
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「アンダードッグ 前編」と言う、ボクサー3人の群像劇の邦画。
ボクシングのルーザー(敗者)が主人公のスポーツ&ヒューマンドラマ。
2020年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
「全裸監督」の武正晴監督が、『百円の恋』製作チームと再びタッグを組んだ新たな感動の物語!
第88回アカデミー賞外国語映画賞の日本代表に選出されるなど、多数の映画賞を席巻した『百円の恋』から6年。監督・武正晴、脚本・足立紳をはじめとする製作陣が、再びボクシングを題材に不屈のルーザーたちへ捧げる挽歌を作り上げた。
主人公・末永晃を演じるのは、俳優のみならずダンサーとしても国内外での活躍の場を広げる森山未來。持ち前の身体能力の高さに加え、プロ顔負けのストイックなトレーニングを経て迫真のボクシングシーンに挑んだ。若きボクサー・大村龍太に扮したのは、北村匠海。ダークな雰囲気を滲ませ、過去に秘密をもつ龍太の陰りを表現。徹底した筋力トレーニングを行い、スピードを武器にした躍動的なボクサーを演じている。芸人ボクサー・宮木瞬を演じるのは、勝地涼。芸人くずれのチャラさを表現する一方で、“親の七光り”という汚名返上を誓い、ボクシングに打ち込む覚悟をメリハリの効いたギャップで魅せる。このほか、水川あさみ、瀧内公美、冨手麻妙、萩原みのり、熊谷真実ら実力派女優陣が、リングへと向かう男たちの物語に彩を添え、風間杜夫、柄本明らベテラン勢が、奥行きのある実在感で作品を支える。
そして本作で、ルーザーたちのドラマをより一層盛り上げる主題歌「Flowers」を書き下ろしたのは、人気シンガーソングライターの石崎ひゅーい。登場人物の心情を代弁するかのように紡がれる歌詞と石崎の歌声は、男たちが繰り広げた激闘の余情となって心に突き刺さる。
“かませ犬”の牙は思いのほか鋭く荒々しい。咬みついたら二度と離れない。映画『アンダードッグ』が、ついに檻から放たれる!
ストーリー:公式サイトより(キャストを加筆)
夢を掴むため――過去と…そして未来と闘え。
一度は手にしかけたチャンピオンへの道……そこからはずれた今も〝かませ犬(=アンダードッグ)〟としてリングに上がり、ボクシングにしがみつく日々をおくる崖っぷちボクサー・末永晃(森山未來)。幼い息子・太郎には父親としての背中すら見せてやることができず“かませ犬”から“負け犬”に。一抹のプライドも粉砕され、どん底を這いずる“夢みる”燃えカスとなった男は、宿命的な出会いを果たす。一人は、 “夢あふれる”若き天才ボクサー・大村龍太(北村匠海)。児童養護施設で晃と出会いボクシングに目覚めるが、過去に起こした事件によってボクサーとして期待された将来に暗い影を落とす。もう一人は、夢も笑いも半人前な “夢さがす”芸人ボクサー・宮木瞬(勝地涼)。大物俳優(風間杜夫)の二世タレントで、芸人としても鳴かず飛ばずの宮木は、自らの存在を証明するかのようにボクシングに挑む。三者三様の理由を持つ男たちが再起という名のリングに立つとき、飛び散るのは汗か、血か、涙か。
私見:
本編を観ていて考えさせられたのは、人生に於ける成功とは?と言う事でした。
主人公の末永晃はボクサーですから、勝者となり、チャンピオンに上り詰める事がスポーツマンとしては成功となるのでしょうが、そこが焦点だとしたなら、彼は映画タイトル通りのアンダードッグ=負け犬、咬ませ犬なので、成功者とは呼べないのかも知れません。
でも、人として人生を大局的に見るならば、ボクサーとしての負けは一時的なもので、一瞬の向かい風の様な出来事。
その経験を糧とし、後の人生で別の道に進み成功を目指す事も良いと思います。
それを落伍者の逃避とは言わないでしょ!?
人生に於いて、何度も挫折を経験している私には琴線に触れました。
紆余曲折、山あり谷ありの波乱万丈な人生を、晩年に「あの時は良い経験をしたなぁ」と言える様な生き方が出来ればと思っています。
この映画はとても男臭い物語なので、女性よりも男性にお勧めします。

Posted at 2023/11/22 09:59:16 | |
トラックバック(0) |
映画 | 音楽/映画/テレビ