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夕焼けスライダーのブログ一覧

2025年03月16日 イイね!

多面的な『少年と犬』

多面的な『少年と犬』不肖ワタクシ、乗り物系以外で好物なひとつに
「小説と映像化されたものを比べる」というシニカルかつコンストラクティブな趣味があります。
まぁ、ほぼ無意味な時間つぶしと同義語な訳ですが(笑

そんな阿呆が楽しみにしているのが『少年と犬』の映画化です。
出来れば減少一途の家庭内ポイント対策で、単独よりも家人と一緒に観るべく
情報小出しに撒き餌な毎日を送っております。。。
ぁ、今回のブログはクルマは出てきませんのでご容赦を。



内容についてはググってください(笑

・・・・と無碍に言いたいところですが
カンタンに言うと、一匹の犬を軸にした群像劇とでも申しましょうか。
原作者の馳星周さん定番の、刹那で怪しい面々の物語とはちょっと違っていて
東日本大震災がきっかけとなって生まれた
人間や動物の無垢な心を感じる、否が応でも生と死を意識する一遍です。
もちろん馳さんらしいノワールな香りもあります。
なので、きっと映画はコケるだろうなぁ~。
女性より男性、しかもオッサン向けだもの(困


これを4年ぐらい前に読んだ時に
あぁ、そう言えばと思い出した一冊がありました。

それが『阪急電車』
有川浩さんのベストセラーです。
こちらは関西圏ではお馴染みのえんじ色(エビ茶色とも)の車両を軸にした物語です。



もちろん映画もあって
中谷美紀さんや戸田恵梨香さんが出演しています。


原作者の有川浩さんは図書館戦争や三匹のおっさんでも判るとおり
常に優しさに光りを当てて、悪をソフトに描く方なので
基本的に誰も死なないし、非情な登場人物は出てきませんので
女性にも…いやむしろ女性におススメで
逆に言えばオッサンの苦手な「抑揚なくツマラナイ」映画です。


そして今後映像化が期待できる一冊が、
有吉佐和子さんの半世紀前の小説で
みん友の「はらペコ星人」さんも紹介されていた『青い壺』です。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3151787/blog/48255549/



この物語は一つの青磁の壺が紡ぐ連作短編集。
さまざまな人々の手を経ていく中での群像劇です。
こういった縦糸を軸にし織りなす物語は、
色彩が複雑でつづれ織りのような艶やかさがありますね。
思いもよらない色の組み合わせや素材感が
一体となって多面的に構成する、一幅の絵のような広がりがあります。


あぁ、楽しみだなぁ~『少年と犬』

問題は原作本を知人に貸し出し中(1年近い:笑)で
鑑賞前に再読できそうもない事です。

催促するか…文庫を買い直すか…再読せず観るか。
う~~~ん、これも多面的だ(悩


20225.0323追記

公開初日の20日に、目論見かなって家内と一緒に観てきました。
簡単に感想を書くと「小説と映画は違う」…です(笑
封切り日なのにガラガラなのは、田舎だからか、それとも人気がないのか!?
・・・・たぶん両方でしょう(笑



いま、会いにいきますフレーバーがプラスされているので
小説で感じた多聞(犬)の孤高さが薄められたような感じがしました。
柄本明さん演じるマタギとの絡みが、もっとあれば良かったのかも。
どうも瀬々敬久監督の作品とは相性がイマイチな気がしてきました(汗
Posted at 2025/03/16 16:10:03 | コメント(3) | トラックバック(0) | 映画のクルマたち | 日記
2025年01月02日 イイね!

『PERFECT DAYS』嬉しくもあり悲しくもあり

新年あけましておめでとうございます。
みんカラに集う皆様に、ご多幸に恵まれるようご祈念いたします。
また、本年も相変わらず、妄想おバカなちょいエロなワタクシですが何卒よろしくお願いいたします。

さて『門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし』と一休和上が詠んだように、正月とてガッツリ老境の域に入った我々には、日常が悲喜こもごもな日々。
今だと、尿酸値や血圧のお薬を服用しつつ、ついついビールやお屠蘇、高カロリー系のおせちやつまみに手が伸びる事なんかは考えさせられます(笑

そんな新年に沁みる映画のご紹介。
今回は役所広司主演の『PERFECT DAYS』です。
もちろんクルマも3台ばかり出てきます。

そもそもヴィムヴェンダース監督は、初めてパリテキサスを観て以来の大好物。駄作も数々あれど、日本の小津安二郎に通じる淡々と日常を追うドキュメンタリー風な視点が独特の魅力です。
このPERFECT DAYSも好き嫌い、というか魅力が伝わりにくい一本。
ディズニー・ハリウッドの喜怒哀楽・起承転結なドラマが好きな方には、退屈でつまらない、盛り上がりに欠ける…という作品かも知れません。
内容は?というと、まぁ、いろいろあって役所広司演じるトイレ清掃員・平山の泣き笑いでフィナーレを迎えるという、竹中直人の「笑いながら怒る人」にも通じる(いや違うか:笑)深~い演出です。

その平山が普段乗っているのが、ダイハツの青い『ハイゼット・カーゴ』
日々のトイレ掃除アイテムがぎっしり詰まっていて、バイザー上の棚(コンソール)にはお気に入りのカセットテープが詰め込まれていて、まさに相棒といった普段着仕様。内側が白い事から、塗り直された一台なんでしょう。
ココで流す曲、一曲一曲が素晴らしい…つーか若い頃の愛聴盤ばかりで捻じれたオッサンのハートに刺さりまくりです。
今ならきっと、いわゆるコジラセ系・サブカル系にジャンルされるんじゃないでしょうか。レコードは残していてもCDでは買い直さない…そんな音楽たち。



そして助っ人清掃員が使うもう一台が赤い三菱『ミニカトッポ』
・・・・久しぶりに見ました、つーか残ってたのかよ!?(笑
現代ルノーカングーにも通じる伝統の乗用カーゴ、エクスプレスをオマージュした日本の軽カーゴです。昔はミラとかもあったなぁ(懐
一瞬だけ登場する安藤玉恵さんにピッタリな一台ですね。



ぁ、その前に出てくる柄本時生が乗る青いスクーター、2輪に詳しくないのでどなたか教えてください。アレもコアな感じでした。

そして最後の3台目が運転手付きのレクサス(たぶんLS)
今の平山がこちら側だとすると、未だに向こう側で生きている麻生祐未扮する妹(?)が娘のニコを迎えに来る場面。
果たして平山(役所)と麻生の関係はホントに兄妹なのか、変わり果てて施設に入った父親との関係、そしてニコと平山(役所)との関係が憶測を生むシーンです。
ちなみに平山という名字は、小津安二郎の東京物語の主人公から。ニコは音楽も使われてるヴェルヴェットアンダーグラウンドのミューズ名から借りているらしいけど、まぁそれは判る人だけ判ればいい話でしょう。



この淡々とした日々の移ろいが、東京スカイツリーを中心とした亀戸~桜橋~浅草、そしてトイレのある渋谷界隈で過ぎてゆく。ワタクシにも多少馴染みのある場所も出てきたりして没入感ハンパない一本でした。
桜橋でニコが尋ねます…「今度っていつ?」
それに対する平山の答えが「今度は今度、今は今」
今その瞬間、そして日々一日一日を大切に慈しみ幸せを感じている、平山の心境が滲み出ていたセリフだと思います。
セリフが少ない映画なので、いちいち刺さるセリフで引っかかるシチュエーション、そして沁みる音楽。何度見返しても深い…。

もし余力があれば西川美和さんの「すばらしき世界」を併せてご覧ください。
同じ役所広司主演で、元ヤクザの社会復帰がテーマになっていて、寡黙で一途な性格はそのまま、環境も似たり寄ったりで好対照になってます。



そのうえで『PERFECT DAYS』を見返すと、ラストシーンの表情がホントに胸に残ります。嬉しくもあり悲しくもあり、悔しくもあり清々しくもあり、有難くもあり邪魔でもある…感情が交錯する凄いシーンだと脚本にも役所広司の演技にも感心させられます。

現在アマプラで配信中ですので、もしご興味があればぜひ。
Posted at 2025/01/02 23:28:29 | コメント(6) | トラックバック(0) | 映画のクルマたち | 日記
2024年09月08日 イイね!

ツイン・ピークスのローラ・パーマーを殺した父親は、ヒドゥンでフェラーリとヘヴィメタ好きの殺人ナメクジ異星人に乗り移られていたのではないか⁉︎という妄想。

ツイン・ピークスのローラ・パーマーを殺した父親は、ヒドゥンでフェラーリとヘヴィメタ好きの殺人ナメクジ異星人に乗り移られていたのではないか⁉︎という妄想。ツイン・ピークスのローラ・パーマーを殺した父親は、ヒドゥンでフェラーリとヘヴィメタ好きの殺人ナメクジ異星人に乗り移られていたのではないか⁉︎という妄想。(本文も長いです:笑

30年以上前、毎週土曜の深夜、ワタクシや友人達がこぞって観ていた海外ミステリードラマがあった。それが「ツイン・ピークス」です。
ツイン・ピークスもヒドゥンも知らない方には、何の事なのかサッパリ分からないと思いますが、分かっている不思議系フリークから見てもさすがに飛躍し過ぎてます(笑
少しだけ解説すると、ツイン・ピークスはローラ・パーマーという優等生美少女が、悪霊に憑依された父親に殺害された事件を、カイル・マクラクラン演じるFBI捜査官クーパーが解明していくストーリー。
あらすじ解説はコチラ
https://www.youtube.com/watch?v=juuvd9oyyu4
一方「ヒドゥン」は、地球征服をたくらむナメクジ異星人が数珠繋ぎに人間に乗り移って殺戮を繰り返し、その退治にこれまたカイル・マクラクラン演じるFBI捜査官ギャラガーが追い詰めていくSF映画。
日曜洋画劇場でもたまに放映されていたのでご覧になった方も多いかと。あぁ~淀川長治さんの解説が懐かしい(嬉
https://www.youtube.com/watch?v=7pSXPalm9PQ

なんで今さらこんな物語にハマっているのかというと、偶然にアマプラでツイン・ピークスを見つけてしまったから(笑
確か放送当時は、途中で飽きて観るのを止めた記憶があり、なんで止めたのか、いつまで観ていたのか、自分自身の記憶の確認です。自分探しは老化に抗うと信じている大ボケ初老(笑
ただコイツ、本編が30話もあって絶妙に長い…。
シーズン1・第1話から、カイル演じるパーマーそれにローラとドナという仲良し以外は覚えておらず全くの初見(爆



強すぎるクセが溢れる怪しい住人達。もちろん狭い街なので人間関係はドロドロです。18話くらいでローラの犯人が確定して以降は、三角関係や不倫愛憎劇がメインとなってミステリー要素が薄くなり、ダラダラと物語が続いていきます。
薄まった不思議メタファーを強めるために、新たなキャラクターの登場と過去の因果が表層化する混沌とした世界に。
あぁ~、きっとこの辺で観るのを止めたんだ。中ダルみ感が半端ない…。。。
そう言えばオダギリジョーの和製ツイン・ピークス「熱海の捜査官」も中ダルみ感が半端なかったな。




事件の謎解きゲームの設定と、エキセントリックな配役がモロパクり。西洋的な悪霊スピリチュアル世界なのか、東洋的な輪廻転生の死生観なのかの違いです。
それでもクスっと笑えるシーンが多かったので助かってた。ヒロインは三吉彩花よりも成海璃子が存在感があって良かったな、似てるけど大違いだなぁ…。
などと妄想の旅が脳内ループするほど退屈です(笑

その点SFなヒドゥンでは、善悪の宇宙人がアメリカを舞台にチェイスするアクションホラー。
疾走感があって分かりやすく、今見ても面白い映画です。
フェラーリとヘヴィメタルの爆音が大好きで、悪知恵が働くワガママ宇宙人が、次々に宿主を変えて殺戮を繰り返すなかで
最初に黒いフェラーリ308がズタボロになり、赤いモンディアル400ガブリオレが続きます。(←コッチは壊れない
その悪の宇宙人がナメクジみたいな形で、アメリカ大統領を目指して人間をどんどん乗っ取っていく。
サラリーマン→瀕死の入院患者→ストリッパー→犬(笑) →鑑識員→刑事→上院議員







この憑依ストーリー展開が、デヴィッド・リンチに少なからず影響を与えたのでしょう。いつもミステリアスな作風でしたが、伝染というか繋がる要素が満載になったツイン・ピークスは、映画やドラマでスッキリしたい方には決しておススメ出来ない作品に仕上がっております。
勧善懲悪・スッキリ溜飲を下げるためにも、ヒドゥンの並列鑑賞をおススメします(爆


さてヒドゥンにはもう1台の名車が。
追い詰めるカイルの乗るポルシェ928です。
なんとなく無機質、だけどパワフルな感じがFBIっぽい。
大福みたいにボテっとしてダサいだの、カエル目が安っぽいだの、デカくて鈍長なイメージな928ですが、今見ても…やっぱりカッコいい! 個人的には308より断然コッチ。
昔はアチコチで見かけた928だけど今じゃサッパリ、カーセンサーで検索したら5台でした。残念ながら924・944・968含めたFRポルシェ兄弟全体でもほとんど走ってませんね。さすがに最終ラインオフから30年近くも経つとそんなものなのでしょう。



と懐かしんでるワタクシ。
いよいよ25周年後のツイン・ピークス「リミテッドイベント・シリーズ」を観始めました。
懐かしい同窓会的な雰囲気はあるものの、ほぼ新作ですね、コレ。
コアなファンしか見ないでしょう、人気なかったんだろうなぁ~(笑
Posted at 2024/09/08 19:34:00 | コメント(4) | トラックバック(0) | 映画のクルマたち | 日記
2023年05月31日 イイね!

海街diaryと綾瀬はるかと長澤まさみ


是枝裕和監督の最新作『怪物』公開に合わせて
私の大好きな『海街diary』が6月3日夜9時よりフジテレビ系で放映されるそうです。

ということで、緊急に乗っかって『海街diary』応援ブログです。
おふざけ無しの長文ですが興味があれば読んでみてください、そしてお時間があえばもう一度観てください。

舞台は鎌倉。
狭い道、坂道、海沿いの逃げ場のない134号線の湘南など、走行シーン撮影には適さない土地柄か、江ノ電や自転車は出てきてもクルマはほとんど出てきません。
あえて探せば、釜揚げシラスのお手伝いシーンで軽トラが出てくるぐらいです。
古いスバルサンバーなのか三菱ミニキャブなのか、もしかしてキャリィ!?
軽トラの判別がつかない私でも、デコッパチなハイゼットやドアハンドルにクセがあるアクティじゃなさそうだ、という事は判ります。



物語は吉田秋生さんの漫画が原作で、四姉妹の成長とこれからの家族のカタチを描いたホームドラマ風なタッチで進んでいきます。

広瀬すずさんが一躍脚光を浴びた作品ですが
私はむしろ、綾瀬はるかさんと長澤まさみさんの個性が光った貴重な作品だと思っています。

どちらも「世界の中心で、愛をさけぶ」でグッと伸びた女優さん。
長澤まさみさんは映画で、綾瀬はるかさんはTVドラマ版です(公開順)
今や東宝芸能の筆頭であり、かたやホリプロの大看板。
当然主演映画・ドラマは目白押しで役柄は様々、2004年から今まで、そして今後10数年は不動の人気を保つだろう、芸能界の大女優2人です。

顔カタチは違えど、2人の個性の違いは一体何か。
それが如実に表れているのが、この『海街diary』なんです。
※ちなみに共演作はこれっきり(惜

芯があって少し古風な長女が綾瀬はるか、ドライで奔放だけど憎めないのが次女役の長澤まさみ、という的を得たキャスティング。
双方ともに素晴らしい演技で、存在感を見せつけるのですが、中でも四姉妹が一緒に写るシーンの掛け合いがハイライトです。



かねてから私は綾瀬はるかさんは、喜怒哀楽で言うと「怒り」と「哀れ」の表現が抜群だけど「喜び」が少し足りない。
一方の長澤まさみさんは「喜び」「楽み」の演技が抜群だけど「哀れ」がもうひとつ、と思っていました。
まさにこの映画で、そんな印象が決定づけられた思いでした。

広瀬すずさん、夏帆さん、樹木希林さん、大竹しのぶさん、風吹ジュンさん
数々の名女優さんたちに囲まれて、一層その個性が際立った感じがあります。
山間い(花巻)の盆地を鎌倉の海を臨む景色に見立てるシーン、庭の梅の実を採集するシーン、2人は出ていないけど桜咲く丘を駆け抜ける二人乗り自転車
(わざわざ桜の季節まで待って撮影したらしい)
どれも心に沁みてくる名場面です。
美しい風景の中で、それぞれに成長してゆく四姉妹のロードムービー。



私にとって子供の頃から苦手というかイマイチピンとこなかった、淡々としたホームドラマというジャンルが、愛おしいヒューマンカテゴリーへと変わり
その深い魅力を再発見させてくれた『海街diary』
初めて知ったという方はもちろん
「もう何度か観たよ」「DVDも持ってるよ」という方ももう一度。
日本の映画史に残る名作だと思いますよ。


2023.0603追記
エンドロールをはじめ、余韻を残す部分や
何気ないシーンなどが上手くカットされていて
編集された方の苦労が手に取るように判りました。
きっと近々、ノーカット版をまた観ると思います。
それほど観る度に深まる映画です。
Posted at 2023/05/31 23:46:02 | コメント(4) | トラックバック(0) | 映画のクルマたち | 日記
2023年05月24日 イイね!

1人 それもいい



ちょっとうれしい、カァロ~ォ~ォ~ラ ♫

ってことで映画のクルマたち第4弾はTE20です(4ドア、TE27レビンではない)


この懐かしいクルマが活躍するのが
仙台が舞台の映画「ゴールデンスランバー」です。
・・・・おぉ、ついに邦画キタ(笑



堺雅人さん扮する青柳が首相暗殺の"オズワルド"に
仕立てられちゃう物語。
まだ古美門研介にも半沢直樹にも出会っていない堺さんが
ようやく主役を射止め始めた頃の映画です。
もちろん菅野美穂さんとも繋がってない(笑
原作は伊坂幸太郎さん。独特の世界観と軽妙さが好きな作家さんです。

あらすじは逃げる青柳と追う警察組織、
そして外野で絡んでくる不思議な面々のストーリーといった感じ。
あぁ、サビついた後ろ姿が泣かせます。



ひと昔前の映画ですが、当時でもこのカローラは貴重だったと思います。
しかもわけあって野良グルマ風から土に戻りつつあるエイジングを施されて…
今じゃもったいなくて、このクルマは使えないでしょう、きっと。

ゴールデンスランバーにはもう1台
重要な役どころのクルマが登場します。
それがコレ。



青柳と吉岡秀隆さん扮する森田が乗り込む
白いゴルフⅡ(たぶんCLiか!?)
CiなのかCLiなのかGLiなのか、歴代ゴルフはサッパリ区別つかない(汗
ついでに言えば、森田森吾の人物描写がもう少し深くなって「森の声」が出てたらもっと良かった。

原作ではどちらも車名が出てこないので
カローラともゴルフとも判らず終いですが
カローラのほうは、CMソングの知られてる大衆車って説明で
何となくカローラかサニー、コロナ・ブルーバードあたりな記述があります。



で結局、西部警察ばりの爆破シーンで車歴を強制終了しちゃうわけですが
コレも今ならもったいなくて、4代目か5代目あたりになりそうですね。

そう考えると、当時より今の方が
旧車の価値がはるかに上がってる事をしみじみと感じます。
15年前なら、四半世紀経ったクルマなんて
あげるって言われても要らないってキッパリ断れたし
カローラ(5代目FF)10万ポッキリとか平気で転がっていたし
アルト(初代の赤)なんかだと3万とかもあった。。。
イイ時代、というか相場が健全な時代でした。

そしてゴールデンスランバーに話を戻すと
ヒロイン役の竹内結子さん(娘の七美ちゃんとの絡みが特に良い)、「ロックだな、青柳」の渋川清彦さんや、若き香川・澤瀉屋中車さん、伊坂作品の常連・濱田岳さん、訳あり裏家業の柄本明さん、存在感があった劇団ひとりさんやでんでんさんベンガルさん、それに幼い鈴木福クンも。
いろんなキャストで賑やかに物語が彩られています。

青柳の父に伊東四朗さん、母に木内みどりさん。
木内さんに至っては終盤にわずか1分ほどしか出演されてませんが
そのシーンで泣ける。。。
・・・・というかいつも泣いているのか!? キモイ爺だな、オレ(笑

ブレット・トレインでマリアビートルの世界が壊された!
と、お嘆きの諸兄におススメできる
原作の良さを裏切らない映画だと思います。
Posted at 2023/05/25 02:12:28 | コメント(2) | トラックバック(0) | 映画のクルマたち | 音楽/映画/テレビ

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何シテル?   05/18 23:33
夕焼けスライダーです。よろしくお願いします。 ブログもやってます。 https://youyakeslider.hatenablog.com/
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