
残暑で涼を求める向きには栃木県矢板市の「おしらじの滝」は風光明媚でお奨めの避暑地です。
過去(2018/11/4)の情報ですが、当時の日記をコピペ(若干手直しも)して、皆様にご紹介しながら回顧します。
『以前はマイナー過ぎて地図にも載っていなかったおしらじの滝ですが、マスコミが神秘的に美しい滝壺と取り上げた事で最近は観光客が激増している様です。
私は数年前にその存在を知り、常々、行ってみたいと思っていました。
しかし、その頃、栃木県矢板の山奥は熊が出没すると言う目撃情報が頻繁にあり、熊にビビリンの私は行けないでいました。
先にも述べましたが観光客が増えた事で熊も出てくる事も憚られるのでは?と思ったのと、家内がおしらじの滝に行って見たいと言い出したので11/4(日)に行ってみました。
家をAM9:00過ぎに車で出発し、さくら市で用事を済ませてから矢板八方ケ原の学校平「山の駅たかはら」を目指しました。
山の駅たかはらに着いたのはAM11:00前だったと思いますが、看板地図を確認しても現在地は判っても、おしらじの滝迄行く方向が判り辛いので、受付案内窓口に行って訊きました。
来た道を更に奥に車で2、3分走った先の右側におしらじの滝の駐車場の看板があると教えて頂きました。
熊避けの鈴をレンタル出来ると聞いていたのですが、受付の男性は観光客も多いし、朝夕ではないので熊は出ないと思うと言います。
それでも熊が出るのが心配なら、大声を挙げて歩いて下さいとの事。
それが恥ずかしいから、熊避けの鈴を借りたいのにねぇ~。
車で移動し、駐車場に着くと10数台程停められるペースは既に車とバイクでいっぱいで、仕方ないので私は邪魔にならないであろう区画外に車を停めました。
そして、おしらじの滝入口と表記された看板に辿り着き、既に歩き始めている先客の流れに逆らわずに付いて行きました。
結構な急な下り坂、と言っても階段状に半人工的に整備されている道を進みます。
辺りは熊笹が生えているので、やはり熊が居ても不思議ではないロケーションです。
折しも紅葉の時期でしたので、対照的な針葉樹と広葉樹の色合いが綺麗でした。
10分程も歩くと水の流れる音が聴こえて来ます。
程なくして、幻のおしらじの滝と言われる絶景が目に飛び込んで来ました。
当日の天気は薄曇りでしたので、少し滝壺の水がラムネ瓶色にくすんでいました。
これが晴天で日差しも強かったなら、青々(エメラルドブルーと表現する人もいます)ともっと綺麗だった筈です。
しかも、紅葉の時期が仇となり、滝壺に枯れ葉が落葉していたのも残念な点でした。
添付した写メよりも綺麗な写真は「おしらじの滝」とネット検索すれば見られますよ!
「おしらじの滝」と言う名前の由来は、滝壺の丸い形状を「しらじ」と言い、崇敬の念で「お」を付けて呼ぶ様になったそうです。
いつ迄も滝壺を観ていたい気持ちが湧きますが、そうも行かないので来た道を戻ります。
来る時は下り坂とは言え結構キツイ行程でしたが、妻には戻り道は輪を掛けてシンドイ道程だった様です。
私達は来た道の県道56号線を戻りましたが、沿道の紅葉が日光いろは坂に負けない位に素晴らしく綺麗でした。
それでいて全然渋滞しないので、紅葉の観光目当てなら穴場だと思います。
山の駅たかはらから桜沢を那須塩原方面へ向かうと「雷霆の滝」「咆哮の滝」「霹靂の滝」があり、スッカン沢沿いには「素簾の滝」「仁三郎の滝(舞姫滝)」「雄飛の滝」があるので、この周辺一帯は滝のメッカなのだそうです。
健脚であり、熊に対する恐怖心がなければ、矢板八方ケ原付近の滝巡りも良いかも!?知れません。』
P.S. ひと月程前に栃木県矢板市にある「おしらじの滝」の滝壺へ飛び込んだ2名の男性が亡くなる事故がありました。
事故の再発防止の為か?矢板市のホームページを閲覧すると、「滝壺付近には立ち入らないで下さい。観ばく台より先は立ち入り禁止となっておりますので、絶対に立ち入らないで下さい。滝をご覧になる場合は、観ばく台にある柵の内側よりご覧いただくようお願い致します。」と注意書きがありました。
今年の夏は格別に暑かったので、滝壺に入りたい衝動も判らないではありませんが、命は大事にしなくっちゃ!
2度と痛ましい事故が起きません様に…。
Posted at 2020/09/21 08:25:45 | |
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