せりかのブログ一覧

←シリンダ－ブロックを下側から見た写真






←こんな感じでラダ－ビ-ム状になってほしいの写真







エンジンのトルクの源はクランクシャフトです！

このクランクシャフトが軽いとトルクは減ります。
重いクランクシャフトがスム-ズに軽やかに回ることで、初めて最強のトルクが生まれるわけですが・・・
そのクランクシャフトを綺麗に回すには、クランクシャフトを支えるクランクケ-スとメタルと呼ばれるベアリング、そしてそれを保持するベアリングキャップがクランクシャフトとの精密なクリアランスが保たれることが重要なことです。そこで、初めてトルクフルなパワ-につながります。

鋳鉄ブロックの名機といえば主にＲＢ26・4Ｇ63などがあげられますがセリカの３Ｓ-ＧＴＥも鋳鉄ブロックのエンジンです！

タ-ボの鋳鉄ブロックは、チュ-ニングに向く丈夫なエンジンと言われていますが、その所以は、鋳鉄ブロックの製造工程から来る肉厚の部分のキャパシティが多く＝安全マ－ジンが高いことです。
それに、鋳物のの特性上ひずみが少ないということもあげられます。
写真上は3ｓのクランクシャフトを保持している肝心要の部品がベアリングキャップです、5個のキャップがそれぞれ独立しているので見た感じ各々が2本のボルトで固定されている状態です。

ところが、ハイパワ－に耐えられるＲＢ26や４Ｇ６３は下の写真のピンクで書いた絵のように各ベアリングキャップがつながってビ－ム（柱）状になっています。
５個が互いに結ばれて１個の部品となれば、だれが見ても独立したものより、お互いに力を支え合ってなおかつ分散してクランクシャフトを堅固に固定することができますよね！
クランクシャフトを支える土台がグラグラすればそれが余分な振動になりブロック全体を激しい震動が襲います。その振動が肉厚の薄いウォ－タ－ジャケットなどに集中すればクラックが入ったり、コンロッドメタルなどに悪さをしたりといいことはありません。

最新の高回転エンジンといえばホンダのＫ20ＡやＦ20Ｃ
最新のハイパワ－ユニットといえば35ＧＴＲのＶＲ38ＤＥＴＴ
が旬ですが・・・
このエンジン達はもっと素晴らしく、この部分が強化されたラダ－フレ-ム構造としています。


どうも、残念ながら3ｓはその部分が弱いように思います。

なおこの文章は素人の個人なりにいろいろな文献または情報を自分の考えで書いたものなので必ず強度が弱いと証明したものではありません。

ただ、3ＳＧＴＥがⅠ型から進化してきた間ヘッドなどは素晴らしくヤマハが進化させてきた感じがあるのに、肝心の土台はそのまま・・・
ブロックの古いトヨタマ-クを見ると腹立たしささえ感じます。

最近自動車メ－カ－を取り巻く情勢は厳しいものがありますが、こういう肝心のとこがなおざりになってしまうことは、世界Ｎｏ1の会社になってもそれが砂上の楼閣の上に成り立ってるようにも見えます！

いつもトヨタの栄光はヤマハの技術者が支えてきただけ・・・
ちゃんとやろうよ！Ｔｏｙｏｔａさま