
DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「ICHI 市」と言う、子母沢寛の小説「座頭市物語」を原作に映像化した邦画。
主人公の市は「座頭市物語」では男ですが、映画「ICHI 市」では“瞽女(ごぜ)”と言われる女性に置き換えられています。
2008年に劇場公開されました。
イントロダクション:関連サイトより
勝新太郎、北野武など強烈で個性的な俳優が、盲目の逆手居合い斬りの達人を演じてきた名作時代劇「座頭市」。前2作に続く本作の3代目「市」は、なんと女性。国民的実力派女優・綾瀬はるかが、透明感のある美しさや魅力的な優しい笑顔を封印し、180°違う影のあるヒロイン・市を見事に演じている。強さだけではなく、今までには描かれなかった主人公の内面に焦点をあて、悲しみと絶望を抱えて投げやりに生きてきた市が、愛に目覚め、本当の強さとは何かを知っていく。監督は『ピンポン』(2002年)の曽利文彦。世界的なCGクリエイターとしても名高い彼が初めて時代劇に挑む。日本不朽の名作が、新たなる座頭市として生まれ変わった。
ストーリー:
両親のいない盲目の少女の市は瞽女(ごぜ:盲目の女芸人)の女将さんに三味線を教わり、その合間に座頭市(杉本哲太)から剣術を習っていました。
そして、座頭市は旅に出ます。
成長した市(綾瀬はるか)は宿屋の宴で三味線を弾いていましたが、座がお開きになった後に宿屋の主人に手篭めにされてしまいます。
その事が原因で、市は瞽女の女将さんから絶縁されてしまいました。
住む所のなくなった市は宿屋の主人に誤解を解く様に頼みますが、再び市を襲おうとした為に、市は誤って殺してしまいました。
そして、市は幼い頃に別れた座頭市を探す旅に出ました。
市はお寺の御堂で休憩していると、ならず者達が現れ市に手を出そうとします。
そこへ、通り掛かりの浪人侍の藤平十馬(大沢たかお)が助けに入りますが、如何せん弱腰です。
その間に市は、ならず者達をやっつけてしまいます。
2人は宿場町へ行き、十馬は博打をし、市のお蔭で儲ける事が出来ました。
逆に博打で鴨られた輩が2人に難癖を付けて来ますが、市の剣さばきで1人残らず退治されました。
退治された輩は万鬼党と言って、宿場町からシノギを巻き上げていました。
宿場町を仕切る白河組若頭の虎次(窪塚洋介)は勘違いし、十馬を用心棒として迎い入れます。
万鬼党が頭の伊蔵(竹内力)に引き連れられて宿場町に攻め入って来ます。
十馬は幼い頃のトラウマで剣を抜く事が出来ずに呆気なくのされます。
白河組組長の長兵衛(柄本明)は若頭の虎次を庇って殺されてしまいます。
市は自ら、万鬼党親分の万鬼(中村獅童)に会う為に、囚われの身になります。
万鬼から市の探している座頭市は病気で死んだと知らされます。
市は万鬼と一騎打ちをしますが万鬼には敵わずに敗れ、牢獄へ閉じ込められてしまいました。
そこへ、十馬が助けにやって来て脱獄し、宿場町に戻ります。
今度は、万鬼自らが万鬼党を引き連れて、もう利用価値のなくなった宿場町を滅ぼす為にやって来ます。
白河組若頭の虎次を筆頭に十馬らと共に、万鬼党を迎え討ちます。
そして、十馬と万鬼は一騎打ちで相討ちになりますが、万鬼は息の根がありました。
そこへ市がやって来て、万鬼に止めを刺します。
市は、十馬の形見の刀を十馬の母親の墓前に供える為に宿場町を後にし、旅に出ました。
私見:
時代劇ですから主人公の市に化粧っ気や華やかさはないのですが、それが寧ろ演じている綾瀬はるかさんの綺麗さを強調していると思いました。

Posted at 2024/02/28 09:59:00 | |
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