
DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「氷菓」と言う、作家の米澤穂信の同名推理小説を原作に実写映画化されたもの。
内容は青春学園ミステリー物で、2017年に劇場公開された邦画です。
あらすじ:ウィキペディアより(キャストを加筆)
何事にも積極的に関わろうとしない「省エネ主義」を信条とする神山高校1年生の折木奉太郎(山崎賢人)は、姉・供恵(声のみ:貫地谷しほり)からの勧めで古典部に入部する。しかし、古典部には同じ1年生の千反田える(広瀬アリス)も「一身上の都合」で入部していた。奉太郎とは腐れ縁の福部里志(岡山天音)も古典部の一員となり、活動目的が不明なまま古典部は復活する。そして、えるの強烈な好奇心を発端として、奉太郎は日常の中に潜む様々な謎を解き明かしていく。
ある日、奉太郎はえるから助けを求められる。それは、彼女が元古典部部長の伯父から幼少期に聞かされた、古典部に関わる話を思い出したいというものだった。奉太郎の幼馴染で里志に好意を持つ伊原摩耶花(小島藤子)の入部後、古典部の文集『氷菓』がその手掛かりだと知った奉太郎は、仲間たちと共に、『氷菓』に秘められた33年前の真実に挑むことになる。
あらすじ補足&私見:
神山高校の新入生はバラ色の高校生活が始まると言う期待を抱いている様ですが、折木奉太郎(山崎賢人)は楽に生きる事をモットーにしているので、その結果が灰色の高校生活でも構わないと思っていました。
その奉太郎は、古典部を廃部にさせたくない元古典部部員の姉の供恵(貫地谷しほり)の願いを叶える為に古典部に入部します。
千反田える(広瀬アリス)の伯父の関谷純(真島秀和)は10年前に失踪していました。
彼女が古典部に入部したのは、古典部初代部長だった伯父の関谷純の手掛かりを得る事でした。
その後、奉太郎の幼馴染みの福部里志(岡山天音)と伊原摩耶花(小島藤子)も入部し、古典部は4人で活動を始めます。
古典部初代部長の関谷純が創刊したと言う古典部文集「氷菓」を手掛かりに、奉太郎達は調査し、推理を展開します。
33年前は学生運動が盛んだった時代で、高校側は学力向上を目的に学園祭を一方的に中止させようとしました。
怒った学生側は学園祭を開催する為に暴動を起こします。
その際に格技場が火事になり、古典部部員の郡山養子(小山茉美)が怪我を負い倒れてしまいました。
それを校舎から見た関谷純(本郷奏多)が郡山養子の救助に向かい事なきを得ます。
関谷純は一躍、学生側の英雄に祭り上げられます。
しかし、学校側は学生達の暴動の責任を取らせる為、暴動に関係していませんが、学生側の英雄と持て囃されていた関谷純を見せしめに退学させてしまいます。
その話を、現在は図書室司書で旧姓が郡山養子の糸魚川養子先生(斉藤由貴)から、奉太郎達は訊き出します。
その関谷純が名付けた古典部文集「氷菓」の意味を、奉太郎は「アイス クリーム」→「アイ スクリーム」:「私は叫ぶ」と解きます。
学校側の体裁の為に退学させられ、学生側の盾になったけれど誰も味方になってくれなかった事に憤っていたのでしょう。
本編の伏線で「ベナレスは必ず天国に行ける街」と言っていました。
奉太郎は伏線回収で、失踪した関谷純はインド北部のベナレスで生きている筈と推理します。
その後も、千反田えるは好奇心旺盛に「私、気になります」と奉太郎へ謎解きを持ち掛けるのでした。
お蔭で折木奉太郎の高校生活は灰色ではない様です。
今から5年程前の映画ですが、当時でも主演の山崎賢人さんと広瀬アリスさんに高校1年生役はチョット無理がある様な気がします。
2人とも、私の好きな俳優さんですが、映画の続編はあってもキャストの続投はないかも!?
広瀬アリスさん、早く体調を整えて復帰して下さい!
Posted at 2022/04/30 10:32:51 | |
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