スイフトスポーツ、スポーツモデルとあってペダルはヒールトゥがノーマルでもし易くセッティングしてあるのだろうと期待していましたが、前者のヴィッツRS同様アクセルペダルの位置が低くて上手くできませんでした。cuscoのアクセルペダルを装着して少しマシになりましたがまだ調整が必要です。ノーマルでヒールトゥが普通にできたのは以前少し運転させてもらったAE86だけです。
アクセルも気になりますが、違和感を感じていたのはクラッチ。随分手前にペダル位置があるのが気になりますし、踏み込んだ時のストロークが深くて繋ぎ難いです。ヴィッツRSでは変速ショックをほとんど無しに操作できていたクラッチが、スイフトスポーツになって随分意識しながらクラッチを操作しないとそれをできません。とっても下手になった気分です。が、ふとインターネットを見ていると、モンスタースポーツからスポーツクラッチなるものが発売されているではないですか!!!
この問題が解決されればと早速購入。
早速朝から取り替え開始です。
まず、作業性を上げるためにハンドル下カバーを外します。下方左右にあるネジを外して下部を手前にベリベリと引っ張れば外れます。
クラッチ交換ですが、取り付けマニュアルを見るとたくさん部品を外さないといけない様子です。が、下記の最小限の手順で交換できました。作業時間50分でした。
①の茶色の部分の下側のプラスチックの爪を、親指の爪を入れて浮かせてカタカタ揺らしながら②の方向に動かすとクラッチレバーから取り外しできます。
次に③の電源コードの束を固定している物を、裏の二箇所の爪を押さえながら外側に引っ張り、クラッチペダルを固定しているブラケットより外します。
上記を行えば④のボルト(14mm)を回して取り外す事ができます。反対側のナット(14mm)を固定しながら回します。
ゆっくりクラッチレバーを手前に引き出すと、クラッチペダルが外れます。外す前には外す前の状態を写真やメモで記録しておき、戻す時に困らないようにしましょう。
下記の右側が取り外した状態の純正ペダルです。左側は交換するスポーツペダルです。
monster、MADE IN JAPANの刻印が嬉しいですね!
純正ペダルカバーを外します。ペダルの裏側の下方をゆっくりめくれば取り外しできます。
○のゴム、スプリング、ブッシュ2個、ブッシュロッド、ペダルカバーを純正から移し替えます。取り付けマニュアル記載の箇所にグリスを塗ります。純正ペダルにはそれ以外の場所にもグリスが塗られていますので、純正と同じ箇所にグリスを塗ります。
後は元の場所に戻すだけです。上記④のボルトをある程度締め付けたら、周囲に気をつけながらエンジンを掛けてクラッチが上手く機能するかを確認します。問題無いようであれば④を本締めして完了です。
ちなみにこんな工具を使用しました。
クラッチペダル交換後の操作感ですが、最高です!!!
交換直後から全く違和感無し。あまりにも自然すぎてびっくりです。純正の違和感は何だったんだろう???
気になっていた事が全て解消。今までとても神経質になっていたクラッチミートも無意識の操作でスムーズです。アクセル吹かしながらのシフトダウンも以前のように楽々。フゥウォン〜♪1速から2速にシフトアップする時に踏み込みストロークが深過ぎて、変速ショックを少なくするのにかなり気を使いますが、これに交換したら随分楽です。
スイスポのクロスギアミッションがより気持ちいい感じです。
zc33sのクラッチに違和感を覚えた方には間違いなくオススメです。いや、これは変えるべきです。というかこれを純正状態にすべきだと思います。
ペダルを変えるだけでクラッチミートの感覚がこれほど変わるとは。開発には相当試行錯誤されたんだろうと思います。monstersportさんに感謝♪
あとは、アクセルペダルを3mmほど調整すれば以前のようにヒールトゥが自由にできそうです。
Posted at 2020/06/21 23:58:22 | |
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