2013年05月12日
裁判は死んだ。だから正義も死んだ。
AP通信によると、「日本の裁判所は同国の2011年核惨事による放射性降下物によって汚染された(郡山)市に市内の子どもたちの避難を求める申し立てを却下した。
この異例の訴訟は、2011年6月、福島の子どもたちのために、両親らと反核アクティビストらが提起したもの。水曜日(2013年4月24日)、仙台高等裁判所はその決定を下した。
この訴訟は、継続的な低線量放射線被曝が健康におよぼす影響、とりわけ成人よりもずっと傷つきやすい子どもたちの場合の影響に触れるものなので、国際的な注目を惹きつけた。
訴訟は、郡山市は小中学校に通う子どもたちを避難させる義務があり、これは日本の法令に定める義務教育の一環であると主張した。
裁判所は、市内の放射線量が災害以前に安全とされていたレベルを超えていると認定した。だが、政府は申し立てにある学校疎開の責任を負うものでないという――つまり、心配するなら、自己責任で去ればよいと人に諭したのである。」
やや難しい内容だけれど、簡単に言うと、
1) 法令を超える被曝を受けている小中学生を自治体は避難させる義務があるという申し立てに対して、
2) 裁判所は「法令を超える被曝である」と認定し、
3) それでも政府が良いと言っているのだから、学校は疎開の必要はないと判決した。
ということだ。驚くことではない。日本の裁判は常に「政府と同じ」で「三権分立」などは夢物語だからだ。
裁判官は出世だけを考えていて、正義などはずっと昔に捨てている。
それは最高裁判所事務総局の存在でもあり、国民の意識の問題でもあり、法曹一元(弁護士を裁判官に登用しない)という日本の特殊性にもよる。
野蛮な国家だが、その先兵が裁判官というのが辛い。庶民は「力」で自由と権利を獲得すべき時だ!
(平成25年5月10日)
武田邦彦
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(C)武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ
ひどすぎる判決です。
この裁判官は罷免すべきですね。
Posted at 2013/05/12 23:17:27 | |
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2013年04月22日
昨夏から日本人観光客が激減=業界、政府に支援要請―韓国
時事通信 4月22日(月)10時14分配信
【ソウル時事】韓国旅行業協会は22日、韓国を訪れる日本人観光客が、2012年8月の李明博前大統領の島根県・竹島(韓国名・独島)上陸で日韓関係が悪化して以降減少し、特に最近の円安や朝鮮半島情勢の緊迫化も重なって激減していると明らかにした。協会は既に文化体育観光省に広報活動など観光客誘致費用の支援を求めた。
協会によると、12年10月からは訪韓する日本人観光客数が毎月、前年比で30%以上減少。12月には旅行会社を通して韓国を訪れた日本人は前年比41.3%減、今年3月19日~4月15日の業界上位19社を通した訪韓日本人観光客数(暫定値)も、前年同期比で33.4%減となった。
盗んだ仏像返せ!アホ裁判所!
Posted at 2013/04/22 15:47:35 | |
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ニュース | 日記
2013年04月06日
イラク戦争から10年たった今先天性異常で生まれてくる赤ちゃんが14%を超えて異常な事態になっているとの報道特集で出てました。
これにはウランが関わってるとのこと。
内部被曝、ですね。
アメリカ軍による劣化ウラン弾の仕様が疑わしいが証拠がない。
大国の大義の元、日本も責任があります。
とても直視できない先天性異常赤ちゃん。
痛ましいです。
民主党末期に外務省が検証結果をどさくさ紛れに発表してたとのこと。
アベノミクスやら黒田効果などと浮かれ気分を盛り上げてますが、ひどい惨劇の加担を決定したのは自民党であり選挙選んだ日本国民です。
Posted at 2013/04/06 18:23:16 | |
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ニュース | 日記
2013年04月06日
司法を国会が軽視してというか無視してこの国は狂ってます。
違憲判決が出て広島の選挙区で支援者先生は辞めることないですよ!なんて言って馬鹿丸出し。
憲法ってなんですか?
地方が大事なんですって言ってると沈没です。
ここは日本人の国です。
Posted at 2013/04/06 09:32:01 | |
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ニュース | 日記
2013年03月13日
野蛮と文明(4) 日本には裁判所が無い??
「yabansaibanhanaitdyno.91-(12:00).mp3」をダウンロード
名古屋高裁で行われた再審請求裁判が認められなかった。この裁判の判決が正しいかどうかは別にして、現代の日本では当然の結果でもある。残念ながら日本の刑事裁判は結果的に「茶番劇」だからだ。
・・・・・・・・・
その国に「裁判所」があるかどうかは、「野蛮と文明」を分ける一つの尺度になるだろう・・・多くの人が同意する考え方。
日本の刑事裁判(一審の地方裁判所)は1年に62000件の判決を行い、無罪は80件。99.9%が有罪・・・実質的に刑事裁判無し。
三段論法では、「日本は野蛮国家」であると結論される。
人間の心はダマされやすいし、「今の状態は良いのだ」と思いたいので、99.9%という数字を聞くと、「0.1%は無罪になる可能性がある」と思うけれど、これは「裁判が無いと同じ」という結論が正しい。裁判には民事裁判と刑事裁判があるけれど、「民事」は「お金」が主だから、どうでも良いというわけでは無いが、刑事裁判と比較すると「裁判所があるかどうかは野蛮かどうか」という点では圧倒的に刑事裁判が大切だ。
「裁判を受けられない国に住んでいる」と思うと、改めてぞっとする。急に警察署が恐ろしく見え、誤解でも何でも捕まったら、自分の人生は終わりと感じる。
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私は多くの裁判鑑定を行ってきた。交通事故はもとより遺産相続や殺人事件なども経験してきた。世の中の多くの刑事事件は、何らかの物理鑑定が必要となる。殺人事件でも「ある方向から凶器を突き刺すと、体のどの程度まで打撃を与えるか」というのは、医師の解剖と物理学者の力学計算が必要だ。
遺体の解剖によって「事実はどうか」はわかるが、「想定している行動で事実を説明できるか」というのは物理解析によらないとわからない。
でも、物理学者で「弁護側鑑定」をする人は少ない。検察側なら国家権力で大勢の学者や研究所、そして鑑定に掛ける費用はふんだんにあるが、被告側はお金がない。だから、そんなことに時間をとる人はほとんどいない。
それに鑑定人陳述で裁判所に出頭すると、まるで被告のように「尋問」される。お茶の一杯も出さないし、被告席に座らされて、上から裁判官が傲慢な顔で見る。「客だぞ!」と心の中で叫んでも、司法は傲慢だから被告と客分も区別ができない貧弱な心の持ち主ばかりだ。
だから、裁判所にしょっ引かれたら無罪になるのは至難の業だ。昨日のニュースで「最高裁が違憲状態としても平気でそのまま選挙を行う国会」という非民主主義の国に住んで、「検察が起訴したらかならず有罪になるという裁判所の無い国」に生活している。
(平成25年3月7日)
武田邦彦
マスゴミが全く取り上げないのも裁判所と警察権力の癒着、捕まったら無実でもでっち上げで罪になる。
恐ろしい国です。
Posted at 2013/03/13 19:01:58 | |
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