白砂代座のブログ一覧

　カタナの発売された1992年当時はヘッドライト常時点灯の過渡期で、まだ義務化はされていなかったけど各メーカーが自主的に常時点灯にしていた。
　
　しかしこれは単純にスイッチを撤去して回路を直結しただけというなんともお粗末なもので、イマドキのオートバイのようにセル始動時にヘッドライトを消して電力の余剰消費をカットするような賢い機構は組み込まれていない。
　
　ためしにヘッドライトのヒューズを抜いてみると始動性が格段に向上した。
　
　そこで巨費1000円を投じてリレー1個とショットキーバリアダオード2個を購入。
　スイッチレススイッチ回路をこさえて組み込んでみた。
　

　
　イグニッションをオンにした時は必ずライトが消えているので操作も簡単でよい。

　とりあえずかかるようにはなったけど、なんだかエンジンにパンチがない。
　400マルチはもっとこう、下からゴリゴリきてたよな？
　2速キックダウンしないと追い越し加速できないとかニハンじゃあるまいし…
　同調は取ってあるのにキャブがバラけてる感じもするし、何だべ？と思ってたら…
　

　
　先生助けてっ！3番と4番が息をしてないの！！
　
　
　てなわけでアッパーばらしてタンク降ろしてキャブ切った。
　

　
　不動車のいっちょあがりやで…
　
　アッパーばらしたついでに前オーナーが貼り付けウインカーに変えてたせいで固着してた両面テープの除去。
　前回はコンパウンドでひたすら研磨したんだけど、これがガンコでなかなか取りきれない。
　
　「ウエスを貼り付けてパークリ沁みこませて放置する」っていう技を教えてもらったんでやってみた。
　

　
　取れる。マジで取れる。マジ取れる。
　伊藤家並みの技やでこれ。
　
　だがしかし、20年も放置されてたようなポンコツをレストアしてるようなアタマオカシイ奴は俺氏の周りには他に居ないので技を継承する者がおらぬｗ
　
　
　しかしこんな状態でもメガリより希望が持てるとはやはり国産車はすばらしいな。

　水温をなるべく早く実用域まであげたくて、冷間時アイドルアップの設定を「40度まで1500rpm」に設定してたんだけど、これがなかなかよろしくない（笑
　アクセルペダルから足を離してもビュンビュン走るという（笑
　
　いろいろ試してみたんだけど、結局、純正サーモワックス制御と同じ0度以下1500rpmから60度720rpmまでのリニア制御に落ち着いたのです。
　
　メーカーが試験に試験を重ねて決定した数値にはそれなりの理由があるわけで。
　なんとなく思いつきでイジるもんじゃないね（笑

　今日も幻の発掘戦艦のメンテしてましたん。
　

　

　

　
　ここらへんの苔を除去してましたん。タワシで。
　LHスイッチボックスは内部のグリスが乳化して粘ってる感じでウインカープッシュキャンセルのクリック感が渋いから一度分解して完全整備しないとダメかなやっぱ。
　
　FCは放置してるわけじゃないよ。毎日普通に乗ってるし。
　平日乗っててちょっと気になった事もあるし、明日は朝イチでちょっとHaltech叩く。

　今日も地道にカタナのレストア作業。
　
　経年劣化でカッサカサになってたウインドスクリーンを

　
　バラしてコンパウンドでひたすら研磨する一日であった。

　
　あと、バラしたついでにスクリーンステーの周りの苔もタワシで取ったｗ
　

　

　
　BSTキャブの癖もなんとなくわかってきてエンジンもすんなり始動できるようになったし、レストア作業はなかなか順調。
　
　白ボケたケツベロも研磨した方がいいかな…
　
　
　個人的にはこのあたりは適度にヤレてる方が好みなんだけどなｗ