Z50Zモンキーのタンク外観はレストア三種の神器、ソフト99ハンネリで良くなったのですが、肝心のガソリンタンクとしての機能がダメです。錆で穴が開いているからです(涙)。全オーナーはパテのようなもので塞いだようですが、また穴が開いています。このガソリン漏れで嫌になって乗らなくなったのであれば、エンジンなどが壊れて乗らなくなったわけではないのでラッキーかもしれません。現状で見えている錆穴は1個ですが・・・
パテをはがしていくと、錆穴が続々と・・・
穴が開きそうな部分はつついて穴をあけ、穴が開いている部分も淵を削っておきます。穴はハンダで埋めるので、できるだけ穴の周りの錆を耐水ペーパーでこすり落としておきます。
これは自己流の修理方法ですが、細かい真鍮メッシュを使って穴を覆うとともにハンダを強化します。リトルホンダでうまくいっている方法です。まずは全体を覆えるような形の網を作っておきます(まだ真鍮メッシュはハンダ付けしていませんよ。乗っけてるだけです)。
次に、ハンダを付けるところにフラックスを塗り(強酸なので取り扱い注意。手袋した方が良いです)、ホームセンターで買った板金ハンダを穴の周りの鉄板部分にのせていきます。ハンダで表面をメッキするような感じです。ハンダが乗らないところは改めてペーパーをかけて錆を取り、ハンダを乗せます(まだ穴はふさがっていません)。それができたら、個々の穴の大きさに大まかに切った真鍮メッシュを穴に貼ります(メッシュにもフラックスをお忘れなく)。メッシュはハンダメッキにくっつきつつ、メッシュもハンダで埋まります。写真のように小さく切ったメッシュで1つずつ穴をハンダで塞ぎます。
全部の穴を小さく切った真鍮メッシュで塞ぐと写真のようになります。ここに、横に置いてある最初に作った全体を覆う真鍮メッシュを付けていきます。穴の部分は最終的に真鍮メッシュが2重になるわけです。
大きな真鍮メッシュをハンダを持った部分にかぶせて、はんだごてで押さえて加熱すると真鍮メッシュが盛ったハンダの中に入っていきます。端から徐々にメッシュをハンダに埋めていきます。終わったものが以下の写真です。とりあえず塞がっていそうです。
フラックスを使っているので、はんだ表面に残っている黒いフラックスのかすを水でよく洗い流しておきます。フラックスは強酸ですから、洗わないでおくとまた錆びるようです。
この後は、タンクの中の洗浄と漏れのチェックをかねて、花咲かGで再度錆取りをしてみようと思います。リトホンのガソリンタンクはこの方法で補修して3年くらい経ってもOKなので、いけると思います!
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モンキーZ50Z | 日記
Posted at
2021/05/27 00:35:03