2011年10月23日
九州電力の松尾新吾会長は22日深夜、やらせメール問題の長期化で責任問題が再浮上している眞部利應(まなべとしお)社長の進退について続投させたい意向を示した。
報道各社の取材に答え、「辞任に値することか。なぜ辞めないといけないのか。これだけ(原子力発電所の)再稼働が遅れたら、九電はつぶれる。この状況をクリアするのに最適な人だ」と述べた。
眞部社長の進退をめぐっては、枝野幸男経済産業相が16日、「原発の安全性について、何を言っても到底、信用されるとは思えない」と述べ、辞任を求める考えを示唆した。
つぶれる前につぶしちゃえばいいのに。(笑)
嘘つきに悪魔の力は渡せない。
枝野君の言うことはまともですね。
どこまで本音かわからりませんが。
Posted at 2011/10/23 10:02:40 | |
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ニュース | 日記
2011年10月22日
分かりにくいごまかしの理屈(基準値(今回)と積み重ね(次回))
これまで色々な事件が起こっても比較的、良心的に専門家やマスコミとしての節度を保ってきた学者やNHKが、こと被曝に関しては突如として錯乱しています。普通の人は専門家でもありませんし、マスコミのようにチェックできるものでもありません。「何となくおかしい」と思ってもそれを具体的な形で示すことはできません。
だから、本来は、専門家やマスコミに「誠意」を求めるわけで、法律、社会で普通に使われることを大切にして欲しいのです。今度の福島原発の問題は政府の「直ちに健康に影響はない」という表現に専門家とNHKはビビってしまいました。政府があれほど誠意がないことを言うのだから、それに反抗するとひどい目にあうと思ったのでしょう。子供の健康と自分の立場を比較して子供を捨てたともいえます。
その一つが「基準値」や「規制値」です。事故後、保安院が「ヨウ素が基準値の3355倍だが、健康に問題は無い」と言いました。私の見解ではこの発言だけで傷害罪と思います。つまり基準値の3355倍の海に入ったら「健康に害がある」からこそ基準値なのです。また公務員として法律や規則を遵守することを厳密に守る必要があり、公務員法にも違反するでしょう。
「基準値の3355倍だが、海に入らないから」ということを言う専門家がいますが、それは「牛肉のセシウムが基準値の20倍だが、牛肉を食べないから」という理屈と同じで、そのようにすればどんなものにも基準値は不要になります。
食品の基準値を決めるときには、その国民がどのようなものをどのような状態で食べるか、吸収率などを細かく検討しますが、もっと大切な原理原則は、「1日1キロ食べ、1日40ベクレルまでOK」ということなら、すべての食品を1キロあたり40ベクレル以下にしなければならないのです。
たとえば牛肉が1キロ100ベクレルで、1日牛肉を50グラム食べるとすると、100に50をかけて1000で割るので「被曝はわずか5ベクレル」になり、「だから基準値が40ベクレルなら大丈夫」ということになります。事故後、政府、保安院、東電、食品安全委員会、東大教授、横浜市のパンフレット・・・など多くの専門機関、専門家がこのように言っています。
これは一種の犯罪行為とも言うべきトリックなのです。というのは、その人が牛肉を1日50グラム食べるとすると、「その他には食べないのか?」を断定しなければなりません。つまり、その人はいずれにしても1キロ(若干の水を含む)を食べるとすると、牛肉以外の食材が「まったく汚染されていない」ということを証明する必要があるからです。
現実的には汚染された牛肉を食べた人が、そのほかの食材はまったく汚染されていないことを証明することはできませんから、「病気にならないための計算」としては、「すべての食材が牛肉と同じように汚染されている」と仮定せざるを得ないのです。「被曝」というのは「受け手の受ける被曝の足し算」だからです。あくまでも牛肉を供給する側ではありません。
一関の中学生も同じです。たとえば学校の校庭は低線量率(たとえば0.5マイクロ)で、側溝がその10倍の5マイクロシーベルトだったとします。教育関係者は(おそらく生徒の健康には関心がなく、ただ大丈夫だと言って面倒な対策を回避したいだけですが)、「生徒が溝の近くにいる時間はせいぜい10分の1だから、5マイクロシーベルトを10で割って良い」と考えます。
仮に教育関係者がこのようなことを言えるためには、1)学校にいるときの生徒の行動を事細かに規制し、それを記録していること、2)生徒の学校外の行動と被曝をすべて把握していること、が必要だからです。従って、溝が5マイクロシーベルトの場合、「24時間、溝の近くにいること」を仮定して計算します。実際にも、その生徒が空間が1時間1マイクロのところで住み、食品を暫定基準内で食べていたら1年5ミリ(セシウムだけ、4月5月のヨウ素も含めれば10ミリ)ですから、すでにそれだけで(0.001×8760+10)=19ミリ になり大幅に被曝限度を超えているのです。
仮に一関の中学生が大丈夫というためには、全生徒の全生活における「学校生活以外の被曝量」を総計し、そのうちのもっとも被曝の多い生徒を確定して、その数値を示し(たとえばそれが1年0.99ミリの恐れがある場合)、残りの被曝量(0.01ミリ)だけが学校での被曝として許されるので、それが学校の溝の近くで大丈夫かということを言わなければならないのです。
そんなことは非現実的なので、規制値や基準値は「空間なら8760時間をかけ、食材なら1キロに換算し、それに水とホコリの被曝量を足して1年1ミリ以下」になるようにしなければならないのです。そして平均的にそれを出して、さらに「人による感受性の差」を3倍(放射線)とか10倍(食材)を考慮して規制値が決まります。
つまり、「善良な国民のうち、やや弱い人が善良な政府の規制値を信じて空気を吸い、家に住み、学校に行き、食事をし、水を飲み、校庭で運動しても、健康を害さない」ということになっているのです。
食品に含まれる農薬や添加物でも、お母さんがスーパーに行って、1)子供の年齢を考え、2)牛肉を買ってその中にどのぐらいの添加物が入っていたから野菜は**以下にしようと計算し、3)今日は汚染されたものを買ったから12品以上は買えない・・・などと考えなくても良いようになっているのです。
安心とはそのシステムが必要なのです。「おそらく大丈夫だろう」とか、「そんなのは特殊な例だ」と言うことは通用しません。
東京都知事が汚染された食材を食べてみたり、首相が福島の農産物を食べるのは何の意味もなく、日本は非科学的な野蛮国だということを知らせているに過ぎません。あれを正常な行為と思うのはかなり判断力が低下していると言わざるを得ないからです。
事故の起こった直後、私は「足し算のできない東大教授」と書きましたが、まさに今でも足し算のできない地方自治体の市長、教育委員長、NHKで溢れています。この際、善良な指導者に戻ってください(もう一つの問題は長くなって時間がなくなって来ましたので、明日以後に書きます。)
(平成23年10月22日)
武田邦彦
20キロは30キロに拡大されそれを一定の評価などと申しております。
九電の社長に会長の居座りに枝野君が三行半は突き詰めてますがどうなるんでしょうか?
放射能の報道も過小にするように言われているよね思えます。
危険は大きく見て回避する。これ鉄則ですよね。
Posted at 2011/10/22 22:56:22 | |
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ニュース | 日記
2011年10月19日
「大丈夫」という人たちに大人の責任を求める
法律で1年1ミリと決まっていて、国際的にも合意されているのに、事故後、急激に「1年1ミリを超えても大丈夫」という大人が増えてきました。このことで苦しんでいるお母さんが多いので、是非、以下の論理を読んでいただき、本当に「1年1ミリ以上でも大丈夫」と大人の責任で言えるのか、10年後に疾病がでたときに補償する力があるのかを考えていただきたいと思います。
1) 日本の法律で1年1ミリと決まっている。また仮に日本だけが1年1ミリ以上にしても国際的な合意を得られないので、観光、食品輸出、国際ビジネスなどに大打撃が予想される。国際的にも約束を守らない日本人ということで信用を失墜する。
2) お母さんは「被曝すると子供がすぐ病気になる」とは思っていない.10年先に病気になることを心配している。人間なら10年先のことを予想できない。10年先のことをなぜ「大丈夫」と言えるのだろうか?ここを考えて欲しい。
3) 発言する人は、原子力、放射線の関係者で1年20ミリの許可を得ている成人男子に対して、1年1ミリになるように指導してきたという事実を述べるべきである。また、1年1ミリ以外の数値を言うときには、なぜ意見を変えたかを述べるべきである。
4) 1時間1マイクロ(1年に外部被曝だけで8.7ミリシーベルト。内部を加えれば10ミリに近くなる。)が安全と言っている自治体などがあるが、その根拠を示すべきである。住民が計算できないだろうと思って、1時間1マイクロ以下は安全というのは悪質の部類に入る。公務員は正直で誠実であって欲しい。
5) 1年1ミリを決めるとき、1ミリでも危険という意見と1ミリ以上でも安全という見解があり、議論をして決めている。だから、1年1ミリ以上でも安全というデータは多くあり、また同時に1年1ミリ以下でも危ないというデータも多くある。自分の考えがどちらかでも、多くの子供が被曝している最中に、自分の意見に都合のよいデータだけを示して、子供たちを1年1ミリ以上の被曝をさせる権限は誰にもないことは明らかである。
6) 先日のNHKの番組のように、福島県で一つの家庭だけをとって、それがあたかも福島県を代表する平均や、特に危険なところにお住みの方のように放送した場合、10年後に障害がでたら、それを人間は購うことができない。病気になった人の将来は取り戻せない。NHKは絶対に番組内容を保存し、常に視聴者が見ることができるようにすること。
7) 事故後、6ヶ月を経って、1ミリ以上でも大丈夫というデータだけを出して自分の意見を言う人が後を絶たないが、たとえば今年、100ミリを主張した人は、10年後、20年後まで自分の発言を保存し、病気がでたら自ら申し出て、その子供の生涯を償わなければならない。人の人生を人が取り返すことはできない。
8) もともと福島原発の設計は一般公衆の実効線量(外部+内部)が1年1ミリになるようになっていて、事故が起こったら1年1ミリを超えることにはなっていない。大人は実施したことに責任をとらなければならない。
9) 福島を除染し、日本国民の被曝を1年1ミリ以下に押さえ込むことは財政的にも技術的にも可能である。
以上のことをよく考えいただき、子供たちが被曝している現在、日本人の誰もがすでに20年間、合意事項として社会の安全を保ってきた1年1ミリに違反し、それ以上の被曝を容認することは人間として、大人としてできないことをよく認識してください。
被曝を押さえ込んだら、将来のために議論して、世界を納得させたら、1年1ミリを超える基準もあり得ます。
一刻も早く、お母さんが安心できるように、権限のある大人が行動をおこしてください。1年1ミリにすればストレスはすべて無くなるのですから。難しい理屈を作って1年1ミリ以上の被曝を子供にさせるなら、被曝しないように行動する方が良いと思います。
武田先生のブログです。
"大丈夫!大丈夫!”って水素爆発して誰がどう見たってあぶなくね?って思っているのに"大丈夫って連呼する政府や専門家たち。
自分たちの立場が大丈夫って励ましてるのかな?
Posted at 2011/10/19 23:06:22 | |
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ニュース | 日記
2011年10月16日

全く話題に出なかったD:3が店頭イベント中でした。
日産バネットのOEMですが結構内部を改造してキャンプしようなんかで走ってるんですよね。
商用車ベースなんでD:5より内部は改造しやすい?
こんな事が出来ます。
車中泊にはD:5よりいいかもですね。

でも4WDは無いんですよね。(^_^;)
Posted at 2011/10/16 21:45:26 | |
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車 | 日記
2011年10月16日
福島の新米を買うことができなくなりました。それは「二本松のお米が400ベクレルていど汚れている」からではありません。「ベクレル表示せずに販売する」からです。国の暫定基準である500ベクレルというのは1年間に5ミリシーベルト程度の被曝になりますから、労災適応ギリギリということです。明らかなダブルスタンダードですから、子供たちに福島のお米を食べさせることはできません。
残念です。もし福島の新米を出荷するときに福島が「ベクレル表示をする」と決めてくれれば、安心して買うことができたのですが、「ベクレル表示をせず、食べる人を被曝させます」という宣言ではとうてい、信用することができないからです。
福島県が「1年100ミリまで大丈夫」という違法学者を雇用した理由が少しずつわかってきました。それは福島の人が決めることですから良いのですが、福島のお米を絶対に他県に出さないでください。法を守ることは国民の大切な義務です。
ある道路を走っていて制限速度が60キロなのに「おれは運転がうまいから100キロでも大丈夫だ」などというのは誠意ある大人とは言えません。
最近、食材はますますひどい状態になってきました。無理矢理、関東、福島の野菜を食べさせるために、汚染されていない各地の野菜を出荷しないように圧力がかかっています。こんなことが起こるなんて、自由で明るい国、日本とは思えないですね。
日本はとんでもない国になってきました。
武田先生のブログからです。
福島の農家のかただこれを見たら"風評だ!”と激怒されるでしょう。
しかし現実はどう考えてもこちらが正しいと私は思います。
3.11の瓦礫が太平洋をさまよってます。
南下する北からの寒流にのって放射能物質は南化して茨城、千葉、の海は汚染されていることは推測できます。
釣り番組は好きで見てますがこれから千葉沖のヒラメ釣りなんか危険そのものです。
Posted at 2011/10/16 02:37:35 | |
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ニュース | 日記