ヴィッツに86シートを流用取付け!
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この度は、ヤフオクで良品を格安で購入できた86のシートを、愛車のヴィッツ90系に90系のシートレールを「そのまま使って」流用取付け作業を行います。
まずは、86のシートレールを取り外して、外しておいた90系シートレールを持ってきます。画像上が86シート、下が90系のシートレール。
無論、ネジ穴どころかレール幅すら違います。(90系のレール幅が広い)それをこれから通常ではやらない自己流方法で取付けをしていきます。まーた大胆なド素人が居るもんだなと思って観てやってくださいw。
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シートレールを車体に仮固定した所に、用意した5mm鉄板を酸素(ガス溶接)で切り出してグラインダーでバリ処理をしたのを二枚、86シートのフレーム止めポイントが乗っかる場所に橋渡しして、レールのネジ穴を鉄鋼ドリルで8本穴をあけてナット固定するというパワープレイです。5mm鉄板は大柄な私が乗っかった程度では全くびくともしませんw。
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次に86シートを取り付けた鉄板プレートの上に乗せて左側手前のワンポイントだけ固定位置を決めて鉄鋼ドリルで穴を開けて8Mボルトで軽く仮固定します。拡大で観て頂ければ分かりますが、赤丸した所が一本仮止め。赤線側は純正位置ですが、ここに合わせようとすると86のフレーム自体を大加工しないとダメなので約2cmほど右側(ドア側)に寄せての取付けになりました。
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2cm程ドア側に寄せたといっても、純正シートがコンソールボックスとギリギリの位置に取り付けられていた関係で、コンソールボックスと86シートの隙間はそれほどありません。
ドア側の隙間にいたっては、シート調整の指が入るほどの隙間です。それだけ86シートの幅が90系純正シートよりも広いという事ですね。
手前、後ろ、の取付けポイントはシートレールで調整できるので純正の取付け位置との誤差はあまり関係ないのですが、問題は左右のバランスが2cmほど右側(ドア側)にずれているので、これを次の工程で微調整に入ります。
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まず画像をじっくり観て貰えば分かりますが、ハンドルに対して、シートがやはり若干右側寄りなっています。このままではハンドルを持った時に僅かな違和感が生まれます。これを無くすために、画像の赤い点がボルト一本仮止めしたポイントの支点軸とし、シートの後ろ側を振ってシートの向い角をハンドルの向い角に合わせる「ヨーイング調整」を行います。この場合、僅かに右側にひねりを入れる事になります。
ハンドルはシートから少しでも横にずれていると持ったときに違和感を感じますが、僅かなひねりは違和感を感じにくいです。逆にこれが左ひねりになると今度は視界が車体端を向くのであまりよろしくないです。何度も座ってハンドルを握って放しての繰り返しを行い、違和感が無いかを念入りに確認します。
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ヨーイング調整が完了したら、86シートの固定ボルト取付けのネジ穴を鉄板プレートに開けてボルト止めをするのですが、そのままではシートの座面を下げた時に、取付けた鉄板プレートに当たって一番下まで下がらないので、画像のように8Mの取付ボルトに10Mのナットを2個かまして串団子止めにして「かさ上げ」をます。
本当は点ではなく面でとらえる方がしっかりとするのですが、8Mボルトを2本づつ合計8本で止めていると、そーとーしっかりと固定されていて強度は純正同等か、それ以上にあると思えます。
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ボルトを全部止め終わったら、よーやく86シートの取り付け完了です!!
駆け足で作業紹介しましたが、ここまでたどり着くのに試行錯誤しながらかなりの時間を要しました。。これの前に付いてたのは流用した130系のシートなのですが、それはレール事ごとまるまる残ったので、万が一の時でもすぐに乗せ換える事が出来ます。元ついていた純正90系シートはレールがなくなったので完全にお役御免となります。
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取り付けたシートレールも問題なく可動。また、座面調整も10Mナット2個分かさ上げした事により、上が上昇MAX画像、下が下降MAX画像と最大幅問題なく可動。
犠牲としては、シートプラがわの干渉部分を少し切り取った事です。取付けボルトも若干むき出しとなるので見栄えの問題はありますが、自分としては苦労して取付け出来た事が大功績なので全然気になりませんw。話によれば、130系のシートレールなら加工は必要なもののそのまま流用できるという事なので、やるならそちらがお勧めですね。自分は130系シート自体は生かしたかったので90系シートレールを大幅加工して流用しました。こちらは茨の道でしたよww。
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