
昨日、Dに接触被害を受けたエクボの修復のために入庫。
修復に数時間所要のため、代車を貸してもらいました。

軽自動車は今まで車の修理やバンパー交換等で世話になった町の整備屋さんで、古いのを3台くらい乗った記憶しかありませんので、今回のような新型に乗ったのはこれが初めてでした。
Dも年末年始に整備依頼を抱えていたせいか、慌ただしいながらも何とか確保してもらった代車は八王子ナンバーのフレア(=ワゴンRの、OEM)。

第一印象は、軽でもデカい。←ハイト系に比べれば多少狭くなるのは当然のことなので、それは無視しまして。
乗り込む時、ドアを閉める時の音が「コトン」という、2000年代のマツダ車にはない高級感のある音で関心しました。
時代を経て、やがては安っぽい開閉音もクルマの「味」となること間違いないと思いますが、この辺りは静粛技術の進化を感じます。
いざ運転してみると、個人的には視界が開けすぎていて、幹線道路では多少の恐怖を感じるレベル。
古い軽で感じた恐怖みたいなものとはベクトルが違います。
運転してみての発見はたくさん。

エンジンは最新のスズキ車なのでR06D型。
昔のK6Aとかも最大トルクの発生回転数が3,000rpmのようなので、その数値こそ変わらないものの、
1,000rpmを超えた辺りから分かりやすいほど「トルク」というものを感じました。
性能曲線を見てみたいものです。
我がBKアクセラもBee☆RでのECUチューンにより、発進時アクセルをベタ踏みすると、道路次第ではホイールが空転するレベルの厚いトルクを得ていますが、それと比べても十分といえるトルクを感じたことが衝撃でした。
YouTubeで同じエンジンのアルトワークスの走行動画等を見たりしていると、速度が乗るまでがやたら早いと感じていましたが、NAでCVTのこちらでも過不足は全くありませんね。
フル乗車するとどうなるかが少し気になるところ。
CVTは緩やかに加速している限りでは、特別な違和感は感じられませんでした。
前に代車で乗った軽の1→2速のギクシャク感を考えれば、この方が良いです。
信号にかかるところでエンブレを効かせると、タイムラグはあるものの、姿勢の変化が最小限で済むのもいいですね。
ただし、勿論いい事づくめではなく、
ベタ踏み加速実験をすると、目標とする加速フィールを得るまでに2秒弱もかかってしまいました。これはストレスですね。
自分のシフトダウン加速の約4倍もかかってしまいます。。。
また、回生ブレーキの制御の関係上、アイドリングストップを作動させてエンブレを使いながら減速しようとすると、停止線より10m弱も手前で止まってしまう。。。車体にも妙な揺れが起きます(--;
アイドリングストップからの再始動は素早くて好感が持てるんですけどね。まだ進化の余地がありそうです。
サスペンションは速度を上げていくとバタつきが感じられる、軽自動車にありがちなフィーリングは否めず、ステア操作に対しても、センターから拳2個分の操作に対してが何ともナチュラル身のないハンドリングでした。
装着タイヤの影響も多少はありますが、腰高の影響と相まって、
いざという時の危険回避はかなりキツいですね。

また運転中、Blootooth経由で音楽をかけていましたが、走行中に何か警告音を発していた時、インジケータに詳細説明がされる訳でもなく、結局原因は分からず。
それなりの音量で音楽をかけているのだから、それに同調して警告音も大きくするべきなのでは?
安全技術を投入している割には、何の警告音なのかも分からなかったり、中途半端なところで終了している感がしてなりませんでした。
開発段階で様々なシチュエーションを洗い出しているのでしょうか?
開発職の身としては気になりますねぇ。
ワゴンRに限らずだと思いますが、最近のスズキのCVTを備えた軽に対する総評としては、
街中での運転のしやすさと安全性、ユーティリティを重視していて、ターゲット層が運転に未熟な人や自信の無い人向きのクルマに作られていると言うのが私の見解でした。
ただし、その安全性もまだ荒削りな部分があるのは否めません。

やっぱり、何でもかんでも制御された車は、"所詮研ぎ澄まされた感性を身につけたドライバー"の手には負えないことがよく分かりました(笑

自分の感性に合うようにチューニングしている車に乗っていれば、そら合うはずがありませんがね(爆
おわり
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2022/01/16 18:17:29