
隣県在住の山杜の旧友がとっていたチケットだったんですが,仕事の都合でどうしても行けなくなったとのことで,会場近くに住み,なおかつ,このコンサートを楽しめるであろう山杜がチケットを譲り受け,そして本日,行って参りました。そのコンサートとは!
「スーパーアニソンワード2010 ささきいさお/水木一郎/堀江美都子」
まあ,今年やるから「2010」なんでしょうが,内容的にはどこが「2010」なんだという気がしないでもないですね(笑)。この御三方ですから,1970~80年代のアニメソングが主体でしょう。
正直,最近のアニメソング出されても全く理解不能な山杜ですから,幼き頃の定番ソングが歌われるであろうこのコンサートは,スケジュール的にも空いていたので,快く代役を引き受けた次第であります。
〔注:当然のごとく撮影禁止でしたから,コンサート中の写真はありません。〕
15:00開場。さほど混雑もなく入場。1階席はほぼ満席だが,2階席ががら空き。3階4階席は角度の関係から見えないが,結構空いてる様子。うーん…。アニソンコンサートだしこんなもんか。
ファンの年齢層を見ると…どうみても30代以上が大多数。40代,50代もかなり多い。やはりこの御三方ですから自然とそうなりますわね。若い層はちらほら。こちらはスーパーロボット大戦などのゲームでこの御三方の歌を知った世代と思われます。あと親子連れですね。
そうこうしているうちに15:30。開演のブザーが鳴った…と思ったらいきなり水木一郎アニキが赤いコスチュームを纏い
「コンバトラーV」で登場!しょっぱなから盛り上がる観客!特に最前列付近はアニキのステージの盛り上がり方を心得ており,それを見習って周囲も同ジェスチャーを行うといった形。まさに「つかみはOK」といったところでした。
そして入れ替わりで,アニソンの女王・堀江美都子登場!曲は若干マイナーな
「サンディベル」。・・・山杜唖然。ミッチ姐さん!その…
トシを考えて下さい(爆)。
ミニスカートに白ブーツって(苦笑)。いやー,でも,「可愛い」という言葉がまだいけるというか…とても御歳○○(自主規制)には見えません。声量も若い頃と全然変わらないのは流石と言うべきか。
最後はもちろん御大ささきいさお氏!N○K歌謡ショーにロカビリー曲で出演時のような白スーツで登場。
「銀河鉄道999」(テレビ版・ゴダイゴじゃない方)を熱唱。こちらもあのダンディーな声量は変わらず。本当に68歳?若いっす。「サンディベル」が理解できなかった客はやや多かったが,ここで再び盛り上がる。絶唱系ではない曲だが,朗々と歌い上げる部分はやはり来るものがあります。
さて3人1曲ずつ歌ったところでそろい踏み。挨拶トークによると,この御三方でコンサートやるのは相当久しぶりとのこと。おお,何という貴重な場に来られたのだろうか。友人に感謝する山杜でした。しかし,ささき御大の語りは,ナイトライダーのマイケルにしか聞こえん(笑)。
さて,ここからまた1人ずつ。トップバッターはアニキ。
「バビル二世」で盛り上げたあと,山杜の大好きな
「ハーロック」を朗々と歌い上げました。アニキもホント声変わりませんね。還暦過ぎてるなんて信じられません。そして,3曲目は比較的新しい
「ゲキレンジャー」のED曲。特撮の曲ですが,この辺は親子連れを意識したチョイスですね。
3曲歌ったところでミッチ姐さん登場。バトンタッチの際には,デュエットをやるそうで…って,アニキとミッチ姐のコンビってアレ以外あったっけ?と思っていたら,やはりそうでした。そうです。
「ガ・キーン」。山杜としては,いつぞや流行った
メカンダーロボとガ・キーンのまぜこぜソングをやってほしかった所ですが,そうもいかないでしょう(笑)。
2番手のミッチ姐さんは,やはり定番の
「アッコちゃん」「花の子ルンルン」を2連続で歌い,会場のおばちゃん方(失礼)はテンションアップ。この2曲は我々男性陣にもおなじみですからねえ。3曲目は
「ジュエルペット」のED。こちらは山杜は???。調べてみたところ,サンリオのアニメで,全国放映はCSのみだそうで,これも親子連れをターゲットにしたものだったんでしょうけど,はたしてどれだけの人が知っていたやら。
さて御大ささき氏登場。この2人のデュエット曲といえば…アニソンじゃないけどあれかな?と思っていたらやはり。アニキの時と同じように,特撮もアニソンくくりで見ていいようですね。どっちも子ども向け番組には違いないし。当然のごとく
「ゴレンジャー」でした。戦隊ものの元祖!ささき氏談「何とかレンジャーの名前って,よくあれだけ思いつきますね」には会場大爆笑でした。
さて御大の出番ですが,ここで昨年11月24日に92歳でお亡くなりになられた,本県出身の作詞家,丘灯至夫さん(一般的には「高校三年生」「高原列車は行く」「東京のバスガール」などの作詞で有名。アニソンでは「ハクション大魔王の歌」「みなしごハッチ」などが代表作)の追悼ということで,丘先生の作品
「ガッチャマンファイター」の主題歌を熱唱。そういえば,ささき氏はコンドルのジョー役もやってましたね。「ガッチャマン」は子門真人さんの初代主題歌のイメージが強いため,会場の反応は大盛り上がりまではいかず,それを払うかのように,みんな知ってる
「ゲッターロボ」を投入。一気に会場の熱が上がりました。ささき御大のシメは,これもテレビ東京系のため,福島県では知っている人の少ない,現在放映中
「三国演義」の主題歌「風の会話」でした。山杜も初めて聴いた曲ですが,良い曲だ~~。アニメの主題歌には聞こえませんが,「三国演義」は本来歴史小説ですから,良いんじゃないでしょうか。これはいずれ手に入れたい名曲です。
さてここでまた3人そろい踏みでトーク。話が脱線しまくるアニキと御大を,ミッチ姐さんがうまく仕切るという構図。やっぱり大御所3人が揃うと,我々の年代は嬉しいもんですねえ。最後にそれぞれ1曲ずつで終わるようです。
トップバッターは御大。初めて担当したアニソン
「キャシャーン」熱唱!しかも「(前半部略)
キャシャーンがやらねば誰がやる!」の前説付き!これはおじさん世代大熱狂。続いてミッチ姐,やっぱり出ました切り札
「キャンディキャンディ」!おばさん世代熱狂!山杜的にも,出だしとラストのハープシコードが好きな曲です。そしてトリはアニキ。こちらも,コレを歌わないと終われないでしょう!そう!
「マジンガーZ」!最前列のお客さんを見習って,会場全体が
「Z!」で腕を鋭く振る!熱いコンサートが終わりを迎えました…。
あれ?あの曲が出てない!(いや,聴きたい曲はもっとたくさんあるんだが)当然アンコール。3人登場。大トリは当然のごとく,御大のあの曲を会場全体で熱唱となりました。リアルタイムではPTA推奨アニメの「ハイジ」が裏にあったため,全く当たらず,再放送を繰り返し,映画版で大ヒットしたあの作品(ささき氏談)そう,その通り!
「宇宙戦艦ヤマト」!これ知らない人いないでしょう!
アニメソングのコンサートというと,ややオタク臭がするもんですが,今回のこれに関しては,おじさんおばさんが昔を懐かしむ,昭和文化臭漂う,温かくも熱いコンサートでした。ミッチ姐さんが言ってましたが,3人の芸能生活歴を合わせると,軽く100年越えてるとのことで,なんか山杜もトシを感じてしまったコンサートでした。
久々に熱くなれたコンサートでした。友人に感謝!あとでお礼の品を贈っておかねば。