
新潟には佐渡ヶ島があります。
佐渡と言えば、先日世界遺産登録が決まった佐渡金山があり
そして朱鷺(トキ)の住む島としても有名です。
佐渡まで渡って放鳥された自然界の朱鷺を探すのも一興ですが
新潟市⇔佐渡の海路が案外ハードルが高い。
クルマで渡航すると往復で4万円前後、身一つで渡るとフェリー往復は安くても島内の移動手段が限られていて、結局レンタカーが必要になる…
佐渡金山のインバウンド誘客以前に、まずソッチの環境だろうと(笑
そんなレアな朱鷺、実は手近で観察できる場所があります。
それが長岡市の寺泊にある「トキと自然の学習館 トキみ~て」でゴザイマス。
https://niigata-kankou.or.jp/spot/41893
実は朱鷺を間近で見るのは初めて
子供の頃は、テレビで一喜一憂するニュースが流れる度に、絶滅危惧種らしいけどカッコ悪い鳥だなぁ~としか思ってなかったのに、コチラが老いたせいか消えゆく側の悲しみが理解できて、興味が増したというか愛おしさが生まれたとでも言いましょうか…ま、身勝手なモンです(笑
で、判った事は絶滅しちゃうよね…的なおバカな朱鷺の生態。
例えば捕食方法。他の近親種だと雑食だったり、効率良くついばむ食べ方に対して、朱鷺はザグリ(だったか?)というくちばしで泥の中をかき回しながらエサを探す方法。視覚で狙わないから効率悪い上にドジョウやサワガニ等の偏食(笑
他にも動きが鈍く飛ぶのが下手(あくまで他の鳥と比べて)で、ぶつかったり落ちたりする事もままあるお間抜けっぷり。これじゃ人間やテンに殺られますね。
それでも中国から贈られた数羽からの人工飼育の成果が表れ、数多の放鳥もあって現在は600羽ぐらいまで増えているらしいし、北は秋田、西は福井の辺りまで飛来確認されているようです。
併設された民俗資料館で、懐かしい昭和中期までの暮らしも垣間見たり、朱鷺の生態もなんとなく理解できて有意義な訪問でした。
あぁ、我が家のノロマなサンちゃんが朱鷺に見えてきた(爆
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探訪 | 日記
Posted at
2024/09/16 03:05:30