
DVDを借りて映画を観ました。
映画タイトルは「ひみつのなっちゃん。」と言う、田中和次朗監督が脚本も手掛けた邦画。
ハートフルヒューマンコメディ物。
2023年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイト
ドラァグクイーンたちが贈る、笑いと涙の珍道中!(ハートフル・ロードムービー)
東京から郡上八幡へ――!
亡き友・なっちゃんの最期のショー(お葬式)に向けてひみつのミッションがはじまる!
バージン(滝藤賢一)、モリリン(渡部秀)、ズブ子(前野朋哉) は、あるミッションのため、喧噪な都会から自然豊かな地方都市へ旅をすることになります。そしてこの旅は彼ら自身の考え方を変えることになります。“人生には突然の終わりもあるけれど、求めればいつだって出会いと心を動かすものがある。” この“美しさ”を描いたのが『ひみつのなっちゃん。』です。
3人のドラァグクイーンを描いた映画『プリシラ』(94) 『3人のエンジェル』(95)からはや30年弱。LGBTQ+に対する人々の意識はもちろん、社会とマイノリティの関係性も変化した現代に贈る心温まる快作です。
なっちゃんの親友の主人公・バージンを演じるのは、数々の映画やドラマに引っ張りだこの滝藤賢一。本作が劇場用長編初主演作となります。モリリン役には『科捜研の女 -劇場版-』(21)の渡部秀、ズブ子役には『ハケンアニメ!』(22)の前野朋哉が出演。そしてなっちゃんの母・恵子役の名女優・松原智恵子が珠玉の演技で作品全体を優しく包み込みます。監督・脚本は田中和次朗。完全オリジナル脚本でのデビュー作に世界が注目しています。
渋谷すばるがこの映画の為に書き下ろした主題歌「ないしょダンス」も話題!
ストーリー:公式サイトより(キャストを加筆)
ある夏の夜、なっちゃん(カンニング竹山)が死んだ。
つまらない冗談を言っては「笑いなさいよ!」と一人でツッコミを入れていたなっちゃんは、新宿二丁目で食事処を営むママ。
その店で働くモリリン(渡部秀)はドラァグクイーン仲間のバージン(滝藤賢一)とズブ子(前野朋哉)を呼び出す。
彼らがまず考えたのはなっちゃんが家族にオネエであることをカミングアウトしていなかったこと。
証拠を隠すためなっちゃんの自宅に侵入した3人は、なっちゃんの母・恵子(松原智恵子)と出くわしてしまう。
何とかその場を取り繕った彼らだが、恵子から岐阜県郡上市の実家で行われる葬儀に誘われてしまい、なっちゃんの“ひみつ”を隠し通すため”普通のおじさん”に扮し、一路郡上八幡へ向かうことになる……。
私見:
映画「ひみつのなっちゃん。」のタイトルにもなっている“なっちゃん” (カンニング竹山)は主人公ではなく、本編では脇役でした。
主人公はなっちゃんの親友のドラァグクイーン達であるバージン(滝藤賢一)、モリリン(渡部秀)、ズブ子(前野朋哉)。
その素の3人はドラァグクイーンらしくない容姿で、本編の見始めはチョット痛い感じがしましたが、見慣れれば本物に思えてくるから不思議です。
クライマックスのなっちゃんの葬儀で、なっちゃんのお母さんの恵子(松原智恵子)の喪主の御礼の挨拶は感動的でさえありました。
多様性の時代の笑って、泣ける良い映画です。
注)ドラァグクイーンとは?女装で行うパフォーマンスの一種。纏った衣装の裾を引き摺る事(drag)から。

Posted at 2024/01/10 09:58:53 | |
トラックバック(0) |
映画 | 音楽/映画/テレビ