
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「転校生-さよならあなた-」と言う、大林亘彦監督の1982公開映画「転校生」のリメイク版。
山中恒の児童文学「おれがあいつで あいつがおれで」を原作にした邦画。
2007年に劇場公開されました。
イントロダクション:関連サイトより
思春期の男女が、心と身体の入れ替わりを通し、自分自身や周囲を改めて見つめ、成長していく過程を、爽やかに描く青春ファンタジー。監督は1982年版「転校生」でもメガホンをとった大林宣彦。原作は、過去の同名作品と同様に山中恒作「おれがあいつで あいつがおれで」であるが、舞台を尾道から信州へ移し、リメイクではなく新たな「転校生」を、という意気込みで作られている。ヒロインは、三万人以上のオーディションを勝ち抜いた期待の新人・蓮佛美沙子。
ストーリー:関連サイトより(キャストを加筆)
中学生の斉藤一夫(森田直幸)は、両親の離婚を機に、母(清水美砂)と共に信州に転校してくる。尾道に恋人(寺島咲)を残してきた一夫は、新しい生活に前向きになれないままだ。転入先の中学校では、幼なじみの一美(蓮佛美沙子)との再会が待っていた。幼い日の結婚の約束を、恥ずかしげもなく語りかける一美に、戸惑い、素直に受け入れられない一夫。しかし、そんな一美にも、今は弘(厚木拓郎)という恋人がいる。弘の気障な態度もまた、一夫には面白くないのだ。ある日、一美は、自宅に一夫を招待する。一美の家は、蕎麦屋を営む大家族だ。一夫が母と暮らしていることと比べても、二人は全く違った環境で生きてきたのである。それでも、二人は、幼かった頃に返るかのように、少しずつ、打ち解けていき、思い出の場所である“さびしらの水場”へとやってくる。その水を掬おうとしてバランスを崩した二人は、誤って水の中へ落ちてしまう。慌てて這い上がり、一息ついた時には、既に、二人の心と身体は入れ替わっていた。二人はいったんは、一美の心を持った一夫が一美の家へ、一夫の心を持った一美が一夫の家へと帰っていく。しかし、事情がわからない家族達は混乱するばかりだ。結局二人は、それぞれの身体にあわせた生活をしていこうと決心する。戸惑いながらも、お互いに協力し合い助け合っていく一美と一夫。そんな中で、二人には、特別な感情が生まれ始める。しかし、一美の身体には、ある異変が起こっていた。
ストーリー補足&私見:
幼馴染の斉藤一夫と一美は、二人の思い出の場所である“さびしらの水場”へ行き、誤って落ちてしまい、身体が入れ替わってしまいました。
その後、一美は不治の病に罹り、一夫の心のまま一美の身体は死んでしまうのか?と一夫も一美も不安になります。
一美は生きている内に、もう一度“さびしらの水場”へ行ってみたいと一夫に連れて行って貰います。
そこで、水場の水を飲もうとしてバランスを崩し、二人は“さびしらの水場”へ落ちてしまいました。
すると、二人の身体が入れ替わり、元の様に心と身体が一致した一夫と一美に戻りました。
暫くして、病に屈した一美が亡くなってしまいました。
一夫は一美の分迄、生き様と決意した様です。
1982年公開の「転校生」は「時をかける少女」「さびしんぼう」同様に広島県尾道市を舞台にしている事から“尾道三部作”と呼ばれています。
その「転校生」から25年経って、信州に舞台を移し、リメイクされたのが映画「転校生-さよならあなた-」。
主人公の一美が亡くなってしまう事は、前作の映画「転校生」や原作の「おれがあいつで あいつがおれで」にはなかったストーリーです。
大林亘彦監督は1982公開映画「転校生」の25年後の2007年に映画「転校生-さよならあなた-」を制作した様に、映画「転校生-さよならあなた-」の25年後にも映画「転校生」の続編を作りたいと思っていた様ですが、大林監督は他界してしまいましたから、いろいろな面で残念です。

Posted at 2024/03/06 12:01:31 | |
トラックバック(0) |
映画 | 音楽/映画/テレビ