2000年3月、北海道の有珠山が噴火しました。
多くの建物が被害に遭いましたが、事前避難で死傷者は出ませんでした。
当時壊れた建物が観光史跡となっています。
洞爺湖から車で200mほど山を登っていきますと。
無料駐車場があります。
天気の良い日曜日でしたが、だあ~れもおりません。
こちらは場所も分かりにくく、それほどPRもされていません。

当時は病院だったそうです。
入院患者さんたちや職員さんは、事前に避難して無事でした。
地面は噴火でうねり、天井は噴石で穴が空き、建物はぐちゃぐちゃです。

1977年にも大きな噴火があったようです。
被害の詳細などは見てきませんでしたw ググって下さい。

破壊された病院の廊下。
かなり広い範囲が被害に遭っていまして、車で5分ほど移動して集落があった
山間へ。

こちらは2000年に被害にあった老人福祉施設?
現在は噴火の資料館となっており、無料ですが、パネル写真が展示されているだけです。節約のため照明は消され、窓も締め切っているため、かなり黴臭いです。映像資料も休止中で、特に見るべきものはありません。
噴火と地震で低い土地が陥没し、雨水がたまり池となってしまいました。
2000年当時はマツダのファミリアが埋まっていたのですが、
経年で朽ち果ててしまい、現在は白い屋根が少し見えるだけです。
最初はパニック映画のセットのように迫力がありましたが、
現在はご覧の通りです。
道路標識がかつてここが道路だったことを示しています。

2000年の噴火の様子
次回の噴火? いつかはわかりませんが、噴火の溶岩や泥流が
太平洋側の国道230号線や道央自動車道を寸断しますと、
日本海側の片側1車線の道しかなく、鉄道も遮断され、
函館と札幌方面の物流がほぼマヒします。
たぶん、いつかはそうなります(´;ω;`)ウッ…
噴火が収まった後は、噴火の爪痕を観光資源として生かすことが発案され、
駐車場や飲食店、ホテル、土産物店などが整備されました。
しかしながら、経年で噴火の爪痕も、自然の回復力で森林や植物が復活し、
もの珍しさもなくなってくると、観光客も減っていきました。
コロナも追い打ちをかけたようで、廃業や朽ちた建物が目立ちます。

北海道で茨木県の芋( ノД`)

北京語やハングルの看板
実は駐車場が1回1000円と高額だったり、展望台へのリフト料金や入場料が必要だったりする場所もあり、ちょっと割高だなあと感じます。
噴火から22年も経つと、自然も完全に回復し、カエルも元気でした。
有珠山周辺は22年~100年間隔ほどで噴火を繰り返しており、
現在はいつ噴火がまた始まってもおかしくありません。
昔からの住民はお住まいですが、新規に建物を建てて住むことは
知事の許可がいるようです。
帰りは北湯沢という温泉地にある無料足湯を堪能。

目の前はこんな景色です。夏ゼミと小鳥が元気に鳴いていました
Posted at 2022/07/24 17:43:58 | |
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