
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「カラー・アウト・オブ・スペース-遭遇-」と言う、作家H・P・ラヴクラフトのSF小説「宇宙からの色」を原作にしたSFホラー映画。
米国、ポルトガル、マレーシアによる合作映画。
日本では2020年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
原作はH・P・ラヴクラフト「The Color Out of Space(宇宙からの色/異次元の色彩)」。数々の神話体系の始祖とされるラヴクラフトの「完璧な悪夢」を創り上げたのは鬼才監督リチャード・スタンリー。カルト作品として名高い『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』と同じプロデューサー陣が製作を務める。公開されると、海外レビューで「H・P・ラヴクラフト映画の代表作になる」と高評価を受けると同時に、主演のニコラス・ケイジに対しては「彼のネクスト・レベルを目撃した!」とその演技に絶賛が集まった。
ストーリー:公式サイトより
大都市の喧騒を逃れ、閑静な田舎に移り住んだガードナー家。
ネイサン(ニコラス・ケイジ)と妻テレサ(ジョエリー・リチャードソン)が夢に見た子どもたちとの理想の生活は、前庭への隕石の衝突で終わりを告げる――。
以来、一家は心と体に影響をおよぼす地球外変異体との闘いに明け暮れ、静かな田舎暮らしは極彩色の悪夢へと変わる……。
ストーリー補足&私見:
都会から田舎の森近くの農園に移り住んだガードナー家。
その農園は将来にダムに沈む予定の場所でした。
ネイサン・ガードナー(ニコラス・ケイジ)の家の井戸の近くに隕石が落下します。
その隕石は眩い赤紫色の閃光を発し、稲妻を呼び寄せて、やがて消滅してしまいました。
隕石落下の噂を聞き、水文学者ワード・フィリップス(エリオット・ナイト)が調査にやって来ます。
ワードは地下水に汚染物質が含まれている為、飲料にする事を止める様にガードナー家に忠告しました。
ネイサンのその年の夏の作物は、生育も早く色艶も良いのですが、隕石が土壌を汚染した所為か?どれも不味く、とても食べられる代物ではありません。
そして、異常な体色の昆虫や奇形の野性動物が現れ始めます。
ネイサンの家の周りに生えるミズバショウは隕石のスペクトルに似た色をし、奇妙な臭いを放っていました。
次男ジャック(ジュリアン・ヒルヤード)は庭の井戸の中から異星人の声がすると言います。
ガードナーの家族は肉体的精神的に弱って行きます。
妻テレサ(ジョエリー・リチャードソン)は次男ジャックと庭に居た時に井戸からの強力なスペクトル光線を浴びて、一体化してしまいました。
ネイサンはテレサ達へ救急車を呼ぶ為に電話やメールで連絡をしようとしますが、井戸から発生している電磁波に邪魔されて連絡出来ませんでした。
車も同様に使い物にならず、仕方なくテレサ達を屋根裏部屋に隔離する事にします。
同じ頃、家畜として飼っていたアルパカ数頭が一体化し凶暴化していたので、ネイサンは猟銃で射殺してしまいました。
長男ベニー(ブレンダン・メイヤー)は井戸から、飼い犬サムの鳴き声が聞こえると言い、中に助けに入った瞬間にスペクトル光線を浴びて呑み込まれてしまいました。
ガードナー家が心配になった水文学者ワードとピアーズ保安官(ジョシュ・C・ウォーラー)はガードナー家を訪ねます。
娘ラビニア(マデリン・アーサー)を捕食しようとしていた怪物化したテレサを、ネイサンは猟銃で殺害してしまいます。
ワードがラビニアを連れて家から逃げようとすると、井戸から赤紫色の閃光が現れました。
その閃光に発砲しようとしたネイサンを、ピアーズ保安官はワード達を撃とうとしていると勘違いして銃殺してしまいます。
その後、保安官は赤紫色の閃光が宿った樹木に殺されます。
井戸の中から現れた赤紫色の閃光の竜巻はラビニアを呑み込み白鳥座のデネヴの方向へ消えて行きました。
後に、ガードナー家が所有していた農園はダムの底に沈んでしまいました。
一人生き残った水文学者ワードはダムの湖面を見詰めながら、あれは何だったのか?と回想しています。
その彼が、この貯水池の水は絶対に飲まないと決心していました。
観ていてゾワゾワしたり、痛く感じるシーンが結構あります。
Posted at 2023/01/28 09:53:52 | |
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