まあ、俺も初JAFなんですが。。

朝からスロットルボディ洗浄その2を経て、シェイクダウン?を行いに
高速に乗ろうと合流路線で加速したところ、
「ボフっ!」という鈍い音とともにみるみる速度低下
エンジンから異常振動。トランスミッションも異常変速の繰り返し
マフラーから黒煙。どうやっても40キロ以上出せない。。。
様々な思考が頭をかけめぐる
このまま停めるか、いやまだ動く。こういう場合どうするんだっけ?答えが出ない。
とりあえず路肩走行。もしかして次のインターまで行ける?
いやダメだろう。SOS電話発見! 緊急停止
もうそれだけで心拍数が上がります。まずは後方安全を確認して
電話連絡。状況を説明してJAFを呼んでもらいます。
路肩に停車したクルマに後続のトラックが突っ込んで乗員死亡なんて話は
よく聞いているので後方を確認しつつ、ガードレール外に留まる事に
走行中、水温は安定していたのであえてエンジンは止めませんでした。
しかし、黒煙がマフラーから排出されてます。
泣きそうです。エンジンブロー?タービンブロー?いよいよ廃車?
「いや待てよ俺」
直前の作業が脳裏をかすめます。
「スロットルのホース抜けてんじゃね?」
そういやクリップのボルトを締め込んだ記憶がありません。
決死の思いでボンネットを開けると案の定外れてます
はい「作業ミス」
ホースを差し込んだとたんエンジン回転は安定、黒煙消失
「やっちまったぜ」
とはいえ場所が場所だけに深追いはせず、助けを待ちました
幸い15分ほどでJAF現着。事情を説明して後方安全を確保してもらい
ホースバンドのボルトを締めてもらいました。
多分大丈夫だろうとの事で、様子を見ながら路肩走行
60キロまでは普通に出る、走行車線へ転線
80まで問題無し、3速へシフトダウン。問題無し
そうしてるうちに次のインターで降りて、伝票作成してもらいました。
せっかくなので長年の疑問をぶつけてみました。
「SOS電話の場所の確認の仕方は?」
⇒とくに車線上に案内は無いので前か後ろかどちらかに進めばかならずある
半丁博打です。。わたしは電話の場所で車を停めました
「JAFはどこまで運んでくれるのか」
⇒基本20キロまでは無料(会員)そこからは料金が加算される
ただし、JAFと提携している保険会社の自動車保険に加入していれば
その料金は保険から支払われる。※ここかなり重要
たとえ100キロ運んでもらったとして、最初から最後まで面倒をみてくれる
JAFなら同乗が可能。(ただしせいぜい二人まで?)
素人の作業ミスにもかかわらず嫌な顔ひとつせずに丁寧に対応してくれた
隊員様。もう感謝しかありません。丁重にお礼を言って帰宅しました。
あの異常事態がウソのように快調です。
今回は作業手順の遵守なんてあたりまえ過ぎて言えませんが、
JAFの加入とレッカー特約にJAFを使える自動車保険に加入がボロ車維持には必須という大きな人生勉強をしました。
冷静に現象を分析してみます。
ホースをスロットルから抜くのにはかなりの力が必要でした
でも加速時のブースト圧で抜けたって事は全開ではなかったものの
正圧時の圧力はものすごい力が各部位にかかるという事です。
パスカルの原理ってやつですね。今回は抜けで済みましたが
劣化が進むとホースが破損する可能性は十分あります。
いいかげん新品に交換したいのですが、製廃で手に入らず。
タービンから先もどうなっていることやらです。
15年前にインタークーラー前後のホースは交換しましたが。
異常モードの検証
今回どうやっても車速は40キロまでしか出ませんでした。
これは何等かのフェイルセーフが働いたと思われます。
リンプホームモードって奴ですね。荒野で立ち往生しないよう
最低限車を壊さずに帰還するというやつです。取説には書かれてません
スロットルボディへのホースハズレということから、車両は
エンジンへの空気の供給量に異常が発生したと判断。
車速を40キロに制限し同時に回転数も制限(2000も出てませんでした)
ATも3速固定。結構ガクガクして回転数も不安定でした
燃料の噴射量を最大?にしてノッキングを防止してエンジン保護
そのため、燃調が濃くなりすぎてマフラーから黒煙噴出
という事ですかね。無理せずSOS電話の場所で停車させたのは
正解でした。無理して触媒溶解なんて事になったら目も当てられませんね。
皆さまもご安全に
ちなみにJAFより前に黄色いパトカーが現着しましたが
事故じゃないのと、JAFを呼んでいる事を確認すると
後ろにコーンだけ置いて去っていきました。
何百台というクルマが私をブチ抜いて行きましたが
ドラレコにも記録されたと思うので
SNSにアップされてる可能性ありますね。
悪いけど蘇ったよ。