
DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「藁の楯」と言う、邦画。
漫画「ビー・パップ・ハイスクール」の漫画家“きうちかずひろ”が、本名の“木内一裕”で小説家デビューした同名警察小説を原作に実写化した作品。
2013年に劇場公開されました。
イントロダクション:関連サイトより
政財界のドンが孫娘を殺した犯人を殺害した人に10億円を進呈する旨の新聞広告を出し、欲にかられた数多の殺意が向けられる中、自首した犯人を護送するアクション・サスペンス。漫画家として『BE-BOP-HIGHSCHOOL』など、映画監督として「鉄と鉛」などを世に送り出しマルチに活躍する木内一裕の同名小説を、「十三人の刺客」がヴェネチア国際映画祭コンペティション部門で上映されるなど海外からも注目される三池崇史監督が映画化。犯人を警護するSPに「終の信託」の大沢たかお、「ゴースト もういちど抱きしめたい」の松嶋菜々子ほか。凶悪犯に「カイジ 人生逆転ゲーム」の藤原竜也。また、「おくりびと」の山崎努が殺害をけしかける政財界のドンに扮する。
ストーリー:公式サイトより
5人 vs 1億2千万人 ―― 全国民が敵。
「この男を殺してください。御礼に10億円差し上げます。」前代未聞の新聞全面広告に、日本中が揺れた!広告主は巨額の資産を持つ財界の大物・蜷川。幼い孫娘を惨殺した男、清丸の首に懸賞金を懸けたのだった。命の危険を感じた清丸は、潜伏先の福岡で出頭する。全国民の殺意が向けられる中、48時間以内に清丸の身柄を警視庁に移送するため、5人のSPと刑事が選ばれた。護衛対象は“人間のクズ”。
一般市民、警察官、機動隊員までもが執拗に命を狙ってくる中、命懸けの移送が始まる。見えない暗殺者から逃げる為、護送車、救急車、新幹線と次々と移動手段を変えても、なぜか、ネット上のキヨマルサイトには移送チームの居場所が更新されてしまう。
いつ?誰が?何処から襲い掛かってくるか分からない、誰が裏切り者か分からない極限の緊張状態が続く・・・。
はたして、人間のクズを命懸けで守る事に価値はあるのか?それが“正義”なのか?SPチームは無事に清丸を警視庁に移送することができるのか?
物語は、誰も予測できない衝撃のクライマックスを迎える!
ストーリー補足&私見:
東京都内で少女が悪戯され惨殺遺体で発見されました。
重要参考人という事で、殺人事件の懲役刑を終えて出所した清丸国秀(藤原竜也)が全国指名手配されます。
殺害された少女の祖父の蜷川隆興(山崎努)は政財界の大物で「凶悪犯の男を殺してくれたら、10億円差し上げます」と新聞広告を出しました。
潜伏先の福岡で自分の命が危険だと察した凶悪犯の清丸は福岡県警に出頭して来ます。
警視庁は凶悪犯の移送の為に、SPの銘苅一基(大沢たかお)と白岩篤子(松嶋菜々子)、刑事の奥村武(岸谷五朗)と神箸正樹(永山絢斗)を派遣し、福岡県警からも刑事の関谷賢示(伊武雅刀)が東京迄の移送に同行する事になりました。
懸賞金の10億円欲しさに、群衆は暴徒と化し、警察内部の人間にも凶悪犯の命を狙う者が現れる始末。
殺人犯の命を守る為に自らの命を落として行く神箸と白岩ら刑事達を見て、懸賞金欲しさの人々は「凶悪犯の命は、それ程迄して守る価値はない!」と言い切ります。
結局、凶悪犯は警視庁に移送された後に殺人罪で送検され、死刑の判決が下ります。
変態野郎しかも殺人犯の為にSPが人柱になるって、それが本当の正義なのだろうか?と考えさせられる映画でした。
しかも、SP白岩篤子は身を挺して守っていたマルタイ(身辺保護対象者)である少女殺害犯人の清丸国秀に殺されてしまった訳ですから、犬死に同然でしょう!?

Posted at 2024/01/18 09:59:03 | |
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