
ネット配信で映画を観ました。
タイトルは「ギリシャに消えた噓」と言う、パトリシア・ハイスミスのサスペンス小説「殺意の迷宮」を原作にして、米国、英国、フランスにより合作された映画。
日本では2015年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
ヒッチコックの『見知らぬ乗客』、『太陽がいっぱい』『リプリー』『アメリカの友人』etc
映画人の創作意欲をかき立ててきた伝説的な作家パトリシア・ハイスミス原作
ハリウッドの豪華キャストが魅せる、至高の心理戦。
『太陽がいっぱい』『リプリー』の原作として名高い伝説の作家パトリシア・ハイスミスの傑作小説「殺意の迷宮」が、ハリウッドの豪華キャスト共演で映画化された。ギリシャのアテネとクレタ島からトルコのイスタンブールへと舞台を移しながら、詐欺師とその美貌の妻、図らずも彼らの犯罪に加担してしまった青年の逃避行が展開していく。
『イースタン・プロミス』のヴィゴ・モーテンセン、『マリー・アントワネット』のキルスティン・ダンスト、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』のオスカー・アイザックが、やるせない秘密を隠し持ち、欲望と妄執に囚われていく男女3人の逃避行を体現。これが監督初挑戦となる『ドライヴ』の脚本家ホセイン・アミニが、魅惑的なまでに屈折したハイスミス的なキャラクターたちの心理戦を切なくもスリリングに映し出す。その出口なき狂おしい迷宮は、神が愚かな人間に与えた残酷な試練か、それとも罠か。荘厳なギリシャ悲劇のメタファーに彩られた映像世界は、登場人物の運命の目撃者であるあなたの胸をも引き裂くに違いない。
ストーリー:公式サイトより
アテネからクレタ島、そしてイスタンブールへ
始まる、破滅への逃避行――
1962年、ギリシャのアテネでツアーガイドをしている米国人青年ライダル(オスカー・アイザック)が、パルテノン神殿で優雅なアメリカ人紳士チェスター(ヴィゴ・モーテンセン)とその妻コレット(キルスティン・ダンスト)とめぐり合う。リッチで洗練された夫妻にたちまち魅了されたライダルは、彼らのガイドを務め、楽しい夕食のひとときを共にする。ところがその夜、チェスターがホテルの部屋に現れた探偵を殺害し、ライダルがその後始末を手助けしたことから3人の運命は激変。実はチェスターは大勢の投資家を欺き、大金を奪った詐欺師だったのだ。船とバスを乗り継ぎ、偽造旅券が届くクレタ島へ向かう道中、ライダルはコレットと親密な関係となり、嫉妬心に駆られたチェスターは平常心を失っていく。やがて警察の捜査網にも追いつめられた3人は、もはや後戻りできない破滅への道を突き進んでいくのだった…。
ストーリー補足&私見:
チェスターは投資詐欺師で妻のコレットとギリシャ旅行中を装って、騙した投資家から逃げていました。
チェスター夫婦の宿泊していたホテルの部屋へ、投資家の雇った探偵が訪れます。
チェスターと探偵はバスルームで口論となり、チェスターに突き飛ばされた探偵はバスタブの淵に頭部をぶつけて亡くなってしまいました。
チェスターは知り合った旅行ガイドのライダルに探偵が酔いつぶれていると嘘を吐いて、探偵を宿泊していた部屋へ運ぶのを手伝わせます。
ライダルは後にニュースで探偵が亡くなっていた事を知り、結果、チェスターの犯した死体遺棄の幇助をしていたと気付きました。
チェスターもライダルもどちらかが掴めれば、もう一方も逮捕される関係となった二人は呉越同舟で警察から逃れる為に国外逃亡を企てます。
夫チェスターが殺人を犯した事を知ったコレットは失意から観光バスから降り、古代遺跡の地下道に逃げ込みます。
妻コレットを追って行ったチェスターは弁解し口論になります。
夫から逃れ様としたコレットは石段からの落下事故で絶命してしまいました。
旅行中にコレットに横恋慕したライダルは、コレットが死んだ事を知り、チェスターに憎悪を抱きます。
チェスターとライダルは探偵とコレットの殺人犯として、指名手配されてしまいました。
ライダルは殺人事件を犯していない事を証明する為、警察がチェスターを逮捕出来る様に協力します。
チェスターは逮捕される事を嫌って悪あがきしますが、刑事に拳銃で撃たれてしまいました。
チェスターは今際の際で刑事達に「ライダルは殺人を犯していない」と証言してから絶命しました。
旅行中に泥酔したチェスターが爆睡している間に、妻のコレットから誘惑されたライダルは彼女と関係を持ってしまったと後に明かされます。
焼き餅焼きのチェスターが旅行ガイドのライダルは妻コレットに好意を持っている事を知りながら、旅行に同行させ続けた事が私には理解出来ませんでした。

Posted at 2024/09/21 16:12:45 | |
トラックバック(0) |
映画 | 音楽/映画/テレビ