
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「ハンターキラー潜航せよ」と言う、ジョージ・ウォーレス&ドン・キースの共著の同名小説「ハンターキラー」シリーズの第1巻を原作に映画化された作品。
米国で製作された軍事サスペンス&アクション物。
日本では2020年に劇場公開された様です。
キャプション:公式サイトより
今再び、あの名言が証明される――
「潜水艦モノに外れなし」
「U・ボート」「レッド・オクトーバーを追え!」「クリムゾン・タイド」に続く潜水艦アクション大作復活、そして――
米国防総省x米海軍全面協力、「ワイルド・スピード」制作陣により、リアルかつ壮大な新章へ‼
イントロダクション:公式サイトより
1980年代から2000年代初頭にかけて、大ヒットを飾ってきた〈潜水艦モノ〉。だが、21世紀に入って間もなく、潜水艦をテーマにした超大作映画は洋画市場の新作ラインナップから姿を消した。潜水艦テクノロジーの急激な発展という現実に、フィクションが追いつくことができなくなった結果だ。そんななか、米海軍原子力潜水艦の元艦長ジョージ・ウォーレスと、ジャーナリストで作家のドン・キースが共同執筆した小説が2012年に出版、“最新鋭の潜水艦をリアルに描いた物語”と絶賛され、アメリカでベストセラーを記録した。その映画化権を『ワイルド・スピード』シリーズ製作陣が獲得、今の時代が求める〈本物の潜水艦モノ〉を成功させるための唯一かつ最大の切り札として、米国防総省と米海軍の全面協力を実現させた。
グラス艦長には、現代を代表するアクション・スターの一人、『ジオストーム』のジェラルド・バトラー。学歴もなく軍人のエリートコースからも外れ、現場での実力だけで艦長まで上り詰めた男が、緻密な計算力と大胆な決断力で鮮やかに危機を捌いていく様を爽快に演じた。修羅場をくぐり抜けてきた男にしか吐けない熱い台詞は、日々働くすべての人の胸に刺さるだろう。
統合参謀本部議長チャールズ・ドネガンには、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でアカデミー賞を獲得したゲイリー・オールドマン。戦争へと突き進もうとする大将をリアルに演じて、現代という時代の危うさまでも体現した。ロシアの艦長には、先頃惜しくも亡くなった、スウェーデンの名優『ミレニアム』シリーズのミカエル・ニクヴィスト。さらに、出演もした『グローリー/明日への行進』でアカデミー賞歌曲賞に輝くなどミュージシャンとしても高い人気を誇るコモンが、戦争を回避しようと奔走する少将を演じた。監督は、南アフリカで今最も期待されている、『裏切りの獣たち』のドノヴァン・マーシュ。
こうして復活した2019年の〈潜水艦モノ〉は、深海に潜む完全なる密室で外の音と己の経験値だけを頼りに見えない敵と戦う極限の緊張感と、予測不能の危機に直面する兵士たちのヒューマンドラマがスケールアップを遂げた。さらにそこに、超人的なネイビーシールズの極秘任務と、軍部の司令室で繰り広げられる頭脳戦が絡み合う──ダイナミックな進化を遂げた、潜水艦アクション大作新章の開幕だ!
ストーリー:公式サイトより(キャストを加筆)
攻撃型原子力潜水艦ハンターキラー×ネイビーシールズが強力タッグ
呼吸音すら命取りの深海で、ミッションを遂行せよ。
ロシア近海で1隻の米海軍原子力潜水艦が姿を消した。ジョー・グラス艦長(ジェラルド・バトラー)率いる攻撃型原潜“ハンターキラー”は捜索に向かった先で、無残に沈んだロシア原潜を発見、生存者の艦長(ミカエル・ニクヴィスト)を捕虜とする。同じ頃、地上ではネイビーシールズ精鋭部隊(トビー・スティーヴンス達)の極秘偵察により、ロシア国内で世界を揺るがす壮大な陰謀が企てられていることが判明する。
未曾有の緊急事態を回避するため、ハンターキラーには限りなく0に近い成功率の任務が下る。それは、絶対不可侵の水中兵器ひしめくロシア海域への潜航命令でもあった。グラスは任務遂行のため、シールズとタッグを組み、禁断の作戦実行を決断するが・・・。世界の運命は、一隻の潜水艦に託された――。
ストーリー補足&私見:
ロシア領バレンツ海で米海軍潜水艦USSタンパベイが撃沈されてしまいました。
それで、ジョー・グラス艦長(ジェラルド・バトラー)の指揮するUSSアーカンソーが捜索に向かいます。
捜索中に沈没したロシア原潜を見付けますが、外壁に空いた穴の痕から外部攻撃ではなくて、内部からの爆発による沈没だった様で不審に思います。
その頃、ロシアのニコライ・ザカリン大統領(アレクサンドル・ディアチェンコ)はポリャルヌイ海軍基地を視察していました。
ところがドミトリー・ドゥーロフ国防大臣(ミハイル・ゴア)は大統領の身柄を拘束し、大統領が病気になったと嘘を吐きクーデターを起こしました。
ロシアは大統領が病気の際は国防大臣に全権が移譲される法律の様です。
米国のチャールズ・ドネガン統合参謀本部議長(ゲイリー・オールドマン)達は、ロシアが有事の準備を進めている事に危機を感じ、ポリャルヌイ海軍基地へネイビーシールズ精鋭部隊を偵察に送り込みます。
すると、ロシアでクーデターが起きている事を米国は知ります。
ドゥーロフ国防大臣は好戦的で、米国との戦争を望んでいる人物がロシアのトップになってしまったのです。
そこで米国のジョン・フィクス海軍少将(コモン)は、ネイビーシールズ精鋭部隊と原子力潜水艦USSアーカンソーによるザカリン大統領の救出作戦を米国アイリン・ドーヴァー大統領(キャロライン・グッドール)へ提案し、承認されます。
グラス艦長は軍法違反でしたが、部下へ沈没したロシア原潜にいる生存者の救助を命じ、数名を救い出します。
その救出者の中にいたロシア原潜のアンドロポフ艦長(ミカエル・ニクヴィスト)を捕虜にします。
ビル・ビーマン(トビー・スティーヴンス)率いるネイビーシールズ精鋭部隊はロシア軍の応戦に遭い負傷しながらも、ザカリン大統領を救出し、原子力潜水艦USSアーカンソーへ乗艦させる事に成功します。
しかし、USSアーカンソーはロシア領海でロシア海軍の前では四面楚歌状態。
ドゥーロフ国防大臣は、米潜水艦USSアーカンソーへザカリン大統領やアンドロポフ艦長が乗艦しているにも関わらず沈没させよと命じ、ポリャルヌイ海軍基地から地対艦ミサイルを発射させます。
USSアーカンソーと対峙していたロシア駆逐艦の乗員達はアンドロポフ艦長の教え子達で、ドゥーロフ国防大臣のクーデターだと気付き、地対艦ミサイルを全て迎撃しました。
そして、ロシア駆逐艦はドゥーロフ国防大臣のいるポリャルヌイ海軍基地へミサイルを撃ち込み、米国とロシアの開戦が免れました。
心に残ったシーン。
ネイビーシールズ精鋭部隊隊長ビーマンはロシアのザカリン大統領を救出し、米潜水艦USSアーカンソーへ届けた後に、負傷して置き去りにしたシールズの仲間を助けにポリャルヌイ海軍基地へ戻りました。
敵の直中へ飛び込むと言う事は命の保証がない訳で、隊長ビーマンに漢を見ました。
それと、映画開始1時間49分過ぎの米潜水艦USSアーカンソー艦内での、ロシアのアンドロポフ艦長と米国グラス艦長の会話。
アンドロポフ艦長「私は他に知らない、君のような豪胆な艦長を」
グラス艦長「いえ、私の目の前(アンドロポフの事)にいる」
敵同士なのだけれど、お互いに潜水艦の艦長である事でシンパシーを感じて、お互いを認め合ったって事でしょう。
映画タイトルの「ハンターキラー」は「攻撃型潜水艦」の意味だそうです。
この映画「ハンターキラー潜航せよ」は、私が過去に観た潜水艦モノの映画の中では、1、2番を争う秀逸な作品でした。
Posted at 2022/11/20 08:03:23 | |
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