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修造 (Shuzo)のブログ一覧

2020年11月27日 イイね!

ポルシェPDK 対 M DCT <その2>

ポルシェPDK 対 M DCT &lt;その2&gt;前回の<その1>のブログでお話しした通り、
ポルシェ911(991)の7速PDKは、そのスムーズさと変速スピードで、M DCTを凌駕すると思われた。
しかし 1935年創業の名門ゲトラグ社がBMW社と共同開発した自信作の DCTが、ポルシェPDKに顕著に劣後するとも信じ難い。
いったいどういうことなのだろうか?

ところで、
何度かポルシェに乗って気づいたのだが、ポルシェ911 エンジンの吹け上がりはBMW M4 エンジンと大差ない。
両者とも いいエンジンだ。
迫力あるエンジン音はM4のほうだが。

両者とも
シフトダウンの時の変速スピードも大差ないが、なぜかシフトアップの時の変速スピードがポルシェの方が明らかに 速く感じる。

例えば
2速から 3速へ シフトアップすると、M4 BMWもポルシェ911の両者とも瞬時に変速する準備は整っている。ツインクラッチだから当然だけど。

ポルシェ911は シフトアップ操作と ほぼ同時に 次のギアにエンゲージメントしているような感覚で、エンジン回転数がスッと下がる! 

エンジン回転数とは別にタコメーターの針が機敏に動くように、電子的ギミックがメーターに仕込まれているのか?と思うぐらい速い。(さすがに、それはないだろうが。)

一方で、
BMW M4は シフトアップ操作から コンマ数秒後に 次のギアにエンゲージしている。
一瞬だけ、コンマ数秒の間があるのだ。

シフトダウンの時は、M4は速いが、
シフトアップは一瞬遅れる! とは どういうことか?

はじめに、
クランクシャフトやフライホイールの重量差からくる慣性質量の差?
を疑ってみた。
直列6気筒の方が ややクランクシャフトが長く、重量が増えるぶんだけ、クランクが短い水平対抗エンジンよりも回転モーメント力が失われにくい。

だから、シフトダウン時の回転数上昇時でなく、回転数ダウン時(シフトアップ変速)が 回転数合わせの時間分だけ 間があるのだろうと。
先ずは、そんな風に妄想したが、
すぐに
その考えでは説得力があまり無いことに気づいた。
というのは
慣性力の差では 説明出来ないぐらい ポルシェPDKは速く変速している。



一方、BMW M4のS55B30Aエンジンだって、量産ファミリーカー向けのモッサリしたパワーソースではないのだから、愚鈍なクランクシャフトを搭載しているとは到底思えなかった。
S55B30Aのクランクは、完全バランスの直列6気筒用にカウンターウェイトも最小限度に抑えられ 且つ、窒化クロームモリブデン鋼でできている軽量仕様!なのだから。

シフトアップ時にエンジン回転数を落とすことに寄与するであろう、摩擦抵抗力となるエンジンオイルの粘度も両者とも似たようなものだ。
ポルシェの方がやや粘度が高めだが決定的な差では無い。

もちろん
DCT動作の油圧レベルを上げるチューニングをしたり、シーケンシャルモードをS3にすれば M4 BMWの「油圧クラッチ」切替え速度(「変速速度」ではない。)、はより速くなることは知られているが、そういう問題ではないと感じた。

PDKに比べてシフトアップが相対的に遅いのは、トランスミッションのクラッチ切替え変速自体に原因がある訳じゃないんだ。

何か別の理由があるように思えて仕方がなかった。

<その3>に続く
Posted at 2020/11/28 06:24:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年11月27日 イイね!

ポルシェPDK 対 M DCT <その1>

ポルシェPDK 対 M DCT  &lt;その1&gt;ZFのPDK と GetragのDCT drivelogic のどちらが高性能なのか、たいして意味は無いが、個人的には興味深いテーマ。
よくある評価は、スムーズなPDK と レーシングなDCTと言う分類。
百聞は一見にしかずと言うことで、ポルシェ911カレラ(991型)PDK について約1年間、運転し分析してみた私なりの結論をブログに書いていこうと思う。

まず最初にびっくりしたのは、よくある評価のスムーズなPDKという意味だが、これは変速シフトショックが少ないことを意味する。シフトアップもシフトダウンも、とにかく、変速ショックが少ないなのだ。





もちろんM4のDCTもシーケンシャル1モードにすれば、とてもシフトショックが少なくスムーズである。
しかし、ポルシェのPDKはそれに加えて、変速スピードが速い。
DCTが0.2秒で変速完了するとするならば、ポルシェは、0.1秒ぐらいで仕事を終えている感じ。

いや「早く感じる」と言ったほうが正解かもしれない
シフトノブをアップした瞬間に、タコメーターが電光石火の如く、下がる! 
しかもシフトショックが極めて少ない。

なんということだ。
レーシング的と言われるDCTよりも、PDKの方が、シフトが早い。しかもスムーズとは。
やはり、百聞は一見にしかず。先入観で評価していた私が悪かった。

もし、私が、販売店に行って、初めて両者の車を試乗したならば、すぐにPDKの方が優れていると、感じるんだろう。
ほぼ間違いなく。(キッパリ!)

しかしこの両者のフィーリングの違いについては、
比べたことがある人なら、概ねうなずいてくれると思う。
確かに、ポルシェのシフトは早くてスムーズ。(に感じる)

では、ポルシェの採用するZF社のPDKほうが優秀なのか?
初めてのPDK体験で、驚愕の変速スピードに驚いて、
さすが元祖ツインクラッチの盟主PdKと思ったが、

長く何度も使っていると、
必ずしもそうとも言い切れないことに気がついた。
ある程度、何度も使ってみないと、わからない。
(少なくとも最初のうちは、私にはわからなかった。)、
この両者の設計スタンスの違いを後日、理解することになった。






(続きは その2 を書きます)

その1
https://minkara.carview.co.jp/userid/3289006/blog/44609294/

その2
https://minkara.carview.co.jp/userid/3289006/blog/44610527/

その3
https://minkara.carview.co.jp/userid/3289006/blog/44616168/

その4
https://minkara.carview.co.jp/userid/3289006/blog/44619393/

その5
https://minkara.carview.co.jp/userid/3289006/blog/44621298/
Posted at 2020/11/27 13:04:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2020年11月25日 イイね!

すり傷の補修

すり傷の補修車を使っていると、いろいろな傷がついてきます。
・°°・(>_<)・°°・。 
同時に、ココロにも傷がつきます。


今回は、フロントフェンダー前のスクラッチ傷の補修です。
おそらく、洗車するときにホースを当ててしまい、爪が引っかかる、深い傷がついてしまった。(;_;)

皆さんも、洗車するときには、ホースの扱いに気をつけましょう。基本中の基本ですが、横着すると… なことに。

小さな面積ですので、機械を使わずにホルツのコンパウンドセットで手擦り補修。パッと見て、まぁ わからなくなりました。(と、いうことにしておこう!)

もちろんもっと削れば、完全に消すこともできますが、やりすぎるとクリアトップコートが少なくなくなるので、適当なところで止めておきます。
腕時計のステンレスケースのポリッシングと同様に、研磨はやりすぎないことが大事だと思います。

あっ、

補修する前の写真を撮り忘れましたので、補修後の写真だけアップします。





Posted at 2020/11/25 13:38:15 | コメント(0) | トラックバック(0)
2020年11月22日 イイね!

レザーシート日常ケアを精製水で

レザーシート日常ケアを精製水でレザーシートの良いコンディションには、日常のケアが欠かせない。
専用のクリーナーやコンディショナーを使う定期的なクリーニングのほかに、数週間ごとに、レザーの上に溜まった埃をとってあげる。




精製水を使って、軽く湿らせたマイクロファイバーで、レザーの上にたまっているほこりを除去する。

水道水でも代用できるが、ミネラルやカルキが含まれているので、できれば精製水を使ってクリーニングしたいところ。

ほこりがあると、自動車に乗るたびに、レザー表面の油性のコーティング層やその下にある水性塗料の皮膜を、摩擦力で傷つけることになります。

だから、ケミカルを使わない日ごろのケアも大事で、これをやるかやらないかで、レザーコンディションに大きな違いがあります。



Posted at 2020/11/22 15:11:49 | コメント(0) | トラックバック(0)
2020年11月21日 イイね!

本革レザーの色落ち補修です

本革レザーの色落ち補修ですフルレザーオプションのため いろんな場所にレザーが使われてます。
場所によってはレザーの水性塗料がはげてきて、下地のレザー表皮が見えていると格好悪いです。そこだけ、色が抜けていて間抜けな感じ。

そこで、ドイツ製の水彩絵の具で、下地のレザーに着色しました。アクリル絵の具ではなく、あえて、水彩絵の具で着色したところ、パーフェクトな仕上がりです。






自分で補修しておきながら、一体どこを補修したのかわからない状態までリカバリーです。

Before


Afrer


使用した、水彩絵の具は、100年以上の歴史を持つ、ヨーロッパ最高の水彩絵の具、これはドイツの老舗企業ですが、シュミンケホラダム社の水彩絵の具です。
この水彩絵の具は、100色以上の色がありますので、よく似た色の色味を入手することが可能です。






北アフリカ産の最高級のアラビアガムをバインダーとして、天然の顔料で構成される水彩絵の具ですが、
耐光性も高いので室内のレザーの補修には最適です。



下地が出ていない正常なレザーの部分には、水性顔料の絵の具は浸透しません。表面で弾かれるのです。したがって、関係ないところにまで染色されるリスクがありません。

ポイントは、目指す色より薄めの色の絵の具と、水でしっかり薄めることです。濃い色になってしまうと、これを薄くするのは極めて困難です。
だから水彩絵の具でキャンバスに絵を描くように、淡く淡く、ほぼ水のように塗りこんでいくのです。

特に、BMWのレザーは水性顔料による着色ですので、水性顔料同士で、とても相性が良いです。




Posted at 2020/11/21 17:16:07 | コメント(0) | トラックバック(0)

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「コーディングで、オンボードコンピューターから、Daylightのオンオフを出来るように書き込みしてもらいました。」
何シテル?   11/20 14:06
修造 (Shuzo)です。よろしくお願いします。 BMWやAlfaRomeo、FIAT、citoroenは好きなメーカーです。 プロフィール画面の写真は、BMW...
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