
私がホンダCBF125Rを購入する1カ月程前に息子がヤマハXVビラーゴ125を中古で購入しました。
我が家には、既にホンダVツインマグナ250と言うバイクがあって、何も似た様なバイクを買わなくてもと思ったのですが、それは私がヤマハXVビラーゴをノーマルだと思っていた所以の話。
実車を見て、ある意味で魔改造のチョッパー仕様が本当にXVビラーゴなの?と思ってしまう程の変容さにビックリしました。
多分、エンジン以外の箇所は殆ど手を加えているのだろうと言った体です。
バイク愛好家も色々な方が居ますが、例えば、乗るのが好きな人、薀蓄に長けていてバイク博士の様な人、複数台所有し磨き上げたバイクで車庫がミュージアム化している人、整備や改造が好きな人と多種多様なタイプが共存出来るのがバイク愛好家と言う人種です。
きっと前オーナーの方はバイク弄りが大好きなタイプの方だったのだろうと想像出来ます。
バイクに話を戻しますが、社外品である事は判るのですが、何かの流用品なのか?ワンオフ物なのか?も判らない(サドルと言った方が良いのかも知れない)シートに跨ります。
我が家のウォシュレット弁座並みに着座位置は低~い。(表現が不快だと思った方は水に流して!?)
V型2気筒125ccエンジンを始動させると小排気量故の小気味好い破裂音が「パパパパーン!パパパパーン!!」とメンデルスゾーンの結婚行進曲のファンファーレ張りに鳴り響きます。
絶対鈍感的(絶対音感の持ち主ではない)聴力の私には「パパパパーン!」が音階のファの音に聴こえますが、自信はありません。
ハーレーの「ドッドッドッ!」と腹に響く重低音も良いですが、XVビラーゴの純正ではないマフラーの軽高音も良いですよ。
因みにヤマハXVビラーゴ125は国内の正規販売店では販売されておらず、輸入車の様です。
125ccでV型2気筒アメリカン・クルーザータイプはヤマハのXVビラーゴの他、同社のドラッグスター125と韓国車ヒョースンGV125位しかないようですが、(言葉が悪いですが)高が125ccのバイクにV型2気筒は贅沢仕様ですよね!?
走り出すと125ccでしかも2気筒と言うトルクのか細いエンジン特性が諸に表出し、発進加速は原チャリ並みの遅さかも知れません。
Fフォークのキャスター角を更に寝かせているのでトレールも長く、溶接しロング化したスイングアーム(ロンスイと言うらしい)も相まって、峠道の様な九十九折れは苦手な様でステップをガリガリ擦ってしまいます。
本来、ホイールベースが長いアメリカン・クルーザータイプはフリーウェイやハイウェイを何処迄も真っ直ぐに走る為の乗り物なのでしょうが、高速道を走れないXVビラーゴ125は北関東の舗装された農道を真っ直ぐゆっくり行くのが似合っています。
リヤサスもあり、サドルの様なシートにもスプリングがありますが、道路の継ぎ目や段差でリジット感あるショックを拾います。
その跳ねた度に鳴るのは、延長したドライブチェーンが暴れてスイングアームを叩いているのだと思います。
そんなですから、長距離ツーリングには向かないと思います。
かと言ってチョイ乗りにするには目立ってしょうがないわ!荷物は積めないわ!息子はこのバイクの何に魅かれたのだろう!?
先にも述べましたが、バイク愛好家は色々なタイプの方が居ますからね!
言えるのは息子も父親同様、形から入るタイプの人間の様で血は争えないって事。
何だかんだ言いましたが、ヤマハXVビラーゴ125のチョッパー魔改造仕様は唯一無二の存在感を輝き放っている事に間違いはない様です。
Posted at 2020/08/30 09:26:15 | |
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