
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「劇場版 半分の月がのぼる空」と言う、橋本紡の恋愛小説「半分の月がのぼる空」を原作にした邦画。
2010年に劇場公開されました。
ストーリー:
高校生の裕一(池松壮亮)は肝炎治療で入院中にも関わらず、抜け出して親友達と遊んだ後に病院へ帰って来ました。
そこを看護師の亜希子(濱田マリ)に見つかり、罰を与えられます。
その罰と言うのが、いつも屋上で本を読んでいる里香(忽那汐里)の友達になる事でした。
読書の好きな里香は早速、裕一に本を沢山持って来る様に用事を言い付けます。
裕一は(何処からか?)沢山の本を持って駆け付けますが、里香は全部読んだ事があると言って、用事のやり直しを告げます。
山積みの本を持って3度往復した裕一は、里香から彼女の愛読書「銀河鉄道の夜」を手渡されます。
同病院の夏目医師(大泉洋)は以前に心臓外科の名医でしたが、妻を亡くしていて、幼い娘の未来(芦田愛菜)を男手一つで育てて行くのに心臓外科医は務まらないと、現在は内科医をしていました。
裕一は看護師の亜希子から、里香が生まれつき心臓に疾患を持っていて手術をしなければ長くは生きられない程の症状で、その手術をする為に里香は転院して来たと教えられました。
その里香が「自分が生きている内に、病室から見える砲台山に登りたい」と裕一にお願いします。
裕一は里香を連れて夜の病室を抜け出しますが、看護師の亜希子に見つかってしまい、他の看護師、警備員含め病院中の鬼ごっこになってしまいました。
病院の外で待っていた裕一の親友の保(加藤康起)と司(川村亮介)の協力を得て、裕一と里香はバイクで砲台山を目指しました。
道を塞いでいる倒木の所為でバイクを転倒させてしまい、バイクを乗り捨てた裕一は怪我をした里香を背負って頂上を目指します。
頂上に着くと、里香は幼い頃に父親と来た思い出の場所だと打ち明けました。
その父親も心臓病で手術中に亡くなってしまったと言う事でした。
その直後、肝炎を患いながらも無理をした裕一はその場で倒れてしまいました。
すると探しにやって来た看護師の亜希子や病院の警備員達が裕一と里香を病院へ連れ帰り、看病しました。
病状が悪化した里香に、心臓外科が専門の院長は自分は高齢で体力が心臓手術に耐えられないので、転院して手術を受ける事を勧めました。
保と司が裕一と里香の見舞いに来て、近々行われる高校の学園祭に2人を誘います。
学園祭の日、裕一の親友のみゆき(緑友利恵)のセーラー服を着て里香は高校にやって来ました。
保が脚本家兼、主人公の演劇部の劇が上演されようとしていますが、ヒロインが出演出来なくなってしまいました。
そこで急遽、里香がヒロインの代役になって上演されます。
劇は大好評の内に幕が下りました。
しかし、激務を熟した里香は倒れてしまいました。
数日後(もしくは数週間後かも?)、裕一が病室でなかなか寝付けないでいると、ベランダに里香の姿がありました。
里香が裕一に会いに来たのです。
裕一が退院する事を知った里香は「自分は転院して心臓手術を受けるつもり」だと彼に伝えたかったのです。
夏目医師が病院のロビーで女子高生に心臓手術出来ない事を詫びていました。
夏目は自分が執刀した心臓手術後、妻を亡くした時以来メスを握れなくなったのです。
夏目は思い出の写真を見ていました。
そこには夏目裕一と元気だった頃の里香が写っていました。
裕一は里香の心臓病を治す為に心臓外科医師になりました。
2人は結婚して、娘も産まれました。
その後に里香の何度目かの心臓手術が行われ、裕一の執刀で成功したのですが…。
夏目は、里香を負んぶして登った砲台山に行ってみました。
そこで、里香の幻が見え、夏目は彼女を思い出し泣きじゃくってしまいます。
数日後、夏目は幼い未来の希望で里香から貰っていた「銀河鉄道の夜」を読み聞かせました。
彼は本の裏表紙に書いてあった里香から裕一へのメッセージを黙読し、心臓外科医として再出発してみようと決意するのでした。
私見:
この映画の主人公は夏目裕一と里香で、演じる池松壮亮さんと忽那汐里さんのW主演でした。
忽那汐里さんは、この映画で高校生から20代半ば迄を演じていますが、上手な女優さんです。
現在は海外で活躍されている様ですが、日本の映画にも、もっと出演して欲しいです。
大人になった夏目裕一役は大泉洋さんでした。
5/28のブログで紹介した映画「騙し絵の牙」の主役も大泉洋さんでしたが、どの様な役も熟せるホントに引き出しの多い素晴らしい俳優さんです。
Posted at 2022/05/31 09:58:21 | |
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