
ネット配信で映画を観ました。
タイトルは「プリデスティネーション」と言う、ロバート・A・ハイラインの短編小説「輪廻の蛇」を原作としたオーストラリアのSF映画。
日本では2015年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
予測不可能なスリルと想像を絶するラストが待ち受ける究極のタイムパラドックス小説の映画化、ついに実現!
SF映画の最もポピュラーなテーマのタイムトラベルには、過去を変えると未来に変化や矛盾が生じるタイムパラドックスが付きものだ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』から『バタフライ・エフェクト』まで数多くの傑作&異色作がひしめくこのジャンルに、新たな金字塔というべき衝撃作が誕生した。
奇想に満ちたヴァンパイア映画『デイブレイカー』(09)の気鋭の双子監督、ピーター&マイケル・スピエリッグ兄弟が、イーサン・ホークと再びタッグを組み、ロバート・A・ハインラインによる究極のタイムパラドックス小説「輪廻の蛇」の映画化を実現。携帯型タイムマシンによって時間と場所を自在に瞬間移動できる政府のエージェントが、凶悪な連続爆弾魔を追って命懸けのラスト・ミッションに身を投じる姿を映し出す。1970年のごく平凡な酒場の風景から始まる物語は、中盤にトリッキーな急展開を見せ、約半世紀の時空を小刻みにスリップする壮大なドラマに発展。先読みを一切許さないノワールな映像世界は、登場人物のあまりにも数奇な宿命のミステリーをエモーショナルに解き明かしていく。そして映画史上空前のタイムパラドックスの終着点には、あらゆるスリルや感動を超越した"想像を絶する"真実が待ち受けている!
リチャード・リンクレイター監督との『ビフォア』シリーズや『6才のボクが、大人になるまで。』などでおなじみのイーサン・ホークにとって、本作は『デイブレイカー』に続くスピエリッグ兄弟との2度目のコンビ作。またジョン&ジェーンという時空のみならず性別さえも超えるひとり2役をやってのけた驚異の新進女優サラ・スヌーク、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『記憶探偵と鍵のかかった少女』の個性派バイプレーヤー、ノア・テイラーも抜群の存在感を放っている。
ストーリー:公式サイトより
1970年11月6日/ニューヨーク
神出鬼没の連続爆弾魔フィズル・ボマーの凶行に市民が恐れおののく大都会。場末のバーに現れた青年ジョン(サラ・スヌーク)は、バーテンダー(イーサン・ホーク)に数奇な身の上話を語りだすーー。女の子<ジェーン>として生まれ、孤児院で育った"彼"は、18歳の時に恋に落ちた流れ者との子を妊娠。しかし、その男はある日"忽然"と姿を消し、赤ん坊も何者かに誘拐されていた。そして、出産時の危機から命を救うため、自分は男になったと話す…。
青年の長い告白を聞き終えたバーテンダーは、思いもよらないことを切り出した。なぜかバーテンダーは青年がジェーンからジョンに改名したことを知っており、彼が憎む流れ者への復讐のチャンスを与えると言い出す。わけがわからず混乱に陥ったジョンを地下室に導いたバーテンダーは、"時標変界キット"と称する機械を取り出し、ある日時をセットする。「深呼吸して、目を閉じろ」。バーテンダーがそう告げた次の瞬間、ふたりは跡形もなく地下室から消失した。
1963年4月2日/クリーブランド
ふたりが1970年のニューヨークからスリップした先は、かつてジェーンが流れ者と出会った日の大学のキャンパスだった。愕然とするジョンの前で、バーテンダーが驚くべき素性を明かす。何とバーテンダーは未来からやってきた時空警察のエージェントで、 "時標変界キット"とは携帯型のタイムマシンだったのだ。すでにエージェント引退を決意しているバーテンダーは、ジョンに自分の仕事を継ぐことを条件に、帽子とコート、札束、そして復讐のための拳銃を手渡す。
バーテンダーの提案をすべて受け入れたジョンは、コートの内側に拳銃を忍ばせ、キャンパス内で流れ者を捜し始める。まもなく彼が背後を振り返ると、そこにいたのは7年前の自分自身、すなわちジェーンだった。
1970年3月2日/ニューヨーク
バーテンダーには後継者探しのほかに、もうひとつ重大な最後のミッションがあった。それは因縁の宿敵である爆弾魔フィズル・ボマーを、この世から葬ること。予定通り、ジョンをジェーンが流れ者と出会った日に連れてきたバーテンダーは、単独で新たなタイムスリップを敢行し、フィズル・ボマーが現れる犯行現場に向かう。しかしタイムスリップの影響で疲労したバーテンダーは、格闘の末にまたもフィズル・ボマーを取り逃がしてしまう。
1964年3月2日/クリーブランド
ひとときの休息をとったバーテンダーは、とある病院に向かう。そこに現れた時空警察の幹部ロバートソンは、「未来への種はまき損ねるな。頼んだぞ。」と言い残し消える…。新生児室に侵入したバーテンダーは、生まれたての赤ん坊のジェーンを誘拐し、1945年9月13日にタイムスリップし、孤児院の玄関へ運ぶのだった――。
1963年6月24日/クリーブランド
バーテンダーに導かれて巡り合ってしまったジョンとジェーンは、情熱的な恋に落ちていた。公園でのデート中、バーテンダーが戻ってきたのに気づき、「すぐ戻る」とジェーンに言い残してその場を離れるジョン。バーテンダーから「これが宿命だ」と告げられたジョンは、愛するジェーンとのつらい別れに胸を締めつけられる。
1985年8月12日/時空警察本部
バーテンダー、ジョン、ジェーンの衝撃的な因果関係が明らかになるなか、未来に戻ったバーテンダーは後継者のジョンを医務室に預けると、引退後の生活を送るため"最後"のタイムスリップに身を投じていく。選んだ目的地は、フィズル・ボマーが大勢の市民を巻き込む史上最悪の爆破事件を実行しようとしている1975年のニューヨークだ。しかしバーテンダーは、まだ自分の本当の宿命を知らなかった。時空を超えた壮大な旅の果てに、彼が突き止めた呪われた真実とは……
私見:
クライマックスでは、時空を超えた青年ジョン(サラ・スヌーク)と女性ジェーン(サラ・スヌーク)の間に出来た子供がジェーンと言うパラドックス。
しかも、バーテンダー(イーサン・ホーク)も連続爆弾魔フィズル・ボマーもジョンもジェーンも、時空を超えた同一人物だったと言うオチ。
集中して観ていないと、頭の中がバグってしまいそうです。
映画タイトルの「プリデスティネーション」には、キリスト教の救済の予定説。
神は永遠を通して(救済を含めた)宿命を定めていると言う意味があるそうです。

Posted at 2024/08/14 10:08:32 | |
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