
昨日18日は、母方の祖父の命日。
2016年に90歳でこの世を去ったので、もう丸5年の歳月が流れたことに驚きです。
お盆にお墓参りに行く予定が連日の雨により行けず、母も今回は雨でも行くと。
もうほぼお彼岸ですね。

いつものエスポットで、お供え関係と、お決まりの伊豆味噌その他諸々を買って、墓地へ向かいます。

この日は雨こそ前日より降りが落ち着いたものの、強まったり弱まったりを繰り返していました。
が、お墓に着く頃になってたまたまピタリと止みました。
死者の魂を信じていなくても、まるで待っていましたと言わんばかりの空に。
5年経っても心の整理が着ききれていない母は、この時ばかりは天とは逆に涙の雨を流します。
ここを去る直前、またじわじわと雨が降り始めました……。
Σ(゚д゚;)ハッ

車を出そうとする頃にバッタが🦗
追い払おうとするも、動くだけで中々飛んでいってくれません。
魂が乗り移ったのか?💦

祖父は自分の身の回りの人やモノを長く大事にするタイプでした。
クルマにおいても然り、あまり頻繁に乗り換えるタイプではありませんでした。
代々遺伝なのかもしれません。
私も愛着からか、今のMazda3などに魅力は持っても、どうしても所有したいという感情は湧きません。
強いて言えば、何れはRX-8を末永く愛車にしたい、と思っているくらいです。
しかし魂なんてものがあるとすれば、ここへ来る度に雰囲気の変わるアクセラを見て、私はどう映るでしょうか(笑
個人的には、維持がてらチューニングを楽しむことは、愛車の魅力の再確認にもなっていいことではあると思います。
勿論、「度」というものはありますが。
また、元々日産の整備士をやっていた経緯もあるので、車の気持ちが分かるんでしょうね。
こうしたら車が痛む、とか。
買い物等で祖父の運転する車に乗せてもらった記憶を探っても、急激なGに見舞われる運転は1度も記憶にありません。
当然ボディのヤレっぽいガタツキも感じたことはありませんでした。
今の私の運転、特に街乗りにおいて、少なからず影響を与えてくれました。
そんな祖父は、両親が今の家を建ててから何度か遊びに来ましたが、来る度に「東京の運転は荒っぽい」「全然譲らない」とか言ってましたね。
鶴岡出張でカルチャーショックを受けて以来、私も尚感じることです。
それまで何十年も無事故無違反だった祖父は、最後の愛車の時、市から「優良ドライバー」の表彰状を授かり、当時住んでいた家へ飾っていました。
記憶では82歳くらいの時です。
その3~4年後、最後には白内障の進行により、手術はしたものの距離感が鈍りバンパーを擦ったりすることが出てきたため、免許更新を待たずして愛車を、私と年の離れた従兄弟に譲っていました。

そんな祖父の最後の愛車は、ダイハツの2代目ミラジーノ。
丸目の車が特に好きで、MINIやポルシェなんかは定評でした(笑
祖母と二人暮しだったことと、比較的節約志向だった為、必要十分なスペックということでこちら。
グレードはプレミアムXかLか分かりませんが、画像のものと色も変わりありません。
フォグランプ、ウッド調の内装とMOMOステが着いたグレードでした。

各部のチープ感は年式的に見ても致し方無しですが、外内装共にクラシカルさの演出には好感が持てます。

お墓参りを終えて17時前。
家族で話し合い、朝からろくなものも食べず、夕飯時の前なので、祖母が認知症を患ってから祖父がよく2人で食べに行っていた、沼津は原にあるかつ政へ久々に訪れました。
昔遊びに行くと、祖父に連れられて行っていたトンカツ屋さんです。
お昼時、夕飯時に行くと列を成す程の地元の人気店です。

飛沫防止のシートはあるものの、あの頃と全く変わらない店内の雰囲気。
当時の記憶が蘇ります。
当時働いていた方の顔を思い出せますが、異動されたのでしょう流石にいらっしゃいませんでした。
ライス、キャベツ、味噌汁おかわり自由の札もかかったまま変わらず。
これは特に魅力ですね。

畳の席もあります。

昔から変わらないメニュー。
看板メニューはかつ政定食ですね(以前はかつ政膳という名前でした)。
母や祖父祖母はいつもこれ、私はいつもヒレカツ定食でした(笑

漬物もおかわり自由。
すり鉢のゴマを摺り、

タレと混ぜ合わせて定食を待ちます。

ご飯は麦飯か白米が選べましたが、今は麦飯の代わりに松茸ご飯になっていました。
味噌汁は変わらず青海苔か豚汁を選べ、いつもの豚汁で。
基本どれも以前と変わらない美味しさの定食でした。
お代わり自由なので、ついつい食べ過ぎてしまいます…w

帰り道で、暖かい時期によくピクニックへ行った愛鷹(あしたか)山をバックに収めました。
久々にまた行きたいなぁ。

帰り道、箱根の峠越えの際の猛烈な霧。
祖父の運転、また第二の故郷、鶴岡で学んだことを思い出しながら安全に帰宅しました。

箱根新道の下りでエンジンチェックランプが着いたのには流石に一瞬「ヘッ?」となりましたが、慌てない慌てない。
Dに頼んでいた部品が揃った日でもあったので、翌日(今日)、運良く作業の空き時間を教えて貰い対処して頂きました。
改めて維持のために知識を身につけながら、我が家と長くありたいと思ったアクセラでした。