
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「真夜中の五分前」と言う、日本&中国合作映画。
推理小説作家の本多孝好の小説「真夜中の五分前five minutes to tomorrow(side-A・side-B)」を原作に映画化され、日本では2014年に劇場公開されました。
キャプション:公式サイトより
三浦春馬、リウ・シーシー、チャン・シャオチュアン。日本・中国・台湾のライジング・スターが豪華共演。
本多孝好のベストセラー恋愛小説を、名匠・行定 勲監督が上海を舞台に映画化する、切なく美しい愛のミステリー。
イントロダクション:公式サイトより
双子の姉に恋した男。双子の妹を愛した男。
旅先の事故から一人だけ帰国したのは、姉か、妹か?
愛すれば愛するほど、きみが誰だかわからない。
今日と明日をつなぐ五分間。愛の行方は、思いも寄らぬ世界へ迷い込む―。
主演・三浦春馬が、リウ・シーシーやチャン・シャオチュアンらアジアキャストと豪華競演!
時計屋に務める主人公を演じるのは、三浦春馬。1ヶ月の海外ロケ、中国キャスト、台湾キャストとの競演。自身初となる海外撮影に挑んだ。
ヒロイン役は、中国の人気女優リウ・シーシー。2011年に出演した「宮廷女官 若曦(ジャクギ)」が中国で大ヒットしたほか、13年ジェット・リー主演『不二神探(BUDGES OF FURY)』のヒロイン役など、中華圏でいま大注目の女優である。台湾では2013年の「憧れの女優」ランキングで、リン・チーリンを上回り1位となっている。
また、台湾からは『台北の朝、僕は恋をする(原題:一頁台北)』や『GF*BF(原題:女朋友。男朋友)』、台北映画祭で最優秀長編劇映画賞など4賞を受賞した『失魂』などに出演する台湾を代表する俳優、チャン・シャオチュアンが参加。
日中合作映画として誕生した本作は、すでに日本、中国での上映のみならず、アジア、さらに海外展開を視野に動きだしている。
上海、モーリシャスにて撮影。監督・行定勲が描くミステリアスなラブロマンス。
2013年11月、12月に上海、モーリシャスで撮影を敢行、ダビング作業を台湾で仕上げて完成する本作。行定 勲が描く繊細な空気感と、異国撮影での景観との重奏が本作をさらにミステリアスな世界に誘っていく。
これまで数々の海外映画祭への出品や、多くの作品がアジア公開されている行定 勲だが、中国での撮影は本作が初となる。また、美術、サウンドデザイナーとして参加している香港、台湾スタッフとのコラボレーションも注目である。
ストーリー&私見:(2018年にも観ていて、その時の備忘録から転記)
上海の時計修理店で働くリョウ(三浦春馬)はスイミングプールで出会った女性ルオラン(リウシーシー)に買い物に付き合って欲しいと頼まれる。
リョウにルオランはある人への贈り物を選んで欲しいとお願いするが、結局何が良いか?決めあぐねて自分が修理した置時計を勧める。
その後、再会したルオランとリョウはレストランに食事に行く。
ルオランがトイレに立ち、戻って来て着座するとリョウを見て微笑み「気付かないの?」と問い掛ける。
トイレから戻って来たのは、ルオランそっくりの双子の妹のルーメイ(リウシーシー)だった。
そして、ルオランが現れ、リョウに選んで貰った贈り物はルーメイへの結婚祝いだったと明かされる。
ルーメイは時計のお礼を云うと女優の仕事に戻って行った。
ルオランはリョウに双子であるが故の悩みを打ち明ける。
女優を志したのはルオランの方が先で、ルーメイが女優になれたのもルオランのお蔭だった。
ルオランはリョウの働く時計店に身を寄せる様になる。
リョウの部屋の時計が全部5分遅れである事に気付いたルオランはリョウに何故と訊ねる。
リョウは「世界に追い付く程度の5分間を楽しむ為」と答える。
そして、リョウはルオランに手作りの腕時計をプレゼントします。
その腕時計はやっぱり5分遅れでした。
その後、ルオランとルーメイは2人だけでモーリシャスへ旅行に行く。
2人は海難事故に遭い、ルオランが命を落とし、ルーメイは負傷するが命は助かる。
それから1年後、ルーメイは事故前とは較べものにならない程の演技力を発揮する。
ルーメイの夫は生き残ったのがルーメイではなくルオランではないかと疑い、離婚する。
リョウもルーメイと接するが、ルーメイなのか?ルオランなのか?判らないでいた。
何故なら、ルオランとルーメイは思い出を共有し過ぎていて、自分達でさえ錯覚してしまう程だった。
ルーメイはリョウと付き合い始める。
ルーメイはリョウの働く時計店で「自分は自分のままである様に務めよ」との一編の詩を読む。
ルーメイはルオランがリョウからプレゼントされた腕時計を時計店に置き、リョウの許を後にする。
それに気付いたリョウが彼女を追う時、時計店のショーウインド内の時計の針は24:00を指す。
そして、リョウがルオランにプレゼントした腕時計も24:00を告げていた。
映画の演出では、生き残ったのは双子のどちら?とミステリー調で、結局明かされませんでしたが、私は生き残ったのはルーメイだったと推理します。
P.S. 今回、再び映画「真夜中の五分前」を観た訳ですが、現在なら双子の姉妹で生き残ったのはルオランでルーメイに成りすましていると思いました。
ルオランは元々女優になりたかった訳だし、ルーメイと結婚してしまったティエルン(チャン・シャオチュアン)を恋慕していたので、ルーメイとして生きて行けば好都合だと思ったのでしょう。
その為には、リョウがルオランに贈った腕時計を所有する事は不自然なので、リョウに返してリョウとの関係とルオランとしての過去を清算したのだと思います。
みんカラの皆さんは、モーリシャスの海難事故から生還出来たのは、ルオランだと思いますか?それともルーメイだと思いますか?