
220クラウンの非RSタイプは、素のクラウンの乗り心地であるが、18インチタイプはクラウンか!と思うほど新車時の乗り心地が硬めであった。
どちらかと言うと、サスペンションというより先にレグノGR001の硬さを感じた。サスペンションもまだ馴染んでおらず、L10系GSバージョンLと比較すると、ドッシリ感、重厚感が結構無い。
しかし走行2,000kmを超えた辺りから、クラウンの乗り心地が良くなって来ていることに気付く。
明らかにタイヤの皮剥きが終わった結果、「やや」ざらつき感が取れノイズが「多少」減少。
更にタイヤの硬さも少しばかしマシになり、サスペンションも馴染んだのか全体的にバランスが取れてきたように感じる。
相変わらずクラウンらしからぬ硬さは感じるが、運転していて「確かに乗り心地が良い」と感じるレベルになった。
乗り心地の定義は沢山あって、車に興味ない人がこのクラウンに乗ると、硬さを感じると思う。何故なら段差を乗り越えたらその段差を乗り越えた、ということが明確に分かるからである。乗り心地が良くてもショックが無いわけではない。
しかしある程度乗り心地を体で感じることのできる人からすると、段差や悪路を通過した衝撃が、どのようにいなされているとか、ショック後の車体のおさまりが良いか、とか感じられるのである。
220クラウンはそう言った意味での乗り心地の良さがある。ただ、レクサスGSよりは乗り心地の重厚感がないのは明らかである。個人的には乗り心地やハンドリングはクラウンであるが、ドッシリ感、重厚感、乗り味の高級車感であればGSに軍配があがる。
あと、静粛性が高いと言われているが本当にそうか?と思う。確かにカローラハイブリッドと比べるとやや静かではあるが、超静かな訳ではない。(一般道では大きな差はないが、高速時では明確に差は出ている。)
静かと言えば静かなのかもしれないが、こもるような密閉感が超ある訳でもない。無音でもない。
GSに乗ったときは「うわっ、静か〜…高級車!」
先代のセンチュリーに乗ったときは「えっ、なにこれ笑。静かすぎ。やば。えっ?凄すぎ。」
220クラウン乗ったときは何も思わない。静かっちゃ静かだな、と思う程度。つまり大きな感動は無かった。
なんだか微妙で、スピーカーから直接的に音が聞こえている訳ではないんだけども、ノイズが打ち消されて体感的な騒音感を感じているのか、腑に落ちない部分もある。
一方、GSや先先代クラウンのGR系V型6気筒エンジンを積んだ車種は、実に官能的なサウンドで高級車に乗っていることを感じさせる心地良い音色が「遠くから」聞こえてくる。
騒音計で測ったら分からないが、乗っていて静かだなぁと思うのはGR系エンジンを積んだGSやクラウンの方に感じる。
ブログ一覧
Posted at
2020/07/22 23:04:41