
ネット配信動画で映画を観ました。
タイトルは「ANON アノン」と言う日本では2019年に公開された映画。
アメリカ、ドイツ、イギリスにより制作されたSFサスペンスものです。
あらすじ:
近未来では、地球上の全ての人間の記憶が記録、検閲される様になり、犯罪が激減しますが、個人のプライバシーも匿名性も失われた世界に変貌しています。
1級刑事のサル・フリーラン(クライブ・オーウェン)が出勤する為に街を歩いています。
彼の目(さも、アイウエアラブルPCの様)に映るのは擦れ違う人々に関する詳細なデータですが、何故か?見知らぬ女性1人だけ「検知エラー」と表示され個人情報を知る事が出来ません。
捜査室でサル刑事は行方不明者の捜索や貴金属を盗まれたと言う女性の訴え、それに宗教の宣教者を射殺してしまったのは正当防衛だと弁解する男性の件を各人の視覚映像の記憶データを活用して解決して行きます。
個人の秘密が存在しない社会では犯罪は起こり難くい筈なのですが、殺人事件が起きてしまいます。
サム刑事は上司のチャールズ・ガッティス(コルム・フィオール)と現場で捜査に当たりますが、被害者の視覚映像記憶データがハッキングされていて犯人が特定出来ず、殺人ではなく自殺で処理されてしまいます。
サム刑事は今朝「検知エラー」の女性と擦れ違った事をチャールズに報告し、自分の見た女性の覚映像記憶データから女性を特定しようと試みますが、彼女が特殊なアルゴリズムを構築している様でデータは消去されていました。
その後、レズビアンの女性2人がベッドで射殺されている事件が発生し、サル刑事が捜査に当たりますが、犯人を特定するに至りませんでした。
レズビアン女性2人の行為は政府のサーバーにデータとして残るのですが、彼女達はサーバーから自分達の行為をデータ上から削除する為にハッカーを雇っていた事が判りました。
刑事サルはハッカーが疑わしいと思い、自分がハッカーへの依頼人となり囮捜査を仕掛けます。
サルはハッカーのアノン(アマンダ・セイフライド)と接触する事に成功しますが、アノンはサルと接触した記憶データを消去してしまいました。
連続殺人事件を重く見た警察長官は捜査室へハッキングの技術者サイラス(マーク・オブライエン)を加えます。
アノンについて調査すると、近日に美術商と会う事が判りました。
美術商は贋作を売り出す為に、贋作を作った記憶を消し、真作を倉庫の奥から見付けたと言う嘘の記憶を上書きする様にアノンへ依頼します。
暫くして、警察に美術商が殺害されていると通報があります。
再び、サルは記憶の削除と改ざんをアノンへ依頼し囮捜査を再開します。
アノンはサルへ、私に会う口実ではないか?と言います。
サルもアノンもお互いに魅かれていたので、関係を持ちました。
その後、アノンはサルの記憶を消しますが、その途中で彼が刑事であり、逮捕するつもりである事を知ります。
結果、裏切られた形のアノンはサルの記憶を改ざんしたり、幻覚を見せたりしたので、サルは交通事故を起こしてしまいました。
しかも、サルは隣人を殺害した嫌疑で停職処分を言い渡されます。
アノンはサルに会い「自分は殺人をしていない。誰かが自分を罠に嵌めている」と言います。
アノン以上のハッキング技術を持つ技術者サイラスは彼女のストーカーでした。
アノンに接触した人物に嫉妬したサイラスは殺人を犯していたのです。
事実を知ったサルはサイラスを倒しました。
アノンはサルに今後もANON(匿名の意味)の存在として生きて行くと言います。
サルは「隠れるから追われる。隠す事が重要なのか?」とアノンへ訊きます。
アノンは「私には秘密はない。見せたいものがないだけ!」と応え、去って行きました。
私見:
ストーリーもシンプルで、キャストも少ない、この様な映画が私は好きです。
2011年公開の映画「赤ずきん」を観て可愛らしい女性だなと思ったアマンダ・セイフライドさんも、この映画「ANON アノン」の撮影時には32、33歳だった様ですが、童顔ですよね!?
因みに彼女、現在は35歳らしい。
アマンダ・セイフライドさんのファンは必見です。
不要不急の外出を控えたお家時間にDVD、ネット配信動画の映画観賞をみんカラの皆さんにもお勧めします。
Posted at 2021/10/05 09:56:28 | |
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