バルブコントローラー(2025.3.26更新)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
CCCharger製ラピード用バルブ開閉コントローラー(開閉状態のメモリー機能付)。
これまでのバルブコントローラーは、既設配線に組み込ませるタイプで、購入時ディーラー担当者からもおかしくなるので、やらない方が良いと言われていました。
今回見つけたのものは、ヒューズボックス内のヒューズ1つとリレー1つを外して、届いたリレーとその配線をヒューズに繋ぎ、それ自体もヒューズボックス内に綺麗に収まり、チェックエンジンエラー無しで、いつでも元の状態に戻せるのが気に入り購入。
2
左後部座席足元にヒューズボックスがあります。シート自体は、外す必要はありません。
私の車両は社外ナビが取り付けられているため、シート下に本体が見えますが、ナビ無しや純正ガーミンナビの場合は、内装トリムのみと思います。
3
まずは、前席を目一杯前方に移動させ、シート自体も前に倒します。
フロアマットを剥いで、足元の垂直トリムを固定しているビス2本を外し(付属の取説には、T30トルスクと書いてましたが、私のは+でした。)、垂直トリムを上方向に常時めくりながら、作業をします。
4
シートに向かって右下にヒューズボックスがあり、フタが付いています。
フタの上部左右に押して外すツメがあります。フタの底にあるツメは引っかけて固定。
これをツメを外すのにコツが要ります。左手の親指と小指で左右のツメを押しながら、人差指か中指でフタの上部を手前に引くようにして外します。
それでも外れない場合は、右手でフタ上部を手前に引きます。
しかし、座席下のステーが干渉するため、フタを上下に少し湾曲させるようにして取り外す必要があります。
5
まず、ヒューズを右列の#3(15A)のヒューズを外し、赤と黄のケーブル(左:赤、右:黄)を接続します。
次に中央1番上のリレー(四角)を外し、基盤に繋がっている組み換え用のリレーを設置して終了。
気をつける点としては、リレーの配線が真上から出ているので、フタを戻す時は噛まないように注意すること。
6
早速、エンジン始動させて付属のコントローラーでバルブをラウドモード(以後、開放/開)とサイレントモード(以後、閉塞/閉)を切り替えても、排気音に変化は感じません。
バルブ開放状態で、4,000-4,500rpmの空吹かしをすると、移植前には無かったバブリング(大人しめ)が発生します。
実走行では、低速で開いても排気音が変わるのが分かるので、恐らく一定量の排気負荷が必要なのかもしれません。
高速では、確かに排気音が大きくなります♪
購入したのは、バルブ開閉のメモリー機能が付いているタイプなので、エンジンオフ後も以前の設定のまま。
自宅車庫は反響するため、駐車時は必ず閉塞状態にします。
バルブコントローラーを取り付けた直後、AM横浜に車検と諸々の整備を合わせて陸送しました。
7
<追記>
AM横浜からAM仙台に陸送してもらい、取り置きのキャリパーに交換しらもらった後、4カ月ぶりに引き取りに行ってきました。
バルブコントローラーですが、開放状態では低速から高速まで、V12サウンドを惜しげもなく楽しめます!
ただ、走行時に開放状態を長く続けていると、唸るような低音が気になるように感じます。
閉塞状態では、移植前の設定と同じとの売り文句ですが、実際に乗ってみた感想としては、ノーマル(移植前)と比べ、バルブが開き始める回転数や排気圧よりタイミングが鈍く(遅い)、さらに踏んでも早く閉じようとします。
個人的には、ワィンディングまでは行かなくても、下道のクルマ通りの少ない峠で、エグゾーストを響かせても迷惑にならない山間部をシフトダウンをさせながら、走るのが最高に気持ちがいいです!
8
<追記>
2024年10月10日。走行中に開放状態のバルブが勝手に閉じて、コントローラーにも反応せず、開くことが出来なくなる症状が発生。
ヒューズ切れを疑った(写真5の赤いケーブルのネジ込み式ソケット状の中にある真空管ヒューズ。購入時予備1つあり。)が、給油時にエンジンを止めて、再度走り出すと復旧ため、原因は真空管ヒューズではない。
11月23日。ヘッドライトのバルブ交換時、アイドリング状態(バルブは閉塞状態)でライトを点灯させカラ焼きを30〜40分。走り出して、直ぐにバルブが開かない事に気づく。前回同様、停車後エンジンオフ、リスタートで復旧。
※アイドリング時のバルブコントローラーは閉塞状態。
思い当たる点として、10月は走行中にバルブ開閉の繰り返しとニュートラルで空吹かし、11月は排気の滞留が原因?
必要以上の排気と滞留でエラーが起こり、リレーがダウンしているのだろうか?引き続き様子見の検証を継続。
9
<追記>
2025年2月24日。
購入先のCCChargerに連絡を取り、症状を説明したところ、初めての症例という事で返送(返送費はこちら負担)にて動作確認と、交換品を直ぐに送ってもらえることに。
返送前に、先日購入したOBD2スキャナーで、確認すると想定内の排気制御回路(マフラー)のマイナーエラー履歴あり。※インパネには、チェックエンジン等のエラーは点きません。
*シリンダー8(バンク1)のエラーについては、整備手帳FOXWELL NT530 OBD2 Scanner【エラーキャンセル】参照
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<追記9の続き>
2025年3月1日。
元のリレーとヒューズに戻して、FOXWELL NT530 でスキャンすると、排気制御回路(マフラー)エラーは表示されず。
つまり、CCCharger製のバルブコントローラーは非常に使い勝手が良いということになります。
バルブコントローラーの代替品が待ち遠しいですが、今日久しぶりノーマル状態でバルブの開閉を確認しました。急にアクセルを踏み込んだ時に、パッとバルブが開く感じは、バルブコントローラーにないの良さがあります。
11
<交換用バルブコントローラー>
2025年3月4日に届き、早速移植。
ケーブル長と柔らかいシリコン製に仕様変更したものが届きました。
返送したモノの方が、ヒューズボックス内に納める作業性が良い感じがします。新しいモノは、基板部が少し厚くなったようにも感じました。
3月22日、AM仙台に12ヵ月点検入庫するため、約230km走り動作確認をしました。走行中にバルブの開閉を繰り返し行っても、ダウンすることなく快適です。
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