サイドミラー交換・グリスアップ

この車を中古で買ったときから動きが怪しかった右ミラーが、遂にお亡くなりになりました。

ケチなので、まずはバラして修理を試みました。ミラーはドアの内張を剥がし、Ｍ6ボルト3本＆ハーネスのコネクタ×１を外せば取れます。

ミラーユニットの中に入っているこの基盤でモーターを制御しています。（車種によらず、スバル車ならみんなこの基盤らしいです。互換性高い？）
動作原理ですが、結構乱暴です。ミラーがリミット位置まで動くとモーターがロックします。結果発生する過電流でポジスタ（左に並んでいる茶色い素子）の抵抗が急上昇し、リレーのコイル電流が低下してリレーオフ、モーター電流オフという具合です。乱暴ながらセンサいらずで配線2本で完結するこの回路方式は、コスト・動作確実性に優れることから、現代のスタンダードになっています。
定番の死に様は、このポジスタ劣化やギア部分のグリス切れなのですが・・・

今回はモーターがＮＧでした。軸受けの抵抗が大きく、回路の定数変更でもカバーできないレベルに・・・

しょうがないので、今回はヤフオクで中古部品を探して交換することに。
同じ故障に悩む人が多いのか、思いの外入札合戦になりました。

動作品とのことでしたが、念のためギア部のグリスアップを行うことに。
まずミラーを外しますが、ミラー下側を手前に剥がすように引っ張るとミラーが外れます。逆サイドのカバーのツメがアクセスできるようになるので、ツメを外し、ネジを緩めて分解。

回転駆動部のユニットが外れました。左の部分に基盤・モーター・ギアが収まっています。

ツメを外してやるとギアが見えます。プラスチックへ悪影響が無さそうなシリコングリスを入れておきました。
後は全部逆順で戻して完成！