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今回はちょっとマニアックな内容です。

ボクスターでドライブに行くようになってから、あらためて思うことがあります。

スポーツカーにとって大事なものはずばり、
「車重」と「ドラポジ」
※個人の感想です

人それぞれにクルマの重視ポイントはありますが、
スポーツカー好きの人なら共感いただけるのでは？


■「車重」
　クルマのレスポンスに直結します。

例えば、下記の３台、パワーウェイトレシオ 4kg/ps でスペック値は同じですが、
レスポンスの速さは全然違います。

１，車重1000kg / パワー250ps

２，車重1400kg / パワー350ps

３，車重1800kg / パワー450ps

車重が軽い程、慣性力が小さくなり、レスポンスが速くなるので、
意のままに操れる＝運転のしやすさ、楽しさが増すと思います。


■「ドラポジ」
　クルマとの一体感に直結します。

路面との距離が近い程、走ってる → すべってる という感覚が強くなります。
シートと体との密着度が高い程、クルマに乗ってる → クルマを着ている という感覚に近くなります。

まず、運転がしやすい姿勢になるようにシートを調整し、
それを維持したままできるだけ低い位置に下げると、
クルマや路面の状況を正確に感じ取れるので、
意のままに操れる＝運転のしやすさ、楽しさが増すと思います。


自分の場合でいうと、
AMG単独で乗ってる分には不満がなかったのですが、
ポルシェと乗り比べるとAMGに不満が出てしまうくらいのマニアックな話だと思います。



AMGもポルシェも、実用性とスポーツ性を高いレベルで両立してますが、
AMGの軸足は実用性、ポルシェの軸足はスポーツ性なので、
当たり前といったら当たり前なんですけどね。。




ボクスターの胸がすくドライビング体験には、ただただ夢中にさせられます♪


蛇足ですが、
「衝突安全性」と「環境性能」と「車重」と「コスト」、
どれもクルマにとって大事なものばかりですが、
これら全部を両立するのはかなり難しいですから、クルマメーカーの思想や技術力が現れます。

近頃の新型車、EVやHV、大きなサイズのクルマは、
ほぼ間違いなく「車重」が増えてるか、スペック表から「車重」が消されてますから、
最高速度、最大パワー、0-100km加速などの派手なスペック値に目線をそらされないようご注意を。。