
ネット配信で映画を観ました。
タイトルは「わたしたちの家」と言う、スリラー物の邦画。
2018年に劇場公開されました。
イントロダクション:関連サイトより
2017年PFFアワードグランプリ受賞作品で、東京藝術大学大学院で黒沢清、諏訪敦彦に師事した清原惟監督の劇場デビュー作。
東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻第11期修了制作作品。
ストーリー:関連サイトより(キャストを加筆)
父親が失踪して以来、母の桐子(安野由記子)と2人暮らしをするセリ(河西和香)はもうすぐ14歳になるが、母に新しい恋人(古屋利雄)ができたことで複雑な気持ちになっていた。一方、目が覚めるとフェリーに乗っていたさな(大沢まりを)は、自分に関する記憶をなくなっていた。自分がどこからこのフェリーに乗ったかも思い出せない。あてのないさなは船の中で出会った透子(藤原芽生)という女性の家に住まわせてもらうことになる。父親を失ったセリ、記憶を失ったさな、まったく別々の2つの物語が一軒の同じ家の中で進行していく。
私見:
本作の映画監督の清原惟さんはJ・Sバッハの「フーガ」を聴いて時に、この映画のインスピレーションを得た様です。
私も「小フーガ ト短調」を聴いてみましたが、曲調が映画の物語に影響を及ぼした事が判りました。
清原惟監督は、作品に対するインタビューで「団地はマルチバース(多宇宙)」「誰かにとって自分も幽霊」と言うキーワードを使っていました。
確かに、セリ(河西和香)の物語とさな(大沢まりを)と透子(藤原芽生)の物語はパラレルワールドで起きている様です。
セリの家も透子の家も同じ家で、どちらかが昔で他方が未来と言う時間軸のズレではない様ですから、亜空間の出来事で、時々交差する出来事が物語の中で幽霊(の仕業?)と言われていた様です。
記憶を失くしていて目が覚めるとフェリーに乗っていた“さな”、彼女の素性が最後まで明かされないままだったのが気になりました。
タイトル画像の上は“セリ”で、下が“さな”
↓左が“透子”で、右は“さな”

↓下は“セリ”

Posted at 2024/03/25 09:59:55 | |
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