護犬になってしまった真っ白な大型犬を飼うことになってしまう。
犬はワンと鳴けず「ハウッ」というかすれた声しか出せない。とびっきり人懐っこいこの犬を、民夫は“ハウ”と名付け、1人と1匹の優しくて温かい日々が始まった。
民夫にとって最初は戸惑うことも多かったハウとの暮らしだったが、何をするにもいつも一緒な“ふたり”の絆は次第に深まり、いつしかかけがえのない存在となっていった。
ハウと民夫の最高に幸せな時間はずっと続くと思っていたのだが…。
そんな時、突然ハウが姿を消す。
あらゆる手段を尽くしてハウを探す民夫だが、無情にも「ハウによく似た白い大型犬が事故死した」という情報がもたらされる。
しかし、横浜から遠く離れた北の地でハウは生きていた!
偶然のアクシデントが重なり、ハウは青森まで運ばれてしまったのだ。
ハウは、大好きな民夫の声を追い求め、「もう一度、君に会いたい」という一心で青森から横浜、798キロの道のりを目指す。民夫はハウがいないという現実に苦しみもがきながらも、少しずつ向き合おうとする。
民夫のそばで優しく寄り添う同僚の足立桃子(池田エライザ)の支えもあり、皆それぞれに悲しみを抱えながら生きていくことを学んでゆく。
一方、ハウは民夫を探して走る道中で、悩みや孤独、悲しみを抱えた人たちと出会う。
震災の風評被害に心を痛める女子中学生の麻衣(長澤樹)。愛する夫(石橋蓮司)を亡くし、ひとりで傘屋を営む老女・志津(宮本信子)。深刻なDV被害に遭い、修道院のシェルターに保護された若い女性・めぐみ(モトーラ世理奈)。彼女たちに寄り添い心を癒していく。
民夫と離れ離れになっても、民夫への愛情をひと時も忘れず、「もう一度、きみに会いたい」という思いを胸に、ひた走るハウ。
果たしてハウは大好きな民夫と再会できるのか?
そして、映画史上最も切なく、優しい結末とは――?
ストーリー補足&私見:
赤西民夫(田中圭)は愛犬ハウ(ベック)と公園に遊びに来ていましたが、木陰で居眠りしてしまいます。
その間にハウは少年達の野球を見ていました。
公園外のトラックのコンテナの中に飛び込んだボールを追い駆けたハウは、コンテナに閉じ込められたまま青森に連れて行かれてしまいました。
ハウは民夫に再会する為に、横浜を目指し走り出します。
途中、それぞれに悩みを持つ人々と触れ合いながら、1年掛けて民夫に再会する事が出来たのですが、その時にはハウは父親を亡くしたばかりの少年ケントの家の飼い犬(ブン:尻尾をブンブン振るから)になっていました。
状況を知った民夫はハウと再会出来た喜びも束の間、少年ケントとハウが幸せに暮らせる様に願って、ハウとの別れを受け入れました。
以上で“ハウと民夫”の物語は完結しますが、新たに“ブンと少年ケント”の物語が始まる様です。
「それは、また、いつか…」と締め括られていましたから…。

Posted at 2023/12/08 09:59:09 | |
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