
【ご案内】
本記事は一人のオタクがとある事柄について個人の見解を綴った記事です。また、多少強い言葉や、センシティブな要素を含みますので、苦手な方はご注意ください。
おはようございます。
絶賛推し活中、
琉璃祭です。
推しを持ち始めてから3年半、それ以前と比べて推し活だけでなく、人生全体に良くも悪くも、様々な変化がありました。
そうやって苦楽を共にしてきた中で、
私なりの「推し」に対する見解を書いていきたいと思います。多少強い言葉もありますが、これは好きなものに対する情熱と捉えていただけると幸いです。
そして、今推しを持っていない方、推しと聞いてピンと来ない方。これから綴る内容を読んで
「こんなもんでいいのか」と思っていただければ幸いです。
目次
1.推しってどうやって作るの?
2.推しのコンテンツ(配信など)は全て見ているの?
3.推しが所属する箱も見なきゃダメ?
4.界隈の人(リスナー)と仲良くしなきゃダメ?
5.もし何らかの理由で推すのが辛くなったら?
6.万が一推しがいなくなったら?
7.結局推しって探すものなの?
1.推しってどうやって作るの?
答.勝手にできます。
いつ、どこで、誰(何)を、どのようにして「推し」になるかなど、本人含め誰にもわかりません。なぜなら、
推しというものは本人の意思関係なくできるものだからです。
「私はこの人を推すんだ」というセリフを言う前にあなたは
無意識に対象人物を「推し」と認定しているわけです。選択の余地などありません。これは
単推し・複数推し関係なくそうなっているものと思われます。
最早周知の事実かもしれませんが、私は
「雪花ラミィ」という人物を推しています。
ホロライブに所属する
Vtuberです。ある日突然Twitterのタイムラインに流れてきた
一つの動画が推すことになったきっかけです。
それまで、
Vtuberは所謂
「バーチャル四天王」と呼ばれる業界の最古参くらいしか知らないし、
ホロライブは箱の名前を知っている程度。つまり私にとってVtuberは先端技術の塊に過ぎなかったのです。ましてや自分が推しを持つ発想そのものがありませんでした。
その程度しか興味がなかったのに、
たった一つのツイートで今までの趣味を全て捨ててまでのめりこんでしまったわけです。もはや理解不能です()
したがって、
「推しは作るのではなくて、勝手にできる」というのが私の解です。今推しを持っていない方は無理に作る必要はありません。その時が来るまで気長に待ちましょう。
2.推しのコンテンツ(配信など)は全て見ているの?
答.そんなことはありません。
誰にだって得意・不得意があります。推しがそれを好きだからと言って苦手なところまで無理に克服する必要はありません。推し活でストレスになっては本末転倒です。
実は私、雑談を聴くのは大好きですが、ゲーム配信を見るのが苦手です。
私自身、周りと比べてゲームをやりこむということしてきませんでした。また、社会人になってからは纏まった時間が取れずに、ほとんどゲームをやらなくなってしまいました。
それでも単発ゲームやパーティーゲームなどなら楽しむことができますが、RPGなどの連続モノや、複雑な要素が多いゲームなどはストーリーを追えない、ゲーム内でやっていることがかわからないなど、
推しの声を聴けるのは幸せだが、内容がわからないのでいつもモヤモヤしています。
これって普段
ゲーム配信が主体となるVtuber界隈では結構致命的だったりします。
ただ、
苦手なものは苦手です。どうすることもできません。私は
見れないと思ったら全てスルーで解決しています。私の場合、
シリーズモノのゲーム配信が連続する場合は配信を開かないようにしています。(ド○クエ、ジャッ○アイズなど、起承転結全てわかりません。切り抜きで見た面白パートしか知りません。)
誰かと語り合う時、自分の見ていない、知らない話題が上がっても話の流れでどうにでもなります。聴いてて面白そうなら見に行けばいいし、聞き流してもほとんどの人は気にしません。
その一部分でストレスを感じるくらいなら、
いっそのこと全てスルーしましょう。
それも末永く推すコツです。
3.推しが所属する箱も見なきゃダメ?
答.無理して見る必要はありません。
私は
「雪花ラミィ単推し」です。それ以上でもそれ以下でもありません。極端かつ言い方が悪いですが、
他の方には基本的に興味がありません。別に嫌いではないし、面白そうな配信や切り抜きは普通に見ているのでのであしからず。
もし自分の推しが事務所などの「箱」に所属する場合は、それらを見た方が配信などで語られる背景がより鮮明に浮かび上がり、普段の配信をより楽しめると思います。
しかし、推しが関わる箱といえ、
興味のないものを無理して見て楽しいですか?
先ほど「その一部分でストレスを感じるくらいなら、いっそのこと全てスルーしましょう」と書きました。
推しのためといえど、見たくないものを無理して見ることを私はオススメしません。かえって辛くなるだけです。推しのために興味のない部分まで追うのが嫌になってストレスを抱えてしまっては本末転倒です。そういったものは全てスルーしましょう。たとえそれらの内容を知らなくても配信を楽しむうえで支障にはなりません。
4.界隈の人(リスナー)と仲良くしなきゃダメ?
A.無理して仲良くする必要はありません。
勘違いされないように言っておきますが、
誹謗中傷や喧嘩をするのは絶対にダメです。
それ以外の場合でリスナー同士で何かをする場合、相手を
「自分とうまくやっていけそう」と感じるなら仲良くすればいいし、
ダメそうなら関わらなければよいだけです。また、交流に興味がなければ
無理に関わる必要もありません。
界隈の人、つまりリスナーは
「同じ人物を好きになった人」であり、「自分と思想が同じ人」ではありません。世の中には
「同担拒否」という言葉もあるくらいです。
同じ推しに対して対抗心や敵対心を持つ人も一定数います。合わなかったら徹底的にシャットアウトすればよいだけの話です。
ただし仲良くする場合にも、
相手がどう思うかには注意しましょう。自分は仲良くやっていると思っても、相手はもしかしたらそうではないかもしれません。(距離感、思想、行き過ぎた感情など)
周りの反応が思っていたものと違うと思ったら一旦落ち着きましょう。 ←これ私も気をつけなきゃですね。
5.もし何らかの理由で推すのが辛くなったら?
A.一度距離をとるのも大事です。
何らかの理由には
学校、仕事、ライフスタイルの変化など、様々な要因があります。そういった要素が原因で
推し活が辛いと感じたときには
一度推し活をお休みするのも大事です。箱や界隈を一旦外から眺めることで、頭を冷やしてみましょう。
一度冷静になることで、これからの自分に適した推し方が見つかるかもしれません。
私は「雪花ラミィ」のことを最初に好きになってから一度もその熱が冷めたことはありません。それは紛れもない事実です。
しかし、長く推していくうちに、
「推し活が辛い」と感じる時期はありました。推しは大好きなのに、推しからの供給が辛いと感じることもあります。複雑ですよね...
そう、これがどの界隈でも耳にする
「推し疲れ」という現象です。私はそれを2度経験しています。
1回目の推し疲れは
推しからの「供給過多」によるものです。
ラミィちゃんのデビューから2年ほどは
「ほぼ毎日配信、たまにAM・PMの二回行動」といったハイペースで配信をしていた記憶があります。それも推しが頑張っている証拠、私は全力でそれを尊重します。推しからの供給ですから当然幸せなわけです。
しかし、
自分自身の需要(コンテンツの消化能力)が対応できるかは話が別です。残念ながら私の場合は供給に対して需要が追い付いていませんでした。
「他の用事や仕事で
配信を見る時間が取れない」→「それが続くうちに
アーカイブがどんどん溜まり消化が困難になる」→「アーカイブを
見るのを断念する」
これらのループを
繰り返すうちに推し活が辛いと感じるようになっていました。推しのコンテンツを消化できない状態が苦痛に感じていたわけです。
ここで学んだのは
「配信をすべて見ようとすることはやめる」「関心の低いジャンルはスルーする」「見るのが難しい場合は全てスルーする」ということです。
私の場合は視聴する配信を
「雑談配信」「記念配信」に絞り込み、
それ以外の配信はリアタイできる時を除いて基本的にスルーすることにしました。得意分野に絞り込むことで、自分が持つ需要に適応できるよう調整することにしました。そうやって「推し疲れ」を乗り切ることができました。
2回目の推し疲れは
「仕事への過剰なストレス」によるものです。こちらは半年前から続いており、現在でも対応に追われ続けています。
推しからの供給も適切に受けることができ、最近ではリスナー同士の交流を持ち始めるなど、私の
推し活ライフは日に日に豊かになってなっていると感じ、円満に進んでいるように見える中、それを阻むのが
リアルでの不満です。私の場合は
仕事に対する不満がたまり続けた結果、
推し活そのものを蝕むことになってしまっているわけです。
配信を見たり、楽曲を聴くことで回復できるならまだ健全です。
度を超えたストレスを感じ続けていると、コンテンツの視聴そのものが苦痛へと変わってしまうこともあります。
ここでは私の好きなアーティストについて触れますが、そのアーティストの曲を聴くと
「今は聴きたくない」と拒否感を感じる時期が数か月にわたりありました。最初は代わりに
他の曲を聴くことで乗り切っていましたが、次第に
それらも聴けなくなっていました。最後に辿り着いたのは推しとは無関係なコンテンツ。もはや曲ですらありませんでした。もちろんその期間、配信のリアタイは全てシャットアウトしていました。
過度なストレスによって正面から推しと向き合えない結果、長期的に推し活を全力で楽しむことができなくなっていました。
現在は
ダメージが大きくて推しと向き合えない場合、推し活を休止しています。X(Twitter)の「いいね」も押さないことがあります。
そのままの精神で配信やX(Twitter)を見ても楽しくないし、長く推す上でも得策でないと感じたからです。
最近では日常生活にも支障をきたすような不調を感じ始めているため、手遅れになる前にできるところから解決に向けて動いております。解決できたら改めてそれらの経験を記事にするかもしれません。その時は参考にしていただけると幸いです。
6.万が一推しがいなくなったら?
答.推しがいない場合はそこでおわりです。
少々考えたくない事柄ではありますが、
何事にもいつか終わりは来るものです。それが何十年後ということもあれば、明日突然活動終了の報告ということもあります。いつか必ず終わりが来ます。
万が一私の
推しがその日を迎えた場合は、それは推し活終了を示します。それまで注ぎ続けた情熱は虚無へと向かうでしょう。他に見ている方がいなければ箱や界隈からも恐らく離れるでしょう。
冒頭にも書いた通り、
「推し」というものは作るのではなく、勝手にできるものです。探そうと思っても簡単に出会えるものではありません。悲しいことではありますが、情熱を注げるものがなければ次第にフェードアウトするのは必然といえます。
ただし、
「界隈との交流を断つ」「推し活引退を宣言する」などをする必要はありません。推しがいなくなっても、これまでの思い出は必ず個々の記憶に残ります。推し活で広がった世界を引き続き楽しめるなら楽しみましょう。私もどこかでVtuberのリスナー、同人音楽はひっそりと楽しむと思います。
7.結局推しってなんなんだ?
答.出会えばわかります。それまで気長に待ちましょう。
言葉で分かっていても、自分がどのようになるかは
実際に推しができるまでわかりません。推しができると
今までの考え方がすべてひっくり返るからです。その日が来るまではあまり深く考えずに過ごすのが無難でしょう。
ですが、このまま終わってしまっては
どうしても推しが欲しいと思っている人がモヤモヤすると思います。
「これから推しを作りたい」という方、私はその言葉を真っ向から否定するつもりはありません。推しを作るために死に物狂いで探して見つけた人が、
その人にとっての「本命」であれば、「推し」と言えるはずです。(その場合も最初に述べた「できる」にあたると思いますが...)
まずは自分が
興味のある分野のコンテンツを幅広く見てみましょう。まとめサイトは検索だけでは見つけられない人や作品を見つけるのに有効です。ただし、全て鵜呑みにせず、
必ず本人のチャンネルやコンテンツを見るようにしましょう。それが本当に自分に合うかどうかは本人の感性に頼るしかありません。突然ハマることもあれば楽しんでいるうちに深みに嵌まることもあります。
推しを自ら探すとなるとある程度の忍耐が必要です。焦らずじっくり探すことが大切だと思います。
ただし、間違ってはいけないのが
「とりあえずこの人を推しにしてみよう」という考え方です。そのような軽い気持ちで作っても、そこに情熱を注げなければすぐに離れてしまうと思います。
そのようにして作った方を本当に「推し」と言えるでしょうか?
一部では「推し活を始めてみよう」「私を推しにしてみませんか?」などと、中途半端な気持ちで推しを作るように促す言葉が散見されます。そうやってできたものには情熱を注ぐことはできませんし、幸せを感じることなんてできないと思います。その程度の気持ちで軽率に「推し変」や「降りる」という発言をするのは全ての活動者や推し活をする人に対して失礼です。「推し」と「普通の好き」は決定的に違います。一括りにしてはいけません。
ここまで長々と私の思う「推し」についての見解を書きました。「推し」のついての解釈は人それぞれなので、全ての方がこれらに当てはまるわけではありませんし、一律でこの考え方を押し付けるつもりもありません。しかし、目指すゴールはどの推しでも同じだと思っています。
「推しと、そのリスナーでできる空間が幸せで満ち溢れていること」
推しが末永く活動するに必要なことは何よりファンがついていること。それなくして活動は成り立ちません。一人ひとりが末永く応援し続けることが活動者の原動力となるわけです。
ですので、いつか自分が推しを持った時には決して無理せず、自分のペースで末永く推し続けることが大切だと思います。
それではよい推し活ライフを!!
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