VR-4を中古で購入した際、エンジン始動しても「グォーン」と回転が上がらず、初爆の後に「ォォォオオオ~ン」と5テンポくらい遅れて吹け上がるのがずーっと気になってました。
感の良い方はお気づきかと思いますが、スロットルボディーを洗浄してみた過去があります。当時で車歴13歳だったのでそれなりには汚れてました。記憶は曖昧ですがISCV周りも綺麗にしたと思ってました。
結果はあまり変わらなかったのですが、まあ普段使いに困ることはなかったのでそれ以降は特にメンテはしていませんでした。
昨日たまたま動画を見ていて、ISCV周りをクリーニングしたらアイドル時にACが勝手にON/OFFする不具合が改善された!なんてのを見たので週末実践することに。
ワコーズのスロットルボディークリーナーを探して某カー用品店を覗きましたが在庫しておらず、時間も遅かったのでクレのパーツクリーナープラスチックセーフなるものを購入。キャブクリーナーやブレーキクリーナーは所有してますが、ブラやOリングを痛めては本末転倒です。HPではブレークリーンと同等の洗浄効果があるみたいです。用途にはスロットルとか書いてませんでしたがダメ元で買いました。
実践前に扇風機をバラシてギアのグリスが綺麗になるか検証。古くて硬くなったグリスも綺麗になったので期待大です。
本戦に挑むも生憎小雨がぱらつくなかでの作業でした。しかも吸気ホースが固着しているといういきなりのジャブ。おまけにホースの表面には無数のヒビ割れ。。当然廃番です。いきなりライフを削られますが見なかったことにw なんとか余計なパーツを外してご対面。
バタフライバルブ手前はそれほど汚れてませんが、バルブの奥はいやーん煤だらけ。クリーナーで洗浄したらウエスが真っ黒クロスケ。本当は全バラして徹底的に洗浄したかったのですが、やりすぎるとかえってダメにすることも旧車あるあるなので、手の届く範囲にとどめました。ガスケットも新品出ませんし。。。。
ISCVをはずしたつもりが、抜けたのはコイル部分だけだったというのはご愛敬で
実際のバルブ部分はプラスねじが結構固く締まっており六角の頭には工具が入らないので舐めないように作業。幸い本体は固着しておらずするっと抜けてきました。こっちも真っ黒クロスケです。これが見たかった!
過去にこの姿を見た記憶がないので当時はここまでバラさなかった可能性大です。結果が伴わなかったのも納得。クリーナーかけて洗浄しましたが、さすがに新品同様とまでは復活しませんでした。それでも十分綺麗になったので車に戻します。
この時代の車はエンジンカバーもないし、割とスペースに余裕があるのでこういう作業はラクチンですね。車はこれで良いんですよ。ボンネット開けたら赤のヘッドが目に飛び込んで機能美あふれる補機が周りに整然と配置されている。。。サイコーです。
さてエンジン始動! 当たり前のように吹け上がります。アイドリングも安定してます。いいんじゃないでしょうか。やっとVR-4もAMGや過去所有のVientoと同じ目覚め方ができるようになりました。やはりモノもオーナーの愛情ひとつで調子が変わるんだよねと改めて実感。
しばらく乗ってみて不都合は全くなく、信号待ちでも以前は600回転くらいでブルブルしていたのが700-800位で安定してます。エアコン入れてもきちんとアイドルアップするように。やはりスロットル全閉時の空気の流れが悪かったんですね。
まあ過酷な条件でもストールせずに粘ってたのは逆に流石ですが。。
これで一件落着なんですが、サボってECUをリセットしなかったらやはり不都合がでました。ギアを抜くと水温が十分温まっているにも関わらずエンジン回転が1100回転くらいを維持してます。いままではISCVがこの状態で700回転くらいだったので空気の流れが復活したのでズレが生じたんでしょうね。今日は疲れたので明日気を取り直してECUリセットです。
ついでというか、AMGは一度もスロットルボディ見たことないのでこちらもクリーニングしてみようと思います。こちらは特に不都合無いんですが、30年ノーメンテというのもアレですしw
Posted at 2024/03/23 18:53:56 | |
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