先月の北海道外周ツーリングの際、バイクのリヤブレーキにトラブルが発生・・・・てのを書きました
その後、部品を発注、先週には届いていたのですが、夜勤やら暑さやらですっかり参ってまして(;´д`)
やっと重い腰を上げて作業を開始しました
まずは7月5日、夜勤明けで仮眠後にとりあえずバラしてみよう・・・・って事で後ろブレーキ周りを分解しました
ブレーキパッド@車体内側

ブレーキパッド@車体外側

(つд⊂)ゴシゴシ
外側・・・・・・・

パッドが丸々坊主になっています(;´д`)
そら踏んだって効かないわ(笑
汚れ(ブレーキダスト)が酷いしついでにちょっと固着気味なんでバラして綺麗にしよう・・・って事で
リヤキャリパーの交換部品はこの辺り

まずはキャリパー(ブレーキディスクを油圧ピストン+パッドで挟み制動力を出す部分)をバラします
ブレーキホースを外し、キャリパーをバイクから外し、エアを使ってピストンを抜きます
※さくらさん宅にはボロコンプレッサーアリ(´ω`)v

ブレーキダストやらドロやらで真っ黒けです(;´д`)

a35917.jpg
シールを外して、溝にサビ等が無いか確認しました

サビが出てたら細いドライバーにペーパーを付けて穿ったりしてサビを落とすのでが・・・・・酷い場合はキャリパー丸ごと交換(かなりお高価い)になるので面倒な事態に(;´д`)
外した部品をお湯+中性洗剤(濃い目)に漬け込み、汚れを歯ブラシ等々でガシガシ落とします
最後にエアを吹き水分を飛ばします・・・・・

が、用心の為、最後に油圧経路にCRCを流し込み、水置換性を利用して水分を取ります
綺麗になったら溝にたっぷりとラバーグリスを塗ったオイルシール、ダストシールを入れ、ピストンを挿入
新品パッドを組み、車体に組戻します

ディスクがサビてる理由は、完全に摩耗してしまったパッドの下地でディスクを撫でて(挟んで)しまったからです・・・・
軽く挟んでしまった程度なので変な摩耗はしていないんでこのまま使用します(´ω`;;
この日は続いてチェーン交換作業もやっちゃいました
画像を撮り忘れていたので完成状態をUP

今回は前後スプロケット(チェーンが引っかかる歯車)、チェーンをセットで交換
江沼さんのスクリュージョイントチェーンって言うモノを初めて使ってみました
通常はチェーンはジョイントをカシメる事で接続するんですよね
※画像は拾い物

が、このスクリュージョイントチェーンはちょっと変わってて、ジョイントのスクリューを少しずつ角度締めして行きジョイントプレート手前の部分のネジ山を潰す事で結果としてカシメと変わらない状態にする・・・・って優れモノ
※画像は拾い物

以前から興味があったんで、今回購入してみました
作業時間は圧倒的に早いし楽でした(´ω`)
この日はもう一つ、作業する予定があったのですが、部品発注ミスがあり、作業はココで中断したのでした
そんなワケで数日後の7月10日・・・・
忘れていた部品を発注、無事到着したので作業再開です

まずはリヤホイールのベアリング&ダストシール交換です
・・・・が、リヤホイールの作業の画像を摂り忘れてました(;´д`)
フロントで代用します(ヲ
フロントもベアリング&ダストシールの交換

この丸く囲ってある部分の交換です
ホイールを外し、横にします

真ん中のシールを外しまして・・・・
ベアリングプーラーで入っているベアリングを抜きます

そして、新しいベアリングを圧入するのですが、プレス機なんて上等なモノは持っておりませんので、古いベアリングを上にしてハンマーでコンコン叩いて入れて行きます

最後にダストシールを嵌め、反対側も同じ作業をします
コチラが今回の作業で外したベアリングです

指で回した感触的にはまだ使えそうなのですが(ゴリゴリした感じ等は全く無し)、予防的に交換しました
ラストはフロントのブレーキキャリパーのOHです
丸で囲ってある部分を交換します

ホイールを外したついででサクっとキャリパーを外します

リヤと同じくピストン等々をバラして、洗剤入りのお湯に漬け込みます

歯ブラシ使ってガシガシ洗い、パーツクリーナー等々で更に奥まで汚れを落とし、オイルシール、ダストシール等々を組み込んでから新品パッドを入れます

さてさて・・・今回のパッドの摩耗具合は・・・・・

残1mmってトコロでしょうかね・・・・・・・
今回交換しといて良かったっす(;´д`)
ホイール、キャリパーをサクっと組み戻し、ブレーキフルードを入れ、エア抜きして作業終了です
作業後、近所を一回りして来ましたが・・・・・
当然の事ではありますが、車体の動きが軽い!!
前後軸の抵抗が減り、チェーンの抵抗が減り、軽くならない方がおかしいワケで(´ω`)
実はNC700X、購入時点からずっと純正チェーンの耐久試験をしていたのです
よく、そこらで耐久性はどのくらい?とかってネタがあるじゃないですか
免許を取って30年以上経過しますが、改めて最近の技術で作られたモノがどのくらい耐久性があるかを体感したかったんだよね
今回のツーリングで走行距離は4万kmを超える事は確定していました
さくらさんのNC700Xは2013年型(初期型)で、実走行1200㎞程度のモノを新古扱いで2017年に購入
そこから約3万9000㎞
新車時から40000㎞のチェーンはどんな状態になっているのか、どの程度動きが悪くなるのかに興味があったんですよね
ちな、チェーンは購入以降、天候問わずの街乗りメインなので、チェーンルブはずっとウェットタイプを使っておりました
一部で悪評高いヤマハの納豆ルブ(笑
アレ、粘度高過ぎてルブうんこ(ヲイ)が酷い事になるんですよねぇ・・・・
しかしながら、雨の日&長距離を走るとなるとアレが最適解なワケで
普段も急加速等々は殆どしないように注意してたんですよ
ホイールベアリングの動きも気になってました
ホイールベアリングはよく3万㎞程度で交換を推奨・・・なんて話を聞くじゃありませんか
ウチも昔、NSRでベアリング破損を経験しておりましたもので、もうちょっと早く交換しておこうかなぁ・・・・なんて思っていたのです
が
今の製造精度だとどのくらい使えるのか・・・って好奇心の方が勝っちゃいまして
タイヤ交換時にシールの隙間から追加でグリスを入れたりはしてたんですよ
そして6月の北海道外周1周
出発前日にチェーンに注油した以外は2600㎞、一切注油せず、やっつけるつもりでスタートしました
最終的にはチェーンは伸びはそんなんでも無かったんですが、やっぱり動きは渋くなっていました
伸びの限度まであと2~3段階は余裕がありました
が、初日~2日目の雨はちょっと厳しかったかな??
知床辺りではチェーンのノイズがちょっと大きくなってきていた感じ
稚内辺りではかなり抵抗が大きくなって来てたのを実感できました
札幌帰還の時点では動きに渋さが出てきておりまして・・・・・注油無し2600㎞だとこのくらいが限界かな?と感じる事ができましたね
帰宅後、注油してなじませた後に走ってみましたけど、全体的に重さが強くなった状態
これで一般的なユーザーだったら注油等々の頻度も低いでしょうから、もうちょっと早い段階でギシギシ言い出したり伸びてしまったり・・・・って事になるんでしょうね
と、なると、一般的には無頓着に乗るならチェーンの限界値って大体3万㎞くらいなのかな??
大体の人は3万㎞も走らずに乗り換えるか(´ω`)
ベアリングも4万㎞程度ならまだまだ行けそうな感じ・・・・
まぁ、ウチはタイヤ交換時にグリス注油しているから・・・・ってのもあるかも知れませんが
晴れの日しか乗らない、って人ならノーメンテでも3~4万km、天候気にせずならやっぱ3万㎞程度なんだろうな
※シールの劣化も含めて
中古で2万km前後の車体を買う人は、購入時にチェーン、ホイールベアリング交換をしておくとかなり幸せになれると思いますよ
とりあえず、購入から6年の実験の結果
駆動系摺動部の交換時期はいいトコ3万㎞程度
って事で自分の中では結論が出ました
ちな、こんな実験しているさくらさん
文系で学が無い人です(笑