
DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「ミセス・ハリス、パリへ行く」と言う、作家ポール・ギャリコの長編小説を原作にした米国映画。
2022年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
クリスチャンディオールのドレスに魅せられたロンドンの家政婦ハリスがパリへ向かう!いくつになっても夢をあきらめないハリスの冒険が周囲の人たちを巻き込んで、とびきり素敵な奇跡を起こす。クリスチャンディオールの全面協力により当時のデザインを再現したメゾンでのファッション・ショーをはじめ、心浮き立つシーンがたっぷり織り込まれた本作の主人公ハリスには『ファントム・スレッド』でオスカーにノミネートされたレスリー・マンヴェル。ディオールで働くマネージャー役には『エルELLE』のイザベル・ユペール。英仏を代表する女優が共演し、Netflix「エミリー、パリへ行く」で一躍脚光を浴びたリュカ・ブラヴォーらフレッシュな面々も顔を揃えた。米国では夏の大作がひしめく中で公開され、1000館以下の公開でありながら2週連続トップ10にランクイン。全米映画評論サイトRotten Tomatoesでは公開後1か月を過ぎても評論家、観客ともに90%以上の支持を得るなど、ドレスに恋をしたことで新しい出会いを引き寄せ、人生を輝かせていくハリスの姿が、あたたかな感動を呼んでいる。
ストーリー:関連サイトより(キャストを加筆)
1950年代、第2次世界大戦後のロンドン。夫を戦争で亡くした家政婦ミセス・ハリス(レスリー・マンヴェル)は、勤め先でディオールのドレスに出会う。その美しさに魅せられた彼女は、フランスへドレスを買いに行くことを決意。どうにか資金を集めてパリのディオール本店を訪れたものの、威圧的な支配人コルベール(イザベル・ユペール)に追い出されそうになってしまう。しかし夢を決して諦めないハリスの姿は会計士アンドレ(リュカ・ブラヴォー)やモデルのナターシャ(アルバ・バチスタ)、シャサーニュ公爵(ランベール・ウィルソン)ら、出会った人々の心を動かしていく。
ストーリー補足&私見:
昔、クリスチャンディオールがオートクチュールの一品物の洋服しか作っていなかった時に経営が斜陽になります。
主人公のハリスに背を押されて会計士アンドレは、誰もが買える香水やストッキングを販売する様に創設者ディオールへ提案しました。
その提案は受け入れられ、クリスチャンディオールに勤める多くの従業員をレイオフさせる事なく、経営は持ち直しました。
本編の1時間29分過ぎに、サルトルの「対自存在」と「即自存在」と言う言葉が使われていました。
この映画を観る迄は聞いた事のなかったので、調べてみました。
「対自存在」とは?人間の存在で、自分に対して意識を向ける事の出来る存在。
「即自存在」とは?物の存在で、そのものに“こうあるべき”と言う本質が決められている存在を言うそうです。
この映画は哲学的な作品なのかも?
主役を務めたハリス役のレスリー・マンヴェルさんは、私より年上だと思いますが、とてもチャーミングな方です。
人生は色々ありますが、悪くないんじゃないか?と思える作品で、高齢者の方々に勇気を与えてくれる映画だと思います。

Posted at 2024/07/19 09:59:56 | |
トラックバック(0) |
映画 | 音楽/映画/テレビ