浄化槽ブロワ
NITTO KHOKI【LA-80B】(クボタ)
こんにちくわ~( ・∀・)/
今日はですね~。
約15年もの間、一秒たりとも休まずに働いてくれていたKUBOTAのメドーブロワを補修したいと思います!!
というのも、マイホームを建てて5年目か…
6年目か…ぐらいだったかなぁ…
浄化槽管理業者、委託の方からブロワが弱っているので、すぐにとは言わないにしても買い替えを検討しておいて下さいと言われた事があって、その時に提示された金額が、おおよそを口頭で伝えられたのですが、五万円くらいと言われました(-_-;)
その委託業者の方、まあまあのおじいちゃんだったのですが、機械ですからねぇ…当たりハズレもあって、早い物だと2年くらいで壊れたりして…それを伝えるのも仕事だから家の人に伝えると、時々怒鳴られる事もあるんですよ…って言ってました。
だから冒頭に、怒らないで聞いて下さいねって言ってましたf(^_^;
まあ、壊れるのはおじいちゃんが悪いわけじゃないからね… でも、確率的にそういう結果におちいりやすいでしょうf(^_^;
それから数年経って…担当の人は変わったのですが、点検の都度ブロワが弱ってますと言われる様になりまして、つい先日も業者にバッタリ出くわし言われてしまいました。
そして告げられた金額が…
¥24.000の消費税です… (´・ω・`)?
あれから何年経ったんだ?
7~8年?… んー…口頭ではあったけど
ずいぶん変わったね~(心の声)
交換機の本体を持って来て取り換えても、
片手で3分で出来る様な作業なのに…。
(心の声)
ふーん…
分かりましたと伝えネットの力を使ってみる事にしました。
同じ型番はもうありませんでしたが、同等品があって、値段的には三千円程安かったですかね~。
今後の保証やメンテナンスを考え、業者に頼むか?… うーん…とも思ったのですが…
よく見ると補修部品も販売されてるし…
ちょっと一度バラしてみよう!!
原因が分かれば補修でイケるかも( ̄ー+ ̄)
てなわけでバラしてみたら…

これピストン。
手に持ってる方は左右どちらに装着しても、スッと入るのですが、本体側に差してある方は、左右どちらに差してもキツイんです。
という事は、歪みが出ているという事。
うーん。
一つのピストンは左右どちらに入れてもスムーズに入るのに、もう一つのピストンは左右どちらに入れても窮屈…
しかも動きも渋い。
なので、歪みはシリンダー側ではなく…
ピストンの歪みという事になる…
そして、ピストンの片方が本来の動きの半分くらいしか稼働出来ていないのが原因と見て良いのではないのか?
ないのか…ないのか…ないの…なぃ…
イケるっ!( ̄- ̄)
補修だなっ( ̄ー+ ̄)
これなら金額も三分の一くらいだし!
やっちゃおぅ( ・∇・)
※【セット内容】※
ピストン×2・ガスケット大×2
ガスケット小×2・エアーフィルター×1
頭の矢印の指しているネジを外して蓋を開けるとエアーフィルターが入っています。
そして、外周のネジ(前3本・後ろ3本)を
外すとカバーが取れます。
前回バラした時に洗っておいたフィルター
はペタンコです。
何か間に合わせで違う型番の物を着けた感じがありますが、元々でしょうか?
(それはないよね(-_-;))
業者の方が一度は取り換えたのでしょうか?
保護カバー?
上から見ている写真です。
横型エンジンみたいな感じです。
(ボクサーエンジン?)(^ω^)
右側がヘッド側になります。

ヘッド。

4本のゴムの柱の上に乗っていて、柱の上で
揺れて振動と騒音を抑えている設計だと思います。
スライドさせてワンタッチではめているだけなので手で外れます。
※ここからは、素手で触り続けるとけっこう熱いですよ(‘д‘ )アチチ
(ヘッドと反対側)

ヘッド側からネジを6本外します。
横側から見ると、マイナスドライバー等を
差し込めるような溝があるので、差し込んで少しコネるようにして開けていきます。
開けるともうピストンが見える状態。
ピストンは皿形状の内側から両手の指で広げる様に左右に引っ張りながら持ち上げると道具なしで抜けます。↓
↓左2本(新) 右2本(古)↓ピストン。
シリンダー内部を見るとコイルが見えています。
ピストンの形状から見て、何となく仕組みは分かったような気がしますね(。-∀-)
※間違ってもコンセントを差し込んだまま作業しないようにしましょう!
あやまって指を入れてしまうととても危険ですからね!!
自分がピストンになる可能性も無いとは言えませんしね… ズダダダダって(´ー`A;)
↓【写真内 上】↓
左:ピストン・ガスケット(取り外し状態)
右:ピストン・ガスケット(取り付け状態)
【写真内 下】
※ヘッド内部側
左:ガスケット(取り外し状態)
右:ガスケット(取り付け状態)
こんな感じでヘッドに頭突きを連打しているのでしょう。
あとは、カバー類の洗える物は綺麗に洗って汚れを落としてあげます( ̄ー ̄)
保護カバー?も洗って乾かしてあげました。
乾いたら逆手順で組付けて完了!
フィルターも新しい物に換えます。
ピッタリ。
これが専用品ってもんでしょ。
簡単に交換できましたv( ̄ー ̄)v
では、早速 設置してみましょう。
設置場所のブロックの下は土の地面なので、
補修する数日前までは、長年の振動で水平が狂ってしまっていました。
この水平器の写真から見ると以前は左側が下がって傾いていた状態で稼働していたので、ピストンの歪みの原因は、設置場所の悪さとみて間違いないでしょう。

今回、ちゃんと水平をとりなおし、これからは自分で定期点検を行いたいと思います。
【補修結果】
補修以前にエアー排出度合いを体感で感じておくのを忘れました(´Д`|||) が…
ヘッド組み付け前のテストでのピストンの振動の仕方は以前よりも良くなりました。
カバー取り付け後の振動の強さも増して、振動音もちゃんと聞き取れるようになりました。
あと、体感のエアーの強さは比較できませんが、排出量、強さ共に問題無いくらいのように思えます( ̄^ ̄)
そして!!
次の点検でOKが出るだろうと自信と期待が胸いっぱいに渦巻いています(っ`・ω・´)っ
構造的な事から察してみても、動力低下の原因は電圧が低下しない限り、他には特に見当たらないので大丈夫ではないかと!!
あと、交換してみて ふと思ったのですが…
以前、トイレのドアの開け閉めの際に、毎回
水の生臭い匂いがしていたんですよ。
(ブロワが弱ってるからかなぁ…)って思ってたんですけどね…。
まあこれは、もしかすると季節にもよるかもしれないし、いつから匂いがしなくなったかは定かではないので、交換したからだとかは一概には言えないんですけど、気が付いたら悪臭が消えていました。
v( ̄ー ̄)vわーい。
以前、業者さんからブロワが弱ってしまうと
、トイレの方まで臭いが上がってきますよって何度か言われた事があるので、交換して機能性を取り戻したから!と言っても過言ではないでしょうし、可能性は充分にあると思います(・∀・)
あなたのお宅は大丈夫ですか?
あまり気に止めない物でもあるし、行き届かない場所でもあるのでたまには気にして見てあげましょう!
でも凄いですよね!
何年もの間、本当に休む事なく働き続けてくれているんですよ…
何だか愛おしくなります(*T^T)
これからは大事にしてあげよう…
ご苦労様ですm(_ _)m
ちなみに…
消耗部品のフィルターは1年毎
ガスケット・ピストンは1年~2年毎での
交換が良いようです。
元気に動いてもらうには、やはり定期点検は必要不可欠ですね( ´∀` )b
最後まで読んで頂き 有難う御座いました。
じゃあまたね~ヾ(´・ω・`)ノ゙
Posted at 2021/01/23 17:06:48 | |
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