
ネット配信動画で映画を観ました。
タイトルは「散歩する侵略者」と言う2017年に公開された邦画です。
劇作家の前川知大の舞台劇を基にした同名小説を原作に映画化されたSFサスペンスものです。
あらすじ:
某町で殺戮事件が起き、事件の起きた家からは血塗れの女子高生立花あきら(恒松祐里)が立ち去ります。
同町に住む加瀬真治(松田龍平)は妻の加瀬鳴海(長澤まさみ)に隠れて浮気に出掛けて帰って来ません。
鳴海の許へ真治が入院していると連絡が入り、鳴海は迎えに行きます。
真治が記憶障害を発症している様だと、鳴海は医師から説明されました。
家に帰ってTVを見ている真治はお天気キャスターの動作を真似ています。
その行動を終えると「散歩に行って来る」と出掛けました。
その頃、週刊誌の記者である桜井(長谷川博己)はデスク(キャップかも?)から某町の殺戮事件の取材を命じられ、現場へ急行します。
桜井は現場で話し掛けられた天野(高杉真宙)と知り合います。
桜井は現場から逃走した女子高生の立花あきらを探そうとしていますが、天野も立花あきらの行方を知りたいと言います。
2人は行動を共にする事にします。
天野は桜井に「記者だったらスクープが欲しいでしょ?自分は地球を侵略しに来た3人の宇宙人のひとり」だと言います。
桜井は天野の戯言でからかわれていると思いました。
鳴海の家に妹の明日美(前田敦子)が真治の容体を心配してやって来ました。
真治は明日美に「家族とは何か?」と訊き、「家族」の概念を明日美の頭の中から奪ってしまいました。
明日美は急によそよそしくなったかと思うと家から出て行ってしまいました。
天野は「自分達宇宙人が地球人の「概念」を集めている」と桜井に話します。
地球人は抜かれた「概念」を消失し、二度と元には戻らないそうです。
桜井も天野の行動を間近で見るにつけ、宇宙人かも知れないと思い始めました。
その後、桜井と天野はもう一人の宇宙人であるあきらの入院している病院を探し出し、家族のふりをして面会しようとしますが、車田刑事に止められます。
天野とあきらは車田から「自分」と「他人」の概念を奪い、逃走します。
鳴海の仕事はイラストレーターで会社に出来上がったデザイン画を持ち込みますが、社長からダメ出しされ「仕事を何だと思っているの!?」と貶されます。
鳴海の職場に付いて来た真治は社長に「仕事とは何か?」と訊き、「仕事」の概念を社長の頭の中から奪いました。
そして真治は自分が宇宙人である事を鳴海に告白しますが、彼女は俄かには信じる事が出来ませんでした。
桜井の許に厚生労働省の役人の品川が訪ねて来て、新種のウイルスが発生し記憶障害を発症する人が増加しているので気を付けて欲しいと言われます。
桜井があきらと一緒にいると警官がやって来て、あきらを拘束しようとしますが、あきらは警官達を無力化してしまいます。
その頃、真治も厚労省の役人に尾行されていました。
厚労省の役人の尾行を撒く為に潜り込んだ教会で、真治は牧師(東出昌大)に「愛とは何か?」と訊きますが、神父は「愛は貴方の内側にある」と応えるのみで、真治は牧師から「愛」の概念を奪う事は出来ませんでした。
桜井は地球に送り込まれた3人目の宇宙人が加瀬真治である事を知り、会いに行きます。
桜井を尾行して来た天野とあきらは真治に再会する事が出来ました。
宇宙人3人が再会した事で、地球侵略の為に地球外からの宇宙人の援軍が大挙押し寄せる様に発信されました。
鳴海は僅かな時間でも真治と共に過ごせればと二人で車に乗り、天野とあきらの許から逃げようとします。
ところが、それを阻止しようと車の前に飛び出たあきらは轢かれて即死しました。
一方、天野と桜井は厚労省の役人達から攻撃され、絶命してしまいます。
鳴海は自分の「愛」の概念を真治に奪って欲しいと言い、真治は言われた通りにします。
宇宙人の攻撃が始まり、赤く燃える隕石の様な物が数多く地球に降り注ぎます。
しかし、やがてその攻撃は止みました。
2か月後、真治は診療所で救援物資を運び込むボランティアをしていました。
そして、「愛」と言う概念を失って廃人の様になった鳴海に真治は「ずっと、そばにいるよ」と囁くのでした。
私見:
宇宙人は鳴海の愛の概念を奪った事で「愛」を知り、地球攻撃を中止した様です。
要は、鳴海の愛は地球を救う!
本編中に、牧師役で東出昌大さんが演じていましたが、そのセリフが聖書のコリント第一13章4から8節が引用されていて、愛の定義を宣うている聖句なのですが、東出さんの心には響かなかったみたいです。
映画「散歩する侵略者」が公開された2017年から東出さんの浮気が始まったらしいですから…。
不要不急の外出を控えたお家時間にDVD、ネット配信動画の映画観賞をみんカラの皆さんにもお勧めします。
Posted at 2021/10/02 07:14:48 | |
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