
ネット配信動画で映画を観ました。
タイトルは「ナチスの愛したフェルメール」と言うオランダ、ベルギー、ルクセンブルクの合作映画。
解説:公式サイトより
ナチスドイツの高官にフェルメールの絵画を売ったために捕らえられた実在の天才贋作画家ハン・ファン・メーヘレンの数奇な半生を描いた伝記ドラマ。1945年5月29日、オランダの画家メーヘレンが、ナチス国家元帥ゲーリングにフェルメールの絵画を売った罪で逮捕される。ナチス協力者及びオランダ文化財略奪者として長期の懲役刑を求刑された彼は、「全て自分が描いた贋作だ」と驚きの事実を告白する。時は遡り1920年代、若き画家メーヘレンは自身の作品をレンブラントやフェルメールら古典派の画風の継承だと批判されてしまう。自分が描いた贋作を“本物”として流通させて批評家たちを見返してやろうと考えたメーヘレンは、独自の工夫を凝らして研究家をも認めさせる贋作を生み出していくが……。主演は「アンナとロッテ」のユルン・スピッツエンベルハー。
私見&ストーリー補足:
主人公ハン・ファン・メーヘレン(ユルン・スピッツエンベルハー)オランダの画家。
彼の絵画の授賞式で美術評論家であるブレイディウスの妻ヨーランカ(リゼ・フェリン)と知り合い、彼女の美しさに目を奪われてしまう。
ハンはヨーランカに絵のモデルを依頼する。
その後、ハンの個展が催され、ヨーランカをモデルにした肖像画も展示される。
ヨーランカの夫で評論家でもあるブレイディウスは肖像画を見て嫉妬心から「個性がない絵だ」と酷評する。
恥を搔かされたハンは、その一件から絵を描く事を止めてしまう。
収入が途絶えたハンを見限って、妻は息子を伴ってハンの許を去って行った。
ハンは移り住んだローマで偶然にヨーランカと再会する。
そして、ベッドで横たわるヨーランカをモデルにスケッチを描く。
その後、ハンはフェルメールの絵画の贋作を描く様になる。
ハンはその絵を評論家ブレイディウスに目利きして貰うと、フェルメールの「エマオの食事」だと判定される。
その絵は本当は贋作だと言ってブレイディウスに恥を搔かせようと思っていたハンだったが、逡巡してしまい言い出さなかった。
その時既にヨーランカはブレイディウスと離婚しており、その後にハンとヨーランカは結婚した。
ナチスのゲーリングが絵画「エマオの食事」を気に入り、フェルメールの他の絵画が欲しいと言う。
ハンはその後もフェルメールの贋作を描く事になる。
その後、ハンは祖国オランダの至宝を敵国ドイツに売った売国奴の汚名を着せられ逮捕される。
反逆罪で判決が下れば、ハンの死刑は免れません。
ハンはナチスに売ったのはフェルメールの絵画ではなく、自分の描いた絵だと弁明します。
法廷では、絵画「エマオの食事」をX線に掛けて贋作だった事が証明され、反逆罪の嫌疑からはは放免されます。
しかし、詐欺罪で実刑1年の禁固刑を言い渡されました。
そして、裁判官はフェルメールとハンの描く絵画の価値の差分として500万ギルダーの返還も命じました。
ハンは判決を受けた1か月後に心臓発作で急死してしまいます。
主人公のハン・ファン・メーヘレンはフェルメールとそん色ない画力があったのでしょうが、本人の絵画よりも贋作画家として有名なのは、フェルメールへのリスペクトがあったのかも!?
不要不急の外出を控えたお家時間にDVD、ネット配信動画の映画観賞をみんカラの皆さんにもお勧めします。
Posted at 2021/10/24 13:51:40 | |
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