
ネット配信で映画を観ました。
タイトルは「小説家を見つけたら」と言う、ヒューマンドラマ物の米国映画。
日本では2001年に劇場公開されました。
イントロダクション:関連サイトより
秀才高校生と伝説の小説家の交流を描いた感動作。監督は「サイコ」のガス・ヴァン・サント。製作は「地上より何処かで」のローレンス・マークほか。脚本はマイク・リッチ。撮影は「天井桟敷のみだらな人々」のハリス・サヴィデス。衣裳は「リプリー」のアン・ロス。出演は「エントラップメント」のショーン・コネリー(製作も)、映画初出演のロブ・ブラウン、「スター・トレック 叛乱」のF・マーリー・エイブラハム、「X|メン」のアンナ・パキン、「シャフト」のバスタ・ライムスほか。
ストーリー:関連サイトより(キャストを加筆)
NYのブロンクス。黒人の高校生ジャマール・ウォレス(ロブ・ブラウン)は、プロのバスケットボール選手を夢見つつも、実は大変な文学少年。そんな彼が、アパートの部屋に引きこもっている謎の老人と知り合う。彼は40年前にピュリツァー賞に輝いた処女作一冊だけを残して文壇から消えた幻の小説家、ウィリアム・フォレスター(ショーン・コネリー)だった。二人の間にはやがて師弟関係のような友情が生まれ、ジャマールは文学の才能を開花し、フォレスターは長年閉ざされていた心を開いていく。そんな時、ジャマールの才能に気づき嫉みはじめていたロバート・クローフォード教授(F・マーリー・エイブラハム)が、ジャマールの提出した作品のタイトルがフォレスターの昔発表したエッセイと同じ副題を持っていることを糾弾するという事件が起こった。ジャマールは退学の危機にさらされるが、作文シンポジウムの時、それまで決して一人では外出しようとしなかったフォレスターが現われ、ジャマールを助ける。そしてフォレスターは、故郷スコットランドへ旅立った。やがて彼は亡くなり、ジャマールは弁護士(マット・デイモン)からフォレスターの遺品を受け取るのだった。
私見:
心に残ったのは、小説家フォレスターの処女作がピュリツァー賞に輝く程の出来栄えだったのに、フォレスターはその後小説を書きません。
フォレスターは兄の死を悲しみ、それが原因で筆を折りました。
彼はそれに言及し「先立った者の安らぎが、後に続く者の不安を鎮める事はない」と言っていました。
亡くなる本人は勿論悲しいでしょうが、残された方も悲しみを引き摺りますよねぇ…。
この映画で剽窃(ひょうせつ)と言う言葉を知りました。
因みに「剽窃」とは?「他人の文章、語句、説等を盗んで、自分の物として発表する事」を言うそうです。
意味の似た単語に、「盗用」がありますが「他人の物を無断で使用する事」で微妙に違います。
主人公の高校生ジャマールが作文コンテスト用に書いた作文が、小説家フォレスターの作風に似過ぎているとクローフォード教授に指摘された際に教授が「剽窃なのでは?」と疑っていました。
小説家ウィリアム・フォレスターを演じているのはショーン・コネリー(2020年没)で、御年70歳位の作品ですが、幾つになってもカッコ良い俳優さんでした。
劇中で自転車に乗って疾走している姿は、サイクルロードレースの選手の様なペダリングで70歳の老人には見えませんでした。
Posted at 2024/08/25 09:19:05 | |
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