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先日、完成間近の大橋ジャンクションの工事現場を見学してきました。


大橋ジャンクションは目黒区の池尻大橋近くに建設中で、首都高速３号渋谷線と
現在建設中の首都高速中央環状新宿線を繋ぐものです。

従来手法のジャンクション形状であるクローバー型やタービン型では広大な用地が
必要ですが、大都会のど真ん中では用地確保が困難ということで、この大橋ジャンク
ションは、下図のように短辺１３０ｍ、長辺１７５ｍの４層構造ループ形状を採用し、
従来手法の４分の１の土地面積で済ませたそうです。



１階と３階が新宿線方面の道路、２階と４階が渋谷線方面の道路になっており、
１周約４００ｍを２周して渋谷線と中央環状新宿線を結ぶ仕組みになってます。
なんだかローマのコロッセウムみたいな形の建物ですね(^^ゞ
（ちなみにコロッセウムは短辺１５６ｍ、長辺１８８ｍで大橋ジャンクションより
　ひと回り大きいそうです。古代ローマ人もなかなかやるのう（笑））

地上３０～４０ｍを走る渋谷線と地下３０～４０ｍを走る中央環状新宿線を繋ぐわけですから
高低差が約７０ｍもあります。これを設計速度から割り出される勾配はＭＡＸ７％なので、
１０００ｍの接続路が必要となるとのこと。

大橋ジャンクション及び中央環状新宿線は３月２８日に開通予定とのことで、
池袋方面から東名高速に繋がる渋谷線に乗ることができるので、都内の交通の
流れが変わるのではないでしょうか？

ちなみに首都高中央環状線は更に南に延長され２０１３年度中に品川まで繋がる予定だそうです。